バイエルン・ミュンヘンのヘルベルト・ハイナー会長は、同クラブに所属するオーストリア代表DFダビド・アラバに対して提示していた契約延長のオファーを撤回したことを明らかにした。ドイツ『バイエルン放送』が同会長のインタビューを伝えている。

 アラバは現在のバイエルンとの契約が今季終了後の2021年6月で満了する。クラブ側は年俸1100万ユーロ(約13億4000万円)での新契約のオファーを出したと報じられていたが、さらなる年俸引き上げを望むアラバ側はサインに応じず、交渉は難航しているとみられていた。

「我々は彼に対して非常にフェアな好条件のオファーを提示した」とハイナー会長は主張。「ダビドの代理人には10月末までに明確な返答が欲しいと伝えていた。重要なポジション、重要な選手としてプランを立てたいからだ。だが何も連絡はなかった」と交渉の経緯を説明している。

 10月末に設定していた期限が過ぎたことで、クラブはアラバとの交渉終了を決めたようだ。「代理人にコンタクトを取ったところ、オファーはまだ満足できるものではないとのことだった。そのため我々は完全にオファーを撤回することを決めた。これ以上のオファーはないということだ」

 バイエルンとの交渉が打ち切られたのであれば、今後状況が変わらない限りアラバは今季末に契約満了を迎えて退団し、他クラブはフリーで獲得することが可能となる。関心が噂されるユベントスやレアル・マドリード、バルセロナなど各国有力クラブによる争奪戦が繰り広げられることになるかもしれない。