GK

リーグ・アンは10節を消化した。新加入選手の適応や負傷者の発生などによって、開幕前に描いていたメンバー構成から変更を余儀なくされたチームもある。今回は、パリ・サンジェルマン(PSG)の最新のスターティングメンバー11人をフォーメーションとともに紹介する(直近数試合のメンバーとフォーメーションを元に作成)。
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ケイラー・ナバス(コスタリカ代表/背番号1)
生年月日:1986年12月15日(33歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/1失点

 昨季はUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で負傷し、ケイラー・ナバスはファイナルの舞台を踏むことができなかった。今季も開幕直前に新型コロナウイルスの陽性反応が出たと報じられて2試合を欠場したが、復帰後はリーグ・アン7試合中6試合でクリーンシートを達成する圧巻の活躍を見せている。

 PSGのCL決勝進出に貢献したセルヒオ・リコはオフに保有元のセビージャに戻ったが、9月に完全移籍で再加入。経験豊富なナバスと、セビージャで正GKを務めた経験のあるリコのコンビは欧州屈指の布陣と言えるだろう。

DF

アレッサンドロ・フロレンツィ(イタリア代表/背番号24)
生年月日:1991年3月11日(29歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/2得点1アシスト

 アレッサンドロ・フロレンツィはローマの生え抜きで主将も務めたが、昨季は出場機会を失って後半戦はバレンシアに期限付き移籍。今季はトーマス・ムニエの後釜としてPSGに活躍の場を求めている。

 元々は攻撃的なポジションを努めていたこともあり、PSGでも1列前でプレーすることがある。リーグ・アンでは2試合連続ゴールをマーク。アンジェ戦でGKの意表を突くドライブ回転のかかったシュートを決めると、ニーム戦ではゴール前に侵入し、パブロ・サラビアの折り返しを頭で押し込んでいる。

ダニーロ・ペレイラ(ポルトガル代表/背番号15)
生年月日:1991年9月9日(29歳)
20/21リーグ戦成績:3試合出場/0得点0アシスト

 ポルトガル代表での経験も豊富で、ポルトではキャプテンを務めたダニーロ・ペレイラは、期限付きでPSGに加入している。ポルトや代表では中盤の底が本職だったが、PSGではここまで最終ラインでの起用が多くなっている。

 昨シーズン、CL決勝まで戦ったPSGは負傷者が続出している。本職のセンターバックはもともと3人しかいない状況で、中盤もマルコ・ヴェラッティが離脱し、レアンドロ・パラデスも復帰したばかり。2つのポジションをこなせるダニーロの存在は貴重である。

プレスネル・キンペンベ(フランス代表/背番号3)
生年月日:1995年8月13日(25歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト

 チアゴ・シウバに代わって新主将に就任したマルキーニョスが不在の際は、プレスネル・キンペンベがアームバンドを巻く。25歳になった生え抜きでトーマス・トゥヘル監督からの信頼も厚く、中盤でプレーすることが多いマルキーニョスに代わってDFラインを統率している。

 しかし、過密日程や短いオフシーズンの影響もあってか、今季はコンディションの悪さも目立つ。CLは3試合すべてに先発しているが、リーグ・アンでのフル出場は2試合のみ。直近3試合では足を負傷したキンペンベに代わってアブドゥ・ディアロが起用されている。

ライヴィン・クルザワ(フランス代表/背番号20)
生年月日:1992年9月4日(28歳)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/0得点0アシスト

 第2節に行われたマルセイユとのル・クラスィク(フランスダービー)で、乱闘が起きた際に相手選手を殴ったライヴィン・クルザワは6試合の出場停止に。さらに、フアン・ベルナトが第3節で左膝の前十字靭帯を断裂。PSGは左サイドバックを一気に2人も失ってしまった。

 クルザワの出場停止期間中、代役を務めた20歳で加入2年目のミチェル・バッカーは2アシストをマーク。クルザワも10月31日のナント戦でリーグ戦に復帰している。

MF

アンデル・エレーラ(元スペイン代表/背番号21)
生年月日:1989年8月14日
20/21リーグ戦成績:10試合出場/1得点1アシスト

 中盤に欠場者が相次ぐ中で、開幕から元気にプレーしているアンデル・エレーラの存在は貴重だ。昨季は度重なる負傷の影響もあって序列は低かったが、今季はここまでCL3試合すべてに先発。リーグ戦でも先発出場が続いている。

 ナント戦ではボックス内でフリーになり、キリアン・エムバペのクロスに合わせて先制点を決めた。レンヌ戦でも絶妙なスルーパスでアンヘル・ディ・マリアのゴールをアシスト。攻守のつなぎ役として中盤を動き回るエレーラだが、直近のリーグ戦では攻撃面での活躍が光っている。

マルキーニョス(ブラジル代表/背番号5)
生年月日:1994年5月14日(26歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/1得点0アシスト

 退団したチアゴ・シウバからキャプテンマークを受け継いだマルキーニョスは、センターバックとアンカーという2つのポジションを高度に両立している。まだ26歳というのが信じられないほど、ピッチの中では風格を漂わせている。

 本職のセンターバックがディアロとキンペンベしかいない状況で、マルキーニョスの中盤起用には反対の声も大きい。マルキーニョスが2人いれば解決するが、そういうわけにもいかないので、今後の起用法にも注目が集まる。

イドリッサ・ゲイェ(セネガル代表/背番号27)
生年月日:1989年9月26日(31歳)
20/21リーグ戦成績:8試合出場/1得点0アシスト

 昨季は4年ぶりに復帰したリーグ・アンで、イドリッサ・ゲイェは持ち前の機動力と球際の強さを見せた。今季もインサイドハーフやダブルボランチの一角でその特徴を発揮している。

 インターナショナルマッチウィーク中にヴェラッティが大腿部を負傷して欠場が続き、公式戦4試合を欠場したパラデスも7日に先発復帰したばかり。長期離脱は少ないものの、30歳を超えたゲイェも怪我が多くなってきているだけに、コンディション面には注意が必要かもしれない。

FW

アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表/背番号11)
生年月日:1988年2月14日(32歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/3得点3アシスト

 マウロ・イカルディは膝、キリアン・ムバッペとネイマールは太ももを痛めて戦線離脱中。4日のCLライプツィヒ戦で、スコアラーと両エースを欠いた前線の迫力不足は明らかだった。

 アンヘル・ディ・マリアはマルセイユ戦で唾を吐いた行為が問題となり、第6節からの4試合で出場停止処分が科されて欠場した。しかし、先述の3人が不在だったライプツィヒ戦では先制点を挙げ、直近のレンヌ戦では2得点1アシストの活躍。ディ・マリアの存在が頼みの綱となっている。

モイーズ・キーン(イタリア代表/背番号18)
生年月日:2000年2月28日(20歳)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/3得点0アシスト

 モイーズ・キーンはユベントスとイタリア代表でいくつもの最年少記録を打ち立てた。しかし、完全移籍で加入したエバートンでは輝けず、今季は期限付きでPSGに加入。前線の負傷者離脱で掴んだチャンスを結果に繋げている。

 ディジョン戦でリーグ・アン初ゴールを含む2得点を挙げると、4日後のCLバシャクシェヒル戦でも2ゴールをマーク。PSGではここまで7試合で5得点1アシストという結果を残している。

パブロ・サラビア(元スペイン代表/背番号19)
生年月日:1992年5月11日(28歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/2得点4アシスト

 加入1年目の昨季はファンタスティック・フォーのバックアッパーとして結果を残したが、今季は彼らの負傷離脱により出番が増加。ここまで公式戦12試合に出場している。

 4-0で勝利したニーム戦では3得点に絡む活躍を見せた。10月はリーグ戦4試合で2得点4アシストと好調を維持したが、今月7日のレンヌ戦は負傷を理由に欠場している。

【了】