ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は、同クラブに所属するMF久保建英がさらなる成長を遂げてチームの力になってほしいという期待を述べた。24日の会見でのコメントをスペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えている。

 レアル・マドリードからのレンタルで今季ビジャレアルに加入した久保はリーガエスパニョーラ開幕から6試合を終えて先発出場がなく、エメリ監督からは“冷遇”されているとも言われ始めた。だが先週行われたヨーロッパリーグ(EL)初戦のスィヴァススポル戦では初先発に起用されると、1得点2アシストなどの活躍で勝利に貢献している。

 25日に行われるリーガ第7節カディス戦に向けた会見の中で、エメリ監督は久保の先発起用の可能性についてコメントを求められた。「いつも相手に対処するためベストなメンバーでプレーできるように準備している。タケには満足しているし、今の彼は成長していく過程の中にある。プレーしたとすればチームを助けてくれることを期待したい」と指揮官は答えている。

 久保はメディアからの注目度の高い存在となっているが、他の選手たちと同じくメンバーの一人であることをエメリ監督は強調。周囲の喧騒に惑わされることなくプレーに集中してほしいという考えを語った。

「私は彼と一緒にチームの中で仕事をすることに集中しているし、彼とはたくさん話もしている。外側で起きていることは私にはどうにもできない。彼にはチームメートや監督など、クラブ内からの声を聞いてほしいと思う。我々は選手本人とビジャレアルのために最善を願っている」

 カディス戦ではELで温存されたメンバーが復帰し、久保は再びベンチに戻るという予想がスペインメディアでは有力。だがエメリ監督は「我々は彼を信頼している。リーガはまだ32試合残っているし、欧州の試合もカップ戦もある」と述べ、シーズンを通しての戦いの中で久保にも十分な出場機会があるという見通しを示している。