15位:アーセナルのエース

世界各国から選手が集うイングランド・プレミアリーグで最高の選手は誰か? フットボールチャンネル編集部では、各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたプレミアリーグ所属選手のランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
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FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表/アーセナル)
生年月日:1989年6月18日(31歳)
市場価格:5600万ユーロ(約67.2億円)
今季リーグ戦成績:36試合出場/22得点3アシスト

 2シーズン連続の得点王獲得は叶わなかったものの、ピエール=エメリク・オーバメヤンは昨季に並ぶ22得点をマークした。序盤から低迷したアーセナルではシーズン途中からキャプテンを任され、ピッチ内外で重責を背負っている。

 フランス育ちのオーバメヤンは、スカウトを務める父が所属するACミランの下部組織でもプレーしている。その後はフランスのクラブを渡り歩き、サンテティエンヌでブレイク。13/14シーズンに移籍したドルトムントではブンデスリーガ屈指のFWに成長し、31ゴールを挙げた16/17シーズンには得点王に輝いている。

 爆発的な「スピード」は、カウンターで相手の脅威になる。ゴール前での得点感覚に優れ、コントロールショットの精度も高い。ゴール前では相手のマークを外す動きがうまく、クロスボールを合わせてゴールを
決めることも多い。今季はウイングで守備のタスクも担いながら、昨季に並ぶゴール数をマークした。

14位:シティの新たな心臓

MF:ベルナルド・シウバ(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年8月10日(25歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:34試合出場/6得点7アシスト

 ベルナルド・シウバはマンチェスター・シティで攻撃のタクトを振っている。正確無比なクロスボールは味方にピンポイントで合わせることができる。針の穴を通すようなスルーパス、一瞬の隙を突いて放たれるシュートはプレミアリーグでも屈指の破壊力を持っている。

 ベンフィカの下部組織で育ち、モナコでブレイク。現在はポルトガル代表とマンチェスター・シティというスタイルが異なるチームでプレーしているが、適応できる器用さを持っている。「フィジカル」や「空中戦」の強さでは劣るが、シティでは「ドリブル」や「テクニック」といった特長が存分に活かされている。

 シティが国内3冠を獲得した昨季は公式戦51試合に出場。13得点14アシストと大活躍で、選手やファンが選ぶ年間最優秀選手に選ばれた。ダビド・シルバが今季限りで退団することもあり、ベルナルド・シウバにかかる期待はより一層増していくだろう。

13位:最高峰のボールハンター

MF:エンゴロ・カンテ(フランス代表/チェルシー)
生年月日:1991年3月29日(29歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/3得点0アシスト

 若き日のエンゴロ・カンテは全国的に無名な存在だった。しかし、13/14シーズンにカーンをリーグアン昇格に導くと、15年夏にレスター移籍を果たした。このシーズン、クラウディオ・ラニエリ監督によってセントラルMFに抜擢されたカンテは、「レスターの奇跡」の立役者となった。

「地球上の71%は水で覆われている。残りの29%はカンテがカバーしている」と評されたように、無尽蔵のスタミナでピッチ全体をカバーし、群を抜く球際の強さでボールを奪う。守備面での貢献をフォーカスされることが多いが、もともと攻撃的な選手だったこともあり、攻撃でも貢献できる。マウリツィオ・サッリ監督の下ではインサイドハーフとしても高い能力を示している。

 チェルシーに加入して4シーズン目の今季は度重なる怪我に悩まされ、リーグ戦の出場はプレミア移籍後最少の22試合に留まっている。上位10チームで最多の54失点を数えたチェルシーにとって、ボールハンターの不在が大きく響いたシーズンとなった。

12位:マンUの新たな指揮者

MF:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1994年9月8日(25歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
今季リーグ戦成績:17試合8得点7アシスト(スポルティング)
14試合出場/8得点7アシスト(マンU)

 ブルーノ・フェルナンデスは今年1月にスポルティング・リスボンからマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、瞬く間にチームに欠かせない存在となった。8位で前半戦を折り返したチームの3位フィニッシュに貢献。2カ月連続でプレミアリーグ月間最優秀選手に輝く活躍でユナイテッドの救世主となった。

 攻撃のスイッチを入れる縦パスや、味方の動きを見逃さないスルーパスでチャンスを生み出す。視野が広く、ポジショニングに秀でるフェルナンデスは、加入してすぐに指令塔として攻撃の核になった。

 昨シーズンはスポルティングで20得点をマークしているように、シュートの精度も高い。プレースキックも得意で、ボーンマス戦では直接FKを決めている。フィジカルやスピードで勝負する選手ではないが、トップ下で輝くために必要な能力を備えた選手と言えるだろう。

11位:いぶし銀のゴールハンター

FW:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1988年6月2日(32歳)
市場価格:5200万ユーロ(約62.4億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/16得点4アシスト

 セルヒオ・アグエロはアトレティコ・マドリードからマンチェスター・シティに加入して9年目を迎えた。加入1年目の11/12シーズン最終節で優勝を決定づけた逆転ゴールは記憶に新しく、9シーズンでシティを4度の優勝に導いている。

 アグエロはアルゼンチン出身FWらしいストライカーだ。ボックス内での駆け引きに優れているので、上背がなくてもプレミアリーグの屈強なDFたちと競り合うことができる。パンチ力のあるシュートも魅力で、ミドルレンジからゴールを奪うことができる。

 今季は6月に左膝を負傷して手術したため、残りの試合を欠場している。今季は16得点だったが、20得点以上だったシーズンは通算で6度を数え、歴代4位の180得点を挙げている。プレミアリーグ屈指のゴールハンターは6月に32歳となったが、これからもまだまだ活躍を続けるだろう。

【了】