GK

そのシーズンに活躍した選手がベストイレブンとして選出されるが、市場価値が高いベストイレブンを組むとどのような顔ぶれが並ぶだろうか。今回フットボールチャンネル編集部は、「4-2-3-1」の布陣に、最も市場価値が高い日本人選手を配置した11人を紹介する。※データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値を元に作成、成績は1月21日時点
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中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)
生年月日:1995年2月27日(25歳)
市場価値:120万ユーロ(約2.4億円)
2020リーグ戦成績:10試合出場/12失点

 日本代表のシュミット・ダニエルや権田修一をおさえ、中村航輔がこの最高額ベストイレブンに選出された。リオデジャネイロ五輪では2試合に出場し、翌年にはE-1サッカー選手権でA代表デビュー。ロシアワールドカップ出場は叶わなかったが、A代表ではこれまで6試合に出場している。

 ジュニア時代から柏レイソルのアカデミーで育った中村は、15年に期限付き移籍したアビスパ福岡(J2)で正GKの座を掴んだ。柏に復帰した翌年以降は正GKとして活躍。昨季は怪我に泣かされリーグ戦の出場は10試合に留まったが、1月13日にポルトガルのポルティモネンセへの移籍が発表されている。

<h2>DF

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
生年月日:1990年4月12日(30歳)
市場価値:550万ユーロ(約6.6億円)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/0得点1アシスト

 欧州での9シーズン目を過ごす酒井宏樹には、550万ユーロ(約6.6億円)という市場価値がついている。4月に31歳となるが、今季はUEFAチャンピオンズリーグにも出場したマルセイユでレギュラーを張る選手としては十分な金額ではないだろうか。

 2011年の初召集以来、日本代表に定着し、出場数は63試合に上る。ハノーファーでは4シーズンで公式戦102試合に出場し、16年夏にマルセイユに移籍。今季はなかなか調子の上がらないチーム状況もあり、酒井自身が厳しい評価を受ける試合もある。

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日(32歳)
市場価値:380万ユーロ(約4.6億円)
20/21リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト

 2010年1月に名古屋グランパスからオランダのVVVフェンロに移籍した吉田麻也。昨年1月には7年半プレーしたサウサンプトンに別れを告げ、サンプドリアに移籍した。経験豊富なクラウディオ・ラニエリ監督の信頼を掴み、今季からは完全移籍に。32歳とベテランの域に達したが、第一線でのプレーを続けている。

 北京五輪に出場した吉田は、4年後のロンドン五輪にオーバーエイジ枠で参加し、主将としてU-23日本代表のベスト4進出に貢献する。日本代表としてはワールドカップに2大会連続で出場し、19年には100試合出場を達成している。

冨安健洋(ボローニャ/イタリア)
生年月日:1998年11月5日(22歳)
市場価値:1800万ユーロ(約22億円)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/2得点アシスト

 冨安健洋はセリエAで注目を集めるDFへと成長している。ベルギーのシント=トロイデンで半年間を過ごした冨安は、19年夏にイタリアに渡る。昨季はボローニャで右サイドバックとしてセンセーショナルな活躍を見せ、今季からは本職のセンターバックとして起用されている。

 日本代表ではこれまで20試合に出場。18年9月の初召集からすぐにレギュラーに定着し、吉田麻也とコンビを組んでいる。20代のDFとして唯一、欧州5大リーグでプレーしている冨安は、今夏に予定されている東京五輪でも活躍が期待されている。

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
生年月日:1992年4月5日(28歳)
市場価値:160万ユーロ(約1.9億円)
2020リーグ戦成績:22試合出場/1得点0アシスト

 車屋紳太郎はJリーグでプレーする選手の中では唯一選出された。川崎フロンターレでは連覇を果たした17年と18年に2年連続でベストイレブンを受賞。今季は怪我の影響もあって先発出場は13試合に留まったが、最終ラインをどこでもこなせるユーティリティ性や攻守における安定感はJリーグでもトップレベルである。

 日本代表では10年以上に渡って長友佑都が不動の存在で、出場はわずか4試合。居場所を勝ち取るのは容易ではなかったが、Jリーグ屈指の左サイドバックという評価は揺るがない。

MF

遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日(27歳)
市場価値:600万ユーロ(約7.2億円)
20/21リーグ戦成績:17試合出場/0得点2アシスト

 ブンデスリーガにおける今季のサプライズとして、遠藤航の活躍が挙げられる。昇格したシュトゥットガルトの中盤でプレーし、今季のデュエル勝利数はリーグトップの262回をマーク。チームは前半戦を10位で折り返し、残留という目標に向けまずまずの成績を残している。

 高校3年時に湘南ベルマーレでトップチームデビューを果たし、浦和レッズではAFCチャンピオンズリーグ制覇を経験した。U-23日本代表では主将を務め、リオデジャネイロ五輪にも出場。Jリーグでは最終ラインでプレーしていたが、海外では中盤が定位置となっており、日本代表でも中盤に居場所を築いている。

橋本拳人(ロストフ/ロシア)
生年月日:1993年8月16日(27歳)
市場価値:250万ユーロ(約3億円)
20/21リーグ戦成績:13試合出場/5得点0アシスト

 ボール奪取力に優れたMFとしてFC東京で活躍した橋本拳人は、ロシアで新たな一面を覗かせている。昨夏にロストフに移籍すると、13試合で5得点をマーク。11月に膝を負傷して4試合を欠場したが、現在は2月末のリーグ戦再開に復帰の照準を合わせている。

 19年3月に初出場を飾った橋本は日本代表でコンスタントにプレーし、ここまで8試合に出場している。ラ・リーガ2部のレガネスでプレーする柴崎岳の市場価値は100万ユーロ(約1.2億円)とで、1歳下の橋本が上回っている。

鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日(24歳)
市場価値:1600万ユーロ(約19億円)
20/21リーグ戦成績:16試合出場/2得点5アシスト

 森保一監督が就任して以降、トップ下は南野拓実が不動の存在となっている。ザルツブルクではUEFAチャンピオンズリーグでもゴールを挙げ、昨年1月にはリバプールに移籍。プレミアリーグ優勝メンバーの一員となった。

 鎌田大地の市場価値は1600万ユーロ(約19億円)で、1000万ユーロ(約12億円)と算出された南野の市場価値を上回る。昨季はUEFAヨーロッパリーグでアーセナルから2得点を奪い、ノックアウトステージではハットトリックを達成した。昨季終盤からはリーグ戦でも主力に定着し、今季はブンデスリーガ8位タイの5アシストをマーク。市場価値は1年足らずで倍増し、1600万ユーロ(約19億円)となっている。

<h2>FW

久保建英(ヘタフェ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日(19歳)
市場価値:2000万ユーロ(約24億円)
20/21リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト(ビジャレアル)
2試合出場/0得点0アシスト(ヘタフェ)

 レアル・マドリードが保有権を持つ久保建英には、日本人選手トップの2000万ユーロ(約24億円)という市場価値がつけられている。18歳になると同時にレアル・マドリードと契約を結び、日本代表では史上2位の若さとなる18歳5日でデビューを果たしている。

 昨季はマジョルカで4得点を挙げ、今季はビジャレアルに期限付き移籍した。しかし、リーグ戦では途中出場が多く、プレータイムを得られず。1月には出場機会を求めてヘタフェに期限付き移籍している。

武藤嘉紀(エイバル/スペイン)
生年月日:1992年7月15日(28歳)
市場価値:280万ユーロ(約3.4億円)
20/21リーグ戦成績:14試合出場/1得点0アシスト

 2019年2月のアジアカップ以来、武藤嘉紀は日本代表から遠ざかっている。ニューカッスルでは思うような活躍ができなかったが、今季はエイバルに期限付き移籍。昨年11月に移籍後初得点をマークすると、1月にはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で2試合連続ゴールを決めている。

 慶応大学4年時にFC東京とプロ契約を結び、13得点を挙げてベストイレブンに選出された。その年に日本代表としてのキャリアもスタートさせ、15年夏にマインツに移籍。3シーズンで20得点を挙げてプレミアリーグのニューカッスルに移籍していた。

中島翔哉(アル・アイン/UAE)
生年月日:1994年8月23日(26歳)
市場価値:1200万ユーロ(約14億円)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/0得点1アシスト(ポルト)

 ポルトでは背番号10を背負った中島翔哉は、その大きな期待に応えることができないままチームを離れた。今季もリーグ戦の先発出場は1試合に留まり、16日にUAEのアル・アインへの期限付き移籍が発表されている。

 2017年夏にFC東京からポルティモネンセに移籍すると、類い稀なるドリブルテクニックを武器に攻撃の中心となった。1年半でリーグ戦15得点を挙げる活躍を見せると、カタールのアル・ドゥハイルを経てポルトに加入。日本代表でも背番号10を背負ったが、19年11月以降は召集を見送られている。