15位:復活したバルサの象徴

 100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高いFWは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを紹介する。※成績は1月13日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠

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FW:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日(33歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:17試合出場/11得点4アシスト

 世界最高峰のスコアラーがようやく本来の姿を取り戻し始めた。移籍騒動に揺れたシーズン序盤は低調ぶりが目立ったが、昨年末からゴール量産モードに入り、ついにラ・リーガの得点ランキングでも首位に躍り出た。

 ペドリという相性抜群の新たな相棒の台頭も復調の一助となり、メッシの表情に笑顔が戻った。昨年末にはスペインのテレビ局で放映された独占インタビューも大きな話題に。今季限りで満了を迎えるバルセロナとの契約に関し、「何も決まっていない。全てはシーズンが終わってから」と延長交渉も他クラブとの接触もないことを明言した。

 いまだに将来に不透明なところはある。それでも勝利やタイトルといった結果を手にするために妥協する男ではない。少なくとも今季終了まではバルサのユニフォームを着て躍動する背番号10の雄姿を拝むことができそうだ。

14位:ピッチの中でも外でも英国の象徴

FW:マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1997年10月31日(23歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:17試合出場/7得点7アシスト

 近年低迷続きだったマンチェスター・ユナイテッドは、ついにプレミアリーグで王者リバプールの上に立った。首位である。ラッシュフォードはブルーノ・フェルナンデスらとともに好調な攻撃陣をけん引している。

 アントニー・マルシャルが1トップに起用されるため、左ウィングでのプレーが多くなっている。それでも高い得点力を発揮し、同時にチャンスメイク役に回ることでアシスト数も増えている。

 社会貢献活動にも熱心で、新型コロナウイルスの感染拡大が広がる最中には貧困家庭への食糧支援を呼びかけた。その結果、イギリス政府をも動かして約130万人の子どもたちに無料の給食提供が実現。大英帝国勲章も受章した。

13位:実はアルビレックスファミリー!?

FW:アンス・ファティ(スペイン代表/バルセロナ)
生年月日:2002年10月31日(18歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:7試合出場/4得点1アシスト

 昨季、16歳でバルセロナのトップチームデビューを果たし、彗星の如く輝いてスペイン代表までのぼりつめた超逸材にとって早くも試練の時だ。昨年11月に左ひざを負傷して手術を受け、復帰は今季終盤と見込まれている。

 エース格の1人として期待されていたアンス・ファティ の不在が、バルサ不調の要因とも言われるほど存在感は大きくなっていた。間違いなく今後10年のサッカー界を引っ張っていくであろう才能で、完全復活が待たれるところだ。

 つい先日、アンス・ファティ が自身のネームがプリントされたアルビレックス新潟のユニフォームを手に持つ写真が大きな話題となった。実は現在新潟を率いるアルベルト・プッチ・オルトネダ監督が、バルサのカンテラ(下部組織)で責任者を務めていた頃にアンスをスカウトしてクラブに引き入れたという深い縁がある。ヘタフェでプレーする久保建英や、マンチェスター・シティ所属のエリック・ガルシアは入団間もない頃にバルサで共にプレーした戦友でもある。

12位:韓国のエースにしてアジア最高のアタッカー

FW:ソン・フンミン(韓国代表/トッテナム)
生年月日:1992年7月8日(28歳)
市場価値:9000万ユーロ(約108億円)
今季リーグ戦成績:16試合出場/12得点5アシスト

 今季序盤のような勢いではなくなったが、それでもコンスタントにゴールを決め続けている。現代…いや、歴代でもアジア最高の選手と言って差し支えないのではなかろうか。トッテナムでの公式戦通算100得点も達成し、プレミアリーグでも屈指のアタッカーとして高い評価を確立している。

 トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も「選手としても人間としてもスペシャル」と賛辞を惜しまず、昨年12月には世界の年間最優秀ゴールを表彰する「FIFAプスカシュ賞」も受賞。最近ではレアル・マドリードへの移籍さえ噂されるようになった。

 ハリー・ケインとのコンビネーションは常に対戦相手の脅威であり続け、ソン・フンミン単独でも極めて危険な存在。モウリーニョ監督がチームに落とし込んだカウンター戦術との相性も良く、サッカー選手としての全盛期を謳歌している。

11位:怪物級の破壊力を誇る巨漢

FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表/インテル)
生年月日:1993年5月13日(27歳)
市場価値:9000万ユーロ(約108億円)
今季リーグ戦成績:16試合出場/12得点3アシスト

 16歳でベルギー1部リーグの得点王に輝いた逸材は、順調に成長を続けて世界最高峰のストライカーへと見事な進化を遂げた。今季はセリエAの得点ランキングでもユベントスのクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ2位につけている。

 身長190cm体重94kgという巨躯ながら、パワー、テクニック、スピードの全てを高いレベルで兼ね備え、立ちはだかるDFたちをなぎ倒しながらゴールに向かって突き進んでいく。2トップの相棒ラウタロ・マルティネスとのコンビネーションも冴え渡り、ユベントスのセリエA10連覇を阻止しようと鼻息荒いインテルを力強くけん引する。

 もちろんベルギー代表でも不動のエースストライカーを担い、同代表の歴代最多得点記録も塗り替え続けている。弟ジョルダンは昨季までセリエAのラツィオに在籍していた現役代表の左サイドバックで、今季はベルギー1部のロイヤル・アントワープFCに移籍して日本代表MF三好康児と共にプレーしている。