フランス・プロリーグ機構(LFP)が9月30日、人種差別疑惑が浮上したパリ・サンジェルマン(PSG)に所属する28歳のブラジル代表FWネイマールと、マルセイユに所属する30歳のスペイン人DFアルバロ・ゴンサレスに関する調査結果を発表。証拠不十分により、処分無しとする決定を下している。

 事の発端は、現地時間9月13日に行われたリーグアン第3節のPSG対マルセイユの試合。後半アディショナルタイム、両チームの選手が入り乱れての乱闘騒動が勃発し、PSGのライヴィン・クルザワ、レアンドロ・パレデス、ネイマール。マルセイユのジョルダン・アマビ、ダリオ・ベネデットが退場する事態に。

 ネイマールに関しては、前半からマルセイユのアルバロ・ゴンサレスと口論になり、第四審判に向けて「人種差別、ノー」と訴えかける場面もあった。そして、ネイマールは乱闘騒動でアルバロの後頭部を叩く場面がVARで確認され5人目の退場者となっている。

 そのネイマールは、マルセイユに所属する酒井宏樹に対して人種差別的な発言をした疑いが浮上していた。フランス・プロリーグ機構はこの2件の調査を続けていたが「差別的発言の事実の重要性を立証するのに十分な説得力のある証拠がないことに留意する」とし、「懲戒委員会は制裁の理由はないと判断した」と発表。ネイマールとアルバロ・ゴンサレスは処分無しとなっている。