バルセロナは、最終的にFWリオネル・メッシを売却せざるを得なくなるとすれば、2億2200万ユーロ(約279億円)以上という金額を移籍金の最低ラインだと考えているという。カタルーニャ『RAC1』が報じたとして『アス』紙が伝えている。

 メッシはバルセロナに対して今夏の退団を要求する文書を送付したと報じられ、大きな騒動を引き起こしている。これまでのキャリアをバルセロナ一筋で過ごしてきたビッグスターの去就に俄然注目が集まる状況となった。

 2021年6月まであと1年残されているバルセロナとメッシの契約には、7億ユーロ(約881億円)の契約解除金が設定されている。だがメッシが「シーズン終了」となる今年6月10日の20日前までに退団の意志を伝えれば、契約解除金無しで退団できるという契約条項が設定されていたようだ。その期日は過ぎているものの、新型コロナウイルスの影響によりシーズンが延長されたことで、期限も延長されたとメッシ側は主張しているようだ。

 だが仮に「シーズン終了」をチャンピオンズリーグ決勝が行われた8月23日だとしても、メッシはその20日前までに退団の意志を伝えてはいない。そのためクラブ側は、契約解除金を無効とする条項が失効したことは確実視しているとみられる。

 その上で、メッシの退団の意思が固いのであれば、いずれにしてもクラブに引き止めることは難しいと覚悟している部分もあるようだ。7億ユーロという金額を支払うことができるクラブは存在しないと考えられるため、実際の移籍金の金額はクラブ間の交渉次第となることが見込まれる。

 バルセロナはその金額の下限を、サッカー界の移籍金の史上最高額である2億2200万ユーロに設定しているという。これはFWネイマールが2017年にバルサからパリ・サンジェルマンへ移籍した際に支払われた金額。当時のネイマールが25歳、現在のメッシが33歳という年齢の差はあるが、それでも史上最高額の更新は最低条件だと考えているようだ。