ビジャレアルの元スペイン代表MFダニ・パレホが、チームを去ることを決めたMF久保建英の選択に理解を示した。スペイン『カデナ・セール』が同選手のインタビューを伝えている。

 久保はレアル・マドリードからのレンタルで今季ビジャレアルに加入したが、十分な出場機会を得られず。1月の移籍市場でビジャレアルへのレンタルを打ち切り、シーズン後半戦はマドリーからヘタフェにレンタルされることになった。

 自身も今季バレンシアからビジャレアルに加入した新戦力だったパレホは、久保は苦しい状況の中でも前向きな姿勢を持ち続けていたと振り返る。「決して嫌な顔も、嫌な振る舞いも見せることはなかった。その逆だ。いつもしっかり練習してポジティブだった」

 ウナイ・エメリ監督は久保を“冷遇”したとも言われたが、より長い目で見ていた可能性もあるとパレホは考えを述べた。「(久保は)去年はマジョルカで終盤戦ずっと出場していて、チームにとってすごく重要な選手だったが、序盤はそれほど出ていたわけじゃなかった。(エメリ)監督もある程度そういう形を意図していたのだと思う。僕がヘタフェからバレンシアへ移った時も1年目はあまりプレーできなかった」と自身の若手時代も振り返っている。

 だが一方で、久保がシーズン後半戦を待つことなくチームを去ったことにも理解を示している。「若い選手で、プレーしたいのは分かる。彼がやったことは正しいと思う。僕でもそうしただろう。若い選手にはプレーして力を見せることが必要だ。良い選手ならそれぞれいるべき場所に収まるのがサッカーというものだ」

 さらに久保の場合は、メディアや母国からの注目度がきわめて高いという事情も影響した「特別なケース」だったとパレホは指摘。「日本から大勢のファンが彼を追いかけているし、毎試合力を見せて話題にならなければいけないというメディアからのプレッシャーも多少ある。少しデリケートな状況だと思う」と語っている。