20位:セビージャの新エース

世界各国から選手が集うスペイン、ラ・リーガで最高の選手は誰か? フットボールチャンネル編集部では、各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたラ・リーガ所属選手のランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
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FW:ルーカス・オカンポス(アルゼンチン代表/セビージャ)
生年月日:1994年7月11日(26歳)
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
今季リーグ戦成績:33試合出場/14得点3アシスト

 ルーカス・オカンポスは今季加入したセビージャでチームトップの14得点を挙げた。利き足がどちらかわからないほど両足で蹴ることができ、両ウイングでプレーが可能。カットインからのシュートや、縦への突破など、バリエーションが多いウインガーだ。

 アルゼンチンの名門、リーベルプレート出身のオカンポスは、18歳のときに欧州に渡った。最初にプレーしたのはリーグ・アンのモナコで、15年冬にマルセイユに移籍。セリエAへの期限付き移籍を経て復帰したマルセイユでブレイクした。

 今季のセビージャは敏腕で知られるモンチがスポーツダイレクターに復帰し、大型補強を敢行した。その1人だったオカンポスは、第6節で初ゴールを記録すると、そこから8試合で5ゴールを固め打ちした。実績のあるチームメイトたちを差し置いてPKのキッカーを任されていることには、フレン・ロペテギ監督の信頼を窺える。

19位:円熟味を増すバロンドーラー

MF:ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/レアル・マドリード)
生年月日:1985年9月9日(34歳)
市場価格:1200万ユーロ(約14.4億円)
今季リーグ戦成績:31試合出場/3得点8アシスト

 ルカ・モドリッチは在籍8年目となる今季も主力としてプレーし、レアル・マドリードの3季ぶりのリーガ優勝に貢献した。

 豊富な運動量とインテリジェンスの高さに裏付けされたポジショニングでピッチを動き回る。スペースがあれば自ら運び、フリーの味方がいれば距離の長短にかかわらず正確に届ける。守備ではインターセプトやタックルで相手のチャンスを摘む。勝負強いレアル・マドリードにとって、モドリッチの存在はなくてはならない存在である。

 レアルはモドリッチ加入後の8シーズンでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を4度制覇している。その4回の決勝のすべてにモドリッチはフル出場。来月には35歳になるが、いぶし銀の活躍でジネディーヌ・ジダン監督が率いるチームを支えている。
<h2>18位:攻撃を組み立てる左利きのCB

DF:クレマン・ラングレ(フランス代表/バルセロナ)
生年月日:1995年6月17日(25歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
今季リーグ戦成績:28試合出場/2得点1アシスト

 クレマン・ラングレはリーグ・ドゥ(フランス2部)に所属するナンシーの下部組織からトップチームに昇格した。ナンシーをリーグ・アン昇格に導くと、17年1月にセビージャにステップアップ。ここでもすぐにレギュラーに定着し、18年夏にバルセロナに移籍している。

 左足から放たれる精度の高いパスで、最終ラインからバルセロナの攻撃を組み立てる。課題としていた対人守備も年々改善されており、今季は71%のデュエル勝率をマークしている。

 同僚のサミュエル・ウンティティとはクラブと代表の両方でポジションを争っている。1月のキケ・セティエン監督就任直後はベンチに座る試合も多かったが、シーズン終盤はウンティティの怪我もあり、ラングレがポジションを奪い返している。

17位:レアル不動のエース

FW:カリム・ベンゼマ(元フランス代表/レアル・マドリード)
生年月日:1987年12月19日(32歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:37試合出場/21得点8アシスト

 2009年夏にオリンピック・リヨンから移籍して以来、カリム・ベンゼマはレアル・マドリードでポジションを守り続けている。在籍11シーズンで公式戦513試合に出場し、挙げたゴールは249。クラブ史に名を残すストライカーと言っていいだろう。

 かつての相棒はクリスティアーノ・ロナウドだった。ゴールが少ないシーズンもあったが、ロナウドとの連係は抜群で、4度の欧州制覇を含む数々のタイトル獲得に貢献している。

 187cmと恵まれた体格を活かしたパワフルなプレーが持ち味で、巧みなポストプレーで前線の起点となる。一方で、ドリブルやテクニックにも秀でており、引いた位置やサイドからチャンスメイクをすることもできる。17/18シーズンは5得点に終わったが、ロナウドが抜けた昨季からは2季連続でリーグ戦21得点をマーク。ストライカーとしての才も改めて示している。

16位:アーセナルが狙う万能MF

MF:トーマス・パーテイ(ガーナ代表/アトレティコ・マドリード)
生年月日:1993年6月13日(27歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
今季リーグ戦成績:35試合出場/3得点0アシスト

 自陣でボールを奪ったかと思えば、ゴール前にも顔を出してチャンスに絡む。トーマス・パーテイは典型的なボックス・トゥ・ボックス型のMFで、アトレティコ・マドリードの中盤に君臨する。

 ガーナで生まれ育ったトーマスは、アトレティコのカンテラ(下部組織)に加入した。期限付きで移籍したマジョルカとアルメリアで主力としてプレーし、15/16シーズンからアトレティコのトップチームに定着。怪我が少ないのも特徴で、17/18シーズン以降はレギュラーとして毎年30試合以上に出場している。

 強靭なフィジカルが最大の特徴だ。豊富な運動量とボール奪取能力はアトレティコに不可欠な存在で、ディエゴ・シメオネ監督の信頼を掴んでいる。また、アーセナルがトーマスの獲得に乗り出しており、父親は移籍を望んでいるとも報じられている。

【了】