レアル・マドリードからインテルへ移籍する可能性が高くなったとみられているモロッコ代表DFアクラフ・ハキミだが、マドリーは将来的に同選手を買い戻すことを可能とする契約条項も設定するようだ。スペイン紙『アス』が29日に伝えた。

 マドリー下部組織出身のハキミは昨季からレンタル中のボルシア・ドルトムントでの活躍で大きく評価を高めた。来季以降マドリーに復帰してプレーすることも見込まれていたが、ここ数日でインテルへの完全移籍が濃厚になったと盛んに報じられている。

 マドリーはあくまでダニ・カルバハルを右サイドバックのファーストチョイスと考えており、ハキミはレギュラーとしてプレーするため他クラブへの移籍を決めたとみられている。報道によれば移籍金4000万ユーロ(約48億円)+ボーナス500万ユーロ(約6億円)でのイタリア行きが決定間近のようだ。

 だがマドリーとしても、生え抜きの有望な若手選手の復帰の可能性を完全に閉ざす気はないようだ。ハキミがインテルと交わすことになると見込まれる5年間の契約期間中に、同選手を優先的に再獲得できる条項を設定すると報じられている。

 一定額を提示すればインテル側の意思にかかわらず再獲得できる「買い戻し」条項ではなく、第三者クラブがハキミ獲得に向けてインテルにオファーを出した場合にマドリーが優先的に交渉できる条件だとみられている。インテルは他クラブからの移籍金提示額をマドリーに伝えることが義務付けられ、マドリーはそのオファーと同額を提示することで、インテルに放出の意思があればハキミを再獲得できるという形となる。