15位:チェルシーの新たな得点源

世界各国から選手が集うイングランド・プレミアリーグで最高のストライカーは誰か? フットボールチャンネル編集部では、各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたプレミアリーグ所属選手のランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
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FW:クリスティアン・プリシッチ(アメリカ合衆国代表/チェルシー)
生年月日:1998年9月18日(21歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/9得点6アシスト

 今季からチェルシーでプレーするクリスティアン・プリシッチは、レアル・マドリードに移籍したエデン・アザールの後釜に据えられた。リバプールとのUEFAスーパーカップでは先制点をアシストし、10月にはプレミアリーグではクラブ史上最年少となるハットトリックをマーク。1年目からポジションを確立している。

 元サッカー選手の父を持つプリシッチは、幼少期をイングランドで過ごしている。その後はアメリカに戻ったが、16歳の時にドイツに渡ってドルトムントと契約を結び、1年後にはトップチームデビューを果たした。

 縦への突破力を武器とするドリブラーだが、チャンスメイクでもフィニッシュでも貢献ができる。プレーの幅が広く、両サイドでプレーすることが可能だ。チェルシー加入1年目ながら、21歳とは到底思えない落ち着いたプレーで攻撃陣の軸になっている。

14位:アーセナル史上最高額で加入

FW:ニコラ・ペペ(コートジボワール代表/アーセナル)
生年月日:1995年5月29日(25歳)
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
今季リーグ戦成績:31試合出場/5得点6アシスト

 アーセナルは昨夏、クラブ記録となる7200万ポンド(約95億円)の移籍金でリールのニコラ・ペペを獲得した。公式戦8得点10アシストという今季の数字はリール時代に比べると見劣りするが、ペペのポテンシャルは随所で発揮されていた。

 ペペの最大の特徴は左足から放たれる精度の高いキックにある。後半途中から出場したギマラエス戦では直接FKを2本決めて逆転勝利に導くなど、ゴールのほとんどを左足で決めている。リール時代はPKのキッカーを任され、多くのゴールを決めていた。

「スピード」に乗ったドリブルと鋭い切り返しを武器に右サイドを突破する。精度の高いクロスは味方にピンポイントで通り、ミドルシュートは四隅に蹴り分けられるほどコントロールに優れている。左利きの右ウイングで、得点力よりもチャンスメイクに秀でたウインガーというイメージが強い。周囲との連係も深まる来季はより一層の活躍が期待されている。

13位:ポルトガルの至宝

FW:ディオゴ・ジョッタ(ポルトガル代表/ウォルバーハンプトン)
生年月日:1996年12月4日(23歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
今季リーグ戦成績:34試合出場/7得点1アシスト

 ディオゴ・ジョタは17歳のときに所属するポルトガルのパソス・フェレイラでトップチームデビューしている。翌シーズンに12得点8アシストと活躍すると、アトレティコ・マドリードへとステップアップを果たした。

 しかし、19歳のジョタはディエゴ・シメオネ監督の構想から漏れてポルトへ期限付き移籍。1年後にはチャンピオンシップ(2部)のウォルバーハンプトンに移籍した。17得点6アシストの活躍でプレミアリーグ昇格に導くと、17/18シーズンからは完全移籍へと切り替わっている。

「スピード」に乗った「ドリブル」でゴール前に侵入していく。細かいボールタッチを刻むため、ファウルを受ける機会も多い。守備でも貢献ができる選手で、ボール奪取能力にも優れている。昨年はポルトガル代表でもデビューし、ワールドクラスのアタッカーへの階段を上っている。

12位:在籍7年、ベイルの後釜

FW:エリク・ラメラ(アルゼンチン代表/トッテナム)
生年月日:1992年3月4日(28歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/2得点3アシスト

 ガレス・ベイルがレアル・マドリードに移籍した際に多額の移籍金を手にしたトッテナムは、7人の代役を獲得した。その多くが失敗に終わった中で、7年経った現在もチームに残っている唯一の選手が、当時のクラブ史上最高額の移籍金で獲得したエリク・ラメラだ。

 ベイルが背負っていた背番号11を受け継いだラメラだが、トッテナムでは序列を落とした時期もあった。2度の手術を受けて13か月に渡ってピッチを離れたこともあったが、カムバックを果たしている。

「テクニック」と足元の技術の高さがラメラの特徴で、一瞬で局面を打開できる左足のキックを持っている。囲まれてもボールを失わない技術があり、スペースに潜り込んでチャンスを窺う。ジョゼ・モウリーニョ監督就任後は後半途中から投入されることが多く、状況を打開する役割を任されている。

11位:トッテナムのスピードスター

FW:ルーカス・モウラ(ブラジル代表/トッテナム)
生年月日:1992年8月13日(28歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:35試合出場/4得点4アシスト

 ブラジル出身のルーカス・モウラが欧州へ渡ったのは20歳のときで、サン・パウロからパリ・サンジェルマンへと移籍している。5年間で公式戦229試合に出場し、18年1月にトッテナムへ加入した。

 公式戦15得点を挙げた昨季はチームの躍進を象徴する大活躍を見せた。アヤックスと対戦したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝では2ndレグでハットトリックを達成。大黒柱のハリー・ケインを欠く中で、クラブ史上初の決勝進出の立役者となった。

 爆発的な「スピード」が武器で、スペースでボールを持ったモウラは相手にとって大きな脅威になる。PSGではウイングでプレーすることが多かったが、ケインしかセンターフォワードがいないトッテナムでは中央でプレーすることも少なくない。好不調の波が激しいのが欠点だが、ハマったときの破壊力はプレミアリーグでも屈指のものがある。

【了】