リバプールからサウサンプトンへレンタルで移籍した日本代表MF南野拓実には、出場機会を得て経験を積むことに加えて、ライバルチームを撃破することで間接的にリバプールを助けることも期待されているのかもしれない。地元紙『リバプール・エコー』が9日付で伝えた。

 リバプールの強力攻撃陣の中で十分な出場機会を得ることができていなかった南野は、冬の移籍市場最終日にサウサンプトンへの電撃移籍が決定。6日のニューカッスル戦でデビューを飾ると、チームは敗戦に終わったが早速1得点を挙げてみせた。

 サウサンプトンで継続的に出場機会を得て結果を出せば、来季以降再びリバプールでプレーするためにアピールにもなる。だがそれに加えて、「首脳陣は彼がリバプールのライバルから勝ち点を奪ってくれることも期待しているだろう」と地元紙は伝えた。

 昨季プレミアリーグで悲願の優勝を飾ったリバプールだが、今季は現在4位と苦戦。ユルゲン・クロップ監督も4位以内の確保が最大の目標だと認めており、首位を走るマンチェスター・シティよりも、混戦となっている2位以下の数チームと競い合うことになっていくことが見込まれる。

『エコー』紙は過去にもリバプールから他クラブにレンタルされた選手としてファビオ・ボリーニやウサマ・アサイディ、ダニー・イングス、ハリー・ウィルソンらを例に挙げ、それぞれリバプールと順位争いを演じた他の上位チームを苦しめたことを振り返っている。南野にもそれと同様の、あるいはそれ以上の結果を期待し、リバプールを助けることができれば「アンフィールドに帰って大いに評価されるだろう」と述べている。

 サウサンプトンがリバプール以外の上位チームと対戦する試合としては、今後チェルシー戦、エバートン戦、トッテナム戦、レスター・シティ戦、ウェスト・ハム戦などが残されている。南野はこれらの試合で難敵相手に結果を出すことができるだろうか。