16位タイ

 欧州の2020/21シーズンが開幕し、夏の移籍市場が終了した。今年も多くの選手が新天地を求め、世界最高レベルの選手も移籍を決断している。各クラブは巨額の資金を投じ、戦力強化に余念がなかった。今回フットボールチャンネル編集部では、ラ・リーガに所属する全20チームの今夏の総支出額ランキングを紹介する(※移籍金は『transfermarkt』を参照)。

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ベティス
レアル・マドリード
レアル・ソシエダ
バレンシア
アラベス
総支出額:0円

 昨季王者レアル・マドリードを筆頭に、今夏は5クラブが移籍金総支出額0円を記録している。これまで移籍市場の主役だったマドリーが補強を行わなかったのは40年ぶりのこと。また、深刻な財政難に苦しむバレンシアはロドリゴ・モレノ、フェラン・トーレス、ダニエル・パレホら主力を大量放出。選手の売却だけで5950万ユーロ(約71億4000万円)の収益を得たとされている。

15位

エイバル
総支出額:200万ユーロ(約2億4000万円)
最高額獲得選手:ダミアン・カジョル(約2億4000万円)
その他の主な獲得選手:ブライアン・ヒル(レンタル)、武藤嘉紀(レンタル)

 エイバルは今夏の移籍市場で新たに6名の選手を迎えた。ただ、そのうちの5人はレンタルであり、移籍金を支払って獲得したのは、昨季ディナモ・ザグレブでリーグ戦二桁ゴール&アシストを記録したダミアン・カジョルのみとなった。

14位

セルタ
総支出額:250万ユーロ(約3億円)
最高額獲得選手:ミゲル・バエサ(約3億円)
その他の主な獲得選手:レナト・タピア(フリー)、アルバロ・バディージョ(フリー)

 2シーズン連続で17位フィニッシュだったセルタは3名を獲得。250万ユーロ(約3億円)を支払いチームに加えたのは、レアル・マドリード・カスティージャで活躍していた20歳のミゲル・バエサだった。

13位

ウエスカ
総支出額:425万ユーロ(約5億1000万円)
最高額獲得選手:ボルハ・ガルシア(約2億5200万ユーロ)
その他の主な獲得選手:ディミトリオス・シオバス(約1億2000万円)

 岡崎慎司が所属する昇格組ウエスカが13位にランクイン。今夏の目玉補強となったのが、レアル・マドリード下部組織出身で、ジローナでは公式戦192試合に出場するなど実績十分なボルハ・ガルシアだ。

12位

レバンテ
総支出額:500万ユーロ(約6億円)
最高額獲得選手:ホルヘ・デ・フルトス(約3億円)、ダニ・ゴメス(約3億円)
その他の主な獲得選手:ミカエル・マルサ(フリー)

 今夏、モーゼス・サイモンをナントへ500万ユーロ(約6億円)で売却したレバンテは、3億円ずつを支払いレアル・マドリードから2選手を補強。また、フリーでミカエル・マルサら2名も加えている。

11位

エルチェ
総支出額:600万ユーロ(約7億2000万円)
最高額獲得選手:ラウール・グティ(約6億円)
その他の主な獲得選手:テテ・モレンテ(約6000万円)

 総支出額600万ユーロ(約7億2000万円)でエルチェが11位にランクインした。500万ユーロ(約6億円)で獲得したラウール・グティは香川真司の元チームメイトで、現在23歳と伸びしろ十分だ。

10位

オサスナ
総支出額:700万ユーロ(約8億4000万円)
最高額獲得選手:フアン・クルス(約3億3000万円)
その他の主な獲得選手:エンリク・ガジェゴ(約2億4000万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)、ルーカス・トッロ(約2億4000万円)

 オサスナは今夏、移籍金を支払い4名の選手を確保。フアン・クルス(28歳)、エンリク・ガジェゴ(33歳)、ルーカス・トッロ(26歳)、ラウール・ナバス(32)といずれも経験値は十分である。

9位

バジャドリー
総支出額:1015万ユーロ(約12億1800万円)
最高額獲得選手:ション・ヴァイスマン(約4億8000万円)
その他の主な獲得選手:セイディー・ヤンコ(約2億2800万円)、ジャワド・エル・ヤミク(約1億5000万円)

 バジャドリーは今夏、ション・ヴァイスマンら10名の選手を新たに加え、ハビ・サンチェスの買い取りにも成功。おおむね充実した夏を過ごせたと言っていいだろう。

8位

カディス
総支出額:1020万ユーロ(約12億2400万円)
最高額獲得選手:アルバロ・ヒメネス(約3億2400万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)
その他の主な獲得選手:チョコ・ロサーノ(約3億円 ※レンタルから完全移籍へ移行)、イバン・アレホ(約2億4000万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)

 15年ぶりに1部リーグ復帰を果たしたカディスは8位にランクイン。アルバロ・ヒメネスら昨季のレンタル組5名を完全移籍で買い取っている。その中の一人、チョコ・ロサーノは第6節のレアル・マドリード戦で値千金の決勝ゴールを奪取。

7位

アスレティック・ビルバオ
総支出額:1050万ユーロ(約12億6000万円)
最高額獲得選手:アレックス・ベレンゲル(約12億6000万円)
その他の主な獲得選手:なし

 昨夏は移籍金を支払って獲得した選手が0名だったアスレティック・ビルバオは、今夏も一人の補強に留まった。トリノからアレックス・ベレンゲルを1050万ユーロ(約12億6000万円)で加えている。

6位

ヘタフェ
総支出額:1900万ユーロ(約22億8000万円)
最高額獲得選手:マルク・ククレジャ(約12億円 ※レンタルから完全移籍へ移行)
その他の主な獲得選手:エネス・ウナル(約10億8000万円)

 総支出額で7位以下を大きく突き放したヘタフェが6位にランクイン。今夏最もお金をかけたのは昨季レンタルで加入し、ハイパフォーマンスを披露していたマルク・ククレジャの買い取りだった。

5位

グラナダ
総支出額:2050万ユーロ(約24億6000万円)
最高額獲得選手:ルイス・スアレス(約8億4000万円)
その他の主な獲得選手:ルイス・ミジャ(約6億円)、マクシム・ゴナロン(約4億8000万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)

 昨季、昇格1年目ながら7位と躍進したグラナダは総支出額が2050万ユーロ(約24億6000万円)となった。今夏の最高額はサラゴサで昨季リーグ戦19得点をあげたルイス・スアレスに費やした700万ユーロ(約8億4000万円)だ。

4位

ビジャレアル
総支出額:3290万ユーロ(約39億4800万円)
最高額獲得選手:ペルビス・エストゥピニャン(約19億6800万円)
その他の主な獲得選手:フランシス・コクラン(約7億8000万円)、久保建英(約3億円 ※レンタル料)

 ウナイ・エメリ新監督を迎えたビジャレアルはグラナダに約15億の差をつけ4位に。今夏に補強した選手はフランシス・コクラン、ダニエル・パレホ、ペルビス・エストゥピニャン、久保建英など実力者揃いだ。

3位

セビージャ
総支出額:6450万ユーロ(約77億4000万円)
最高額獲得選手:スソ(約25億2000万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)
その他の主な獲得選手:オスカル・ロドリゲス(約16億2000万円)、ウサマ・イドリッシ(約14億4000万円)、マルコス・アクーニャ(約12億6000万円)

 3位に入ったのは昨季のヨーロッパリーグ王者セビージャで、総支出額は6450万ユーロ(約77億4000万円)。スソの買い取りを行ったほか、オスカル・ロドリゲスやウサマ・イドリッシなど、昨季それぞれのクラブで主力としてプレーしていた実力者を加えている。

2位

アトレティコ・マドリード
総支出額:6550万ユーロ(約78億6000万円)
最高額獲得選手:アルバロ・モラタ(約42億円 ※レンタルから完全移籍へ移行)
その他の主な獲得選手:ヤニック・フェレイラ・カラスコ(約32億4000万円 ※レンタルから完全移籍へ移行)

 総支出額6550万ユーロ(約78億6000万円)のほとんどはアルバロ・モラタとヤニック・フェレイラ・カラスコを買い取りに使ったもの。前者はユベントスへのレンタルが決まったが、代わりにルイス・スアレスがフリーで加入。さらにレンタルでルーカス・トレイラもやって来た。

1位

バルセロナ
総支出額:1億2400万ユーロ(約148億8000万円)
最高額獲得選手:ミラレム・ピャニッチ(約72億円)
その他の主な獲得選手:フランシスコ・トリンコン(約37億2000万円)、セルジーニョ・デスト(約25億2000万円)

 ラ・リーガ全チーム移籍金総額ランキングの1位に輝いたのはバルセロナ。その金額は1億2400万ユーロ(約148億8000万円)と2位以下を寄せ付けない圧倒的なものとなっている。ちなみにロナルド・クーマン監督就任後に獲得したのはセルジーニョ・デスト一人のみ。