バーゼルの予想先発メンバー

いよいよ再開を迎えるUEFAヨーロッパリーグ(EL)。まずはラウンド16の2ndレグから、今季最後のタイトルに向けた戦いが始まる。1stレグで0-3と大勝したスイスのバーゼルが本拠地にフランクフルトを迎える一戦はどんな試合になるだろうか。両クラブの現状や、先発出場メンバーを占う。
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システム:4-2-3-1

▽GK
ジョルジェ・ニコリッチ

▽DF
シルバン・ヴィドナー
エライ・キュマルト
オマル・アルデルテ
ヤスパー・ファン・デル・ヴェルフ

▽MF
ファビアン・フライ
タウラン・ジャカ
ヴァレンティン・シュトッカー
サムエレ・カンポ
リッキー・ファン・ヴォルフスビンケル

▽FW
ケマル・アディミ

 バーゼルはスイス・スーパーリーグを3位で終えている。33節で2位のザンクト・ガレンを大差で撃破して勝ち点差を3に縮めたが、ラスト3試合で勝つことができなかった。

 8月3日にリーグ最終節を戦ったバーゼルは中2日でフランクフルトとの一戦に臨む。ファビアン・フレイやヤスパー・ファン・デル・ヴェルフのように出ずっぱりの選手も多いが、リーグ最終戦では主力の多くをベンチに置いて休ませている。

 ザンクト・ガレン戦で負傷した正GKのヨナス・オムリンはフランクフルト戦の出場が危ぶまれている。さらに、元スイス代表MFのルカ・ズフィは2月に負った前十字靭帯断裂のリハビリ中で、アフィミコ・プルルは直近2試合を欠場している。リーグ戦終盤のメンバーから大きく変わることはないと思われるが、プルルがプレーする左サイドハーフにはシーズン終盤に途中出場から2得点を決めたリッキー・ファン・ヴォルフスビンケルの起用を予想している。

フランクフルトの予想先発メンバー

システム:3-4-1-2

▽GK
ケビン・トラップ

▽DF
ダビド・アブラアム
長谷部誠
マルティン・ヒンターエッガー

▽MF
ダニー・ダ・コスタ
シュテファン・イルザンカー
セバスティアン・ローデ
フィリップ・コスティッチ
鎌田大地

▽FW
アンドレ・シウバ
バス・ドスト

 6月27日にリーグ戦終えたチームは一旦オフに入ったが、先月末から準備を進めている。31日には新シーズンに向けて準備を進めるモナコと対戦し、20人のフィールドプレーヤーが45分ずつプレーした。

 長谷部誠はリーグ戦終了後に日本に帰国し、膝の関節遊離体除去の手術を受けていた。手術は軽微なもので、31日のテストマッチでも45分プレーしており、バーゼル戦の出場に支障はないとみられている。

 ここまで予選を含めたEL13試合中10試合に出場しているマヤト・ガチノビッチと26歳のルーカス・トロは新天地を探すため、チームに合流していないという。しかし、主力メンバーはモナコ戦で揃ってプレーしている。中盤のジブリル・ソウは出場停止となるが、それ以外はベストメンバーを送り込んでくるだろう。

マッチプレビュー

 昨シーズンのELでベスト4に進出したフランクフルトは、ラウンド16・1stレグでバーゼルをホームに迎えた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この日のコメルツバンク・アレーナにはこれまで選手たちを後押ししてきたサポーターを入れることができなかった。

 バーゼルはサムエレ・カンポの直接FKで27分に先制に成功。GKのロングフィードから追加点を奪い、85分にダメ押しの3点目を決めた。

 バーゼルが3点のアドバンテージを得て迎えるホームでの2ndレグは、バーゼルの圧倒的有利と見ていい。今季は国内リーグ最少の38失点をマークしており、ELでもここまで9試合で4失点に抑えている。フランクフルトが大量得点を奪うのは難しいだろう。

 負傷のオムリンに代わってジョルジェ・ニコリッチがバーゼルのゴールマウスを守ることになるだろう。世代別のセルビア代表経験もあるニコリッチは今季、ELで2試合に先発しており、ともにクリーンシート(無失点)での勝利に貢献している。

 リーグ最終戦からは中2日となるが、最終戦では主力のほとんどが先発から外れており、先発したフライやエライ・キュマルトもハーフタイムでベンチに下がっている。リーグ戦の成績ではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃したが、オーストリア代表監督の経験もあるマルセル・コラー監督は、ELに照準を合わせているはずだ。

 少なくとも3得点以上が必要になるフランクフルトでは鎌田大地の活躍に期待が高まる。グループステージのアーセナル戦で後半に2得点を決めて逆転勝利の立役者となり、ザルツブルクとのラウンド32・1stレグではハットトリックの大活躍。リーグ戦では中断前までゴールがなかったが、再開後は2得点3アシストと好調を維持している。大量得点を奪うためには鎌田の爆発が必要になる。

【了】