ラ・リーガで2試合連続の出場なしに終わり、苦しい立場に置かれていることがこれまで以上に浮き彫りになったビジャレアルの日本代表MF久保建英。スペイン紙『マルカ』は23日付記事で久保の現状に注目し、1月にビジャレアルを離れる可能性が高まってきたとの見方を伝えている。

 今季リーガで先発出場は2回しかない久保だが、交代出場も含めれば開幕から13試合連続、カップ戦も含めれば公式戦19試合連続の出場を続けていた。だが19日のリーガ第14節オサスナ戦でベンチ入りしながらも初の不出場に終わったのに続いて、22日のアスレティック・ビルバオ戦でも出場機会を得られなかった。

「クボの状況が悪化」「ウナイ・エメリ(監督)の構想の中に居場所がなくなったのは明らか」とスペイン紙は記述。「ビジャレアルでの残りの日々はわずかかもしれない」「1月に出て行くことが全員にとってベストな解決策だと思える」と退団の可能性も予想している。

 以前から十分な出場機会を得ることができていなかった状況の中、久保本人やレアル・マドリードはレンタル先の変更を望んでいるが、ビジャレアルは久保の残留を希望しているとも伝えられていた。だが現在は状況が変化し、むしろビジャレアル側が「マドリーと合意が得られるのであれば次の移籍市場で久保を手放すことを決めた」とみられている。

 最近の数試合ではジェレミ・ピノやフェル・ニーニョ、アレックス・バエナなど下部組織出身の若手選手が台頭し、久保よりも短い出場時間で結果を残していると評価。「結果を出せない選手を10試合連続で使うことはない」とエメリ監督が先日述べていた言葉も、久保を名指ししたものではないが、まさに久保の現状を表すものだとして引用されている。

 MFビセンテ・イボーラの長期離脱により代役を補強したいビジャレアルにとっては、外国人枠を空けるためにも金銭的にも久保を手放すことが得策と考えられる事情もある。果たして久保は半年でビジャレアルを去ることになるのだろうか。