元スペイン代表のGKイケル・カシージャスが、正式に現役引退を表明した。4日に自身の公式SNSアカウントで声明を投稿している。

 現在39歳のカシージャスはレアル・マドリードとスペイン代表の正守護神として長年にわたって活躍。2015年にはマドリーからポルトへ移籍し、ポルトガルの名門クラブでもゴールを守り続けた。

 昨年5月には練習中に心臓発作を起こし、プレー続行は困難な状況となった。復帰を目指してトレーニングを行っていたが、今年2月にはスペインサッカー連盟(RFEF)会長選への出馬を表明することで、事実上現役を引退した形となっていた。

 ポルトのサポーターの間では、カシージャスを今季の優勝メンバーの一員とするため、わずかな時間でも試合に出場させてほしいと訴える活動も行われた。その望みが叶うことはなかったが、1日に行われたタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル杯)決勝でポルトが優勝を飾った際には、カシージャスも他のメンバーとともにトロフィーを掲げた。

 その決勝を最後にシーズンが終了したことで、今回カシージャスは改めて正式に引退を表明した。「今日はスポーツ人生で最も大事で最も難しい日のひとつだ。お別れを言う時が来た」と述べ、家族やチームメートたち、監督たち、クラブ、ファンなどへの感謝の思いを綴っている。

 カシージャスはマドリーの下部組織で育ち、1999年に18歳でトップチームデビュー。16年間にわたってほぼ不動の正GKを務め、3度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝や5度のリーガエスパニョーラ優勝など数多くのタイトルを獲得した。スペイン代表でも2010年ワールドカップや2大会のEUROで優勝。CLの歴代最多出場記録やスペイン代表の歴代最多キャップ数などの記録も保持している。