スペインのラ・リーガは30日、バルセロナのFWリオネル・メッシが同クラブを退団するためには、契約により定められた契約解除金を支払わなければならないとする公式見解を示した。

 メッシはバルセロナに対し、契約を解除して退団することを要求する書面を数日前に送付したと報じられサッカー界に大きな衝撃を引き起こした。その実現に向けて争点となっているのが、契約解除金の扱いだ。

 バルセロナとメッシの契約には7億ユーロ(約880億円)という巨額の契約解除金が設定されている。メッシ側は、所定の期限までにクラブに通告すれば契約解除金を支払わずに退団できるという契約条項が行使できると主張した模様。だがバルセロナはその契約条項がすでに失効したと考えているようだ。

 一方で、スペインメディアでは7億ユーロの契約解除金自体がすでに今年の夏には無効になっているという報道もあった。情報が錯綜する中、ラ・リーガは30日に「メッシの契約状況に関して」と公式声明を出し、一連の騒動についての見解を示している。

 ラ・リーガは、メッシの現在の契約には契約解除条項が設定されていると説明した上で、「その条項の金額が事前に納付されなければ手続きを実行することはない」と表明。契約解除金の支払いは必要であるとして、バルセロナ側の主張を支持する形となった。

 メッシは30日に予定されていたプレシーズン開始前のPCR検査にも姿を見せず、退団の意志を貫く姿勢を明確にしたとみられている。だがフリーで退団することが不可能となれば他クラブへの移籍交渉は困難となるかもしれない。