20位:パラグアイのディ・マリア

世界各国から選手が集うイングランド・プレミアリーグで最高のウインガーは誰か? フットボールチャンネル編集部では、各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたプレミアリーグ所属選手のランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
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MF:ミゲル・アルミロン(パラグアイ代表/ニューカッスル)
生年月日:1994年2月10日(26歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
今季リーグ戦成績:36試合出場/4得点2アシスト

 ミゲル・アルミロンは母国パラグアイからアルゼンチン、アメリカ合衆国を経てイングランドにやってきた。メジャーリーグサッカー(MLS)ではアタランタ・ユナイテッドをリーグ制覇に導く活躍を見せている。

 アルミロンにはマンチェスター・ユナイテッドが関心を示し、アーセナルは期限付きでの獲得を打診していた。しかし、ニューカッスルがクラブ史上最高額となる2000万ポンド(約29億円)の移籍金で昨年1月に獲得している。

 右ウイングやトップ下でプレーすることが多いが、左ウイングやインサイドハーフなども器用にこなす。DFラインの裏を取る「スピード」に優れ、マークをはがす「テクニック」や「ドリブル」も秀でている。そのプレースタイルはアンヘル・ディ・マリアに例えられ、パラグアイ代表では中心的存在になっている。

19位:筋骨隆々のアタッカー

FW:アダマ・トラオレ(スペイン代表/ウォルバーハンプトン)
生年月日:1996年1月25日(24歳)
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
今季リーグ戦成績:37試合出場/4得点9アシスト

 サッカー界には多くのアダマ・トラオレがいるが、最も優れたフィジカルを持っているのはウォルバーハンプトンのスペイン人FWだろう。筋骨隆々な肉体は、大柄な選手が揃うプレミアリーグでも異彩を放っている。

 バルセロナのカンテラ(育成組織)出身だが、トップチームには上がれなかった。19歳のときにイングランドに渡り、昨シーズンからはウォルバーハンプトンでプレー。先日発表されたスペイン代表にも初選出を果たしている。

 驚異的なトップスピードを誇るスプリント力と、相手のタックルをものともしないフィジカルが最大の武器だ。ボールを持ったときのプレーの選択肢も徐々に増えており、その完成度が高まればプレミアリーグを代表するアタッカーへと登り詰めるだろう。

18位:ポリバレントなスペイン人MF

MF:パブロ・フォルナルス(スペイン代表/ウェストハム)
生年月日:1996年2月22日(24歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
今季リーグ戦成績:36試合出場/2得点5アシスト

 マラガで頭角を現したパブロ・フォルナルスは、下部組織でプレーしたビジャレアルを経て、昨夏ウェストハムに加入した。バルセロナやアーセナルも関心を示していたフォルナルスの獲得に、ウェストハムは2400万ポンド(約33億円)を支払ったと言われている。

 2列目でのプレーを得意としているが、チーム事情に応じてインサイドハーフでもプレーすることができる。運動量が豊富でボール奪取力に優れており、守備でも貢献できる。得点数やアシスト数は決して多くないが、ゲームメイカーとして中盤のつなぎ役になる選手だ。

17位:カナリア諸島出身のチャンスメイカー

FW:アジョセ・ペレス(スペイン/レスター)
生年月日:1993年7月23日(27歳)
市場価格:2400万ユーロ(約28.8億円)
今季リーグ戦成績:33試合出場/8得点4アシスト

 スペインのテネリフェ島出身のアジョセ・ペレスは、21歳のときにニューカッスルに移籍した。1年目からレギュラーを獲得し、18/19シーズンには12得点をマーク。昨夏、ブレンダン・ロジャース監督率いるレスターに、3000万ポンド(約41億円)とも言われる移籍金で移籍している。

 センターフォワードからサイドハーフまで、攻撃的なポジションはどこでもこなせるペレスだが、レスターでは右ウイングでプレーすることが多い。新天地での初ゴールはサウサンプトン戦で、いきなりハットトリックを達成。今季の最後までCL出場権を争ったレスターで主力を務めた。

 体格に恵まれているわけでも、「スピード」に優れているわけでもない。しかし、ポジショニングが巧くテクニカルなプレーでチャンスにつなげる。利き足は異なるが、同じカナリア諸島出身のダビド・シルバと似たタイプの選手と言えるだろう。

16位:ネイマールの元同僚

FW:フェリペ・アンデルソン(ブラジル/ウェストハム)
生年月日:1995年4月15日(25歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/1得点4アシスト

 フェリペ・アンデルソンは緩急自在の「ドリブル」と味方を活かす「パス」を備えている。どちらの足からも精度の高いボールを蹴ることができ、ブラジル出身らしいテクニカルなプレーで相手DFを苦しめる。

 サントス出身で、1歳上のネイマールとは下部組織時代からともにプレーしている。20歳の時にイタリアに渡ると、ラツィオ加入2年目に10得点8アシストとブレイク。16年にはネイマールとともにリオデジャネイロ五輪に出場し、U-23ブラジル代表の優勝に貢献している。

 ウェストハムには18年夏に移籍。昨シーズンは9得点4アシストとその実力を発揮したが、今季は低調なシーズンとなった。アンデルソンの成績と比例するように、ウェストハムは昨季の10位から16位へ順位を落としている。自身のさらなるステップアップのためにも、来季は重要なシーズンとなるだろう。

【了】