GK

EUROやコパ・アメリカ、東京五輪とビッグイベント目白押しの2020年が幕を開けた。令和元年となった2019年、サッカー界では多士済々のタレントたちがまばゆい輝きを放った。今回、フットボールチャンネル編集部では2019年にブレイクを果たした期待の若手選手11人をピックアップ。一体、誰が名を連ねたのだろうか。※2020年1月5日のものを再掲

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ディーン・ヘンダーソン(イングランド代表/シェフィールド・ユナイテッド)
生年月日:1997年3月22日(22歳)
今季リーグ戦成績:20試合出場/18失点 ※1月4日現在

 昨季はイングランド2部・チャンピオンシップで全46試合に出場してシェフィールド・ユナイテッドの昇格に大きく貢献するだけでなく、2部の最優秀GK賞も受賞。そして今季は、マンチェスター・ユナイテッドからの期限付き移籍期間を延長して残留すると、プレミアリーグで旋風を巻き起こす昇格組の中心選手としてゴールマウスに君臨する。名だたる強豪とも対峙しながら1試合1失点以下の好守を実現し、厳しいコースのシュートも全身を使って弾き出す。10月にはイングランド代表からの初招集も受けた。

DF

アーロン・ワン=ビサカ(U-21イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1997年11月26日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/0得点 ※1月4日現在

 昨季、クリスタル・パレスで大ブレイクを果たすと、夏に移籍金5500万ユーロ(約67億円)でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。長い手足を生かしたクモにも例えられる粘り強いディフェンスが信条で、大胆に右サイドを駆け上がる攻撃参加も相手の脅威となる。プレミアリーグでのプレーは実質2年目ながら評価はうなぎ上りだ。

ジャンルカ・マンチーニ(イタリア代表/ローマ)
生年月日:1996年4月17日(23歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/1得点 ※1月4日現在

 フィオレンティーナ育ちの長身センターバックは、昨季アタランタでチャンピオンズリーグ出場権獲得の立役者となってローマに引き抜かれた。新天地でもコスタス・マノラスが抜けた最終ラインで定位置を掴み、一足飛びに成長を続けている。背番号23へのこだわりからも分かる通り憧れはマルコ・マテラッツィだが、機動力やテクニックも兼ね備える現代型センターバックで、昨季セリエAで5ゴールを奪ったセットプレー時の得点力も大きな魅力だ。3月にはイタリア代表デビューも果たした。

パウ・トーレス(スペイン代表/ビジャレアル)
生年月日:1997年1月16日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/1得点 ※1月4日現在

 ビジャレアル生まれで6歳からビジャレアルで育成された生え抜きセンターバックは、昨季レンタル先の2部マラガで飛躍のきっかけをつかんで復帰。念願のトップチーム契約を手にした今季はビジャレアルで定位置を掴み、スペイン代表デビュー戦となった11月のマルタ戦でいきなり初ゴールも奪った。

 左足から繰り出されるパス精度は非常に高く、競り合いもスピード対応も苦にしないバランスのとれた貴重な才能の持ち主だ。地元出身のビジャレアル所属としては初の代表選手となり、ファンの期待を一身に背負う逸材は、いまやアーセナルやマンチェスター・シティから関心を寄せられるまでになった。

アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:2000年11月2日(19歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/1得点 ※1月4日現在

 カナダ代表最年少デビュー記録を持つ神童は、1月にバイエルン・ミュンヘンの一員になると徐々に試合出場を重ねて、今ではチームに欠かせないキーマンの1人になった。今季は左サイドバックの主戦として定位置を確保し、圧倒的な走力でサイドを制圧する。ビッグプレーヤーへの道を順調に突き進む19歳は、大先輩ダビド・アラバがそうであるように、名門バイエルンを向こう10年支えうる逸材だ。

MF

ニコロ・ザニオーロ(イタリア代表/ローマ)
生年月日:1999年7月2日(20歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/4得点 ※1月4日現在

 イタリアに現れた新たなビッグスター候補は、身体もプレーも特大のスケールを誇る。左足のテクニックに優れ、ゴールに突進していく迫力も抜群。イタリア代表でも徐々に存在感を増してきており、名だたるビッグクラブからも引く手数多の逸材だ。ただ、精神的に未熟な部分を覗かせることがある点は要改善。

マルティン・ウーデゴー(ノルウェー代表/レアル・ソシエダ)
生年月日:1998年12月17日(21歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/4得点 ※1月4日現在

 16歳でレアル・マドリーに加わった神童は、10代で一度「過大評価」の烙印を押されて表舞台から消えかけた。それでも昨季、オランダ1部のフィテッセでリーグ戦31試合に出場して8得点11アシストとまばゆい輝きを放つと、今季もレンタル先のレアル・ソシエダでリーグ屈指の攻撃的MFとして豊かな才能を発揮。再び評価が高まり、2年間のレンタル期間終了を待たずにマドリーが復帰させるのではないかと囁かれる。この1年で周囲からの見方が劇的に変わった選手の1人で、やはり才能の大きさに疑いの余地はない。

久保建英(日本代表/マジョルカ)
生年月日:2001年6月4日(18歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/1得点 ※1月4日現在

 FC東京でレギュラーに定着した2019年、開幕から圧巻のパフォーマンスを披露して6月に18歳となった久保が移籍先に選んだのは、古巣のバルセロナではなく、その宿敵レアル・マドリーだった。当初はBチームからのスタートが予定されていたが、プレシーズンでトップチームの中に入って好プレーを披露すると、一転して昇格組のマジョルカへ期限付き移籍することに。

 初の欧州トップリーグ挑戦ながら、すぐにチームの中心となってマジョルカの攻撃に欠かせない存在となっている。他クラブとのチーム力の差があって、ポテンシャルの全てを発揮しきれていないのは気がかりだが、日本代表にも定着し、この1年で選手として大きな飛躍を遂げて成長し続けている。

ジェイドン・サンチョ(イングランド代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:2000年3月25日(19歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/9得点 ※1月4日現在

 マンチェスター・シティからドルトムントに加わって2シーズン目だった昨季、リーグ戦で12得点17アシストという驚異的な結果を残して注目度が一気に高まった。今季もすでにリーグ戦15試合に出場して9得点10アシストとアクセル全開で、プレミアリーグ方面からの移籍の噂が絶えない。2年前のU-17ワールドカップ優勝メンバーだったが、いまやイングランド代表でも中心的存在になり、19歳にして市場価値は1億2000万ユーロ(約150億円)まで跳ね上がっている。

FW

ジョアン・フェリックス(ポルトガル代表/アトレティコ・マドリー)
生年月日:1999年11月10日(20歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/2得点 ※1月4日現在

 昨季彗星の如く現れ、ベンフィカで大ブレイクを果たしたポルトガルの次世代を背負うであろうスーパータレント。夏には1億2600万ユーロ(約153億円)という破格の移籍金でアトレティコ・マドリーに引き抜かれ、一躍時の人となった。まだ新天地では本領発揮に至っていないが、柔らかいテクニックと抜群の決定力を備え、フィニッシュの局面で違いを作れることはベンフィカ時代に証明済。クリスティアーノ・ロナウドの後継者になりうるポテンシャルを秘めている。

アーリング・ブラウト・ハーランド(ノルウェー代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:2000年7月21日(19歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/16得点(レッドブル・ザルツブルクでのもの) ※12月31日現在

 今年1月にノルウェーの名門モルデからレッドブル・ザルツブルクに加入してから半年は、次の大きなジャンプのためにかがむ期間だった。夏のU-20ワールドカップで1試合9得点という離れ業をやってのけ、得点王のタイトルも獲得すると、迎えた新シーズンでも圧巻ゴールラッシュを披露。

 リーグ戦では1試合1得点以上のペースでゴールを積み重ね、自身初参戦のチャンピオンズリーグ(CL)でも開幕戦から5試合連続ゴール、グループリーグだけで8得点という驚異のパフォーマンスを披露した。10代の選手でCL5試合連発は史上初の快挙だ。この冬、マンチェスター・ユナイテッドやユベントスへの移籍が噂される中、ボルシア・ドルトムント行きを決断。確実なステップアップを選び、初挑戦のドイツでも大暴れが期待される。

フォーメーション

▽GK
ディーン・ヘンダーソン(イングランド代表/シェフィールド・ユナイテッド)

▽DF
アーロン・ワン=ビサカ(U-21イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)
ジャンルカ・マンチーニ(イタリア代表/ローマ)
パウ・トーレス(スペイン代表/ビジャレアル)
アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バイエルン・ミュンヘン)

▽MF
ニコロ・ザニオーロ(イタリア代表/ローマ)
マルティン・ウーデゴー(ノルウェー代表/レアル・ソシエダ)
久保建英(日本代表/マジョルカ)
ジェイドン・サンチョ(イングランド代表/ボルシア・ドルトムント)

▽FW
ジョアン・フェリックス(ポルトガル代表/アトレティコ・マドリー)
アーリング・ブラウト・ハーランド(ノルウェー代表/ボルシア・ドルトムント)