セリエA挑戦1年目の昨季を通して好プレーを見せ、多くの有力クラブからの関心も噂されるようになったボローニャの日本代表DF冨安健洋。同選手に注目するクラブのひとつであるニューカッスルの地元紙『イブニング・クロニクル』は、イタリアの記者による冨安への評価を伝えた。

 エイバルへレンタルされたFW武藤嘉紀の保有権も持つニューカッスルは、今年夏の移籍市場で冨安への関心を示していると言われたクラブのひとつ。現地紙によればニューカッスルは新型コロナウイルスによるリーグ中断以前から冨安をスカウトしていたとのことだが、他に補強を優先すべきポジションがあったことなどもあり獲得の実現には至らなかった。

『イブニング』紙は、ボローニャ地元メディア『トゥットボローニャ』のマヌエル・ミングッツィ記者に冨安のイタリアでの活躍ぶりや評価を聞いた。「トミヤスは非常に多彩なプレーのできるDFだ。サイドバックでも中央でもプレーできる。ファンはいつでもトミヤスに最大限のプロ意識とコミットメントを期待することができる」と同氏は答えている。

「セリエAでの1年目ですぐに主役になったという事実に強い衝撃を受けた」とミングッツィ記者。「サイドバックとしては非常に良いプレーをしていた。中央ではいくつかミスも犯したが、セリエAでは適応が必要なのでごく普通のことだ。トミヤスにはビルドアップの面でも素晴らしい力がある」と評価を述べた。

 まだ改善すべき点はあるとしながらも、イタリア2年目でさらなる成長を遂げることが期待されている。「マンマークにおいてはまだ少しミスもある。セリエAのFWたちは非常に賢いからね。イタリアのような戦術的なリーグでもう1年過ごすことは彼にとってプラスになるだろう」

 ボローニャは今年夏に多くのオファーを受けながらも冨安を手放そうとはしなかったようだが、今後も長く引き留めるのは難しいかもしれない。「トミヤスには残ってほしいと思うが、彼はプレミアリーグにも完璧だと思う。いつかトップクラブでプレーすることになるだろう」とミングッツィ氏は予想している。