イングランドプロサッカー選手協会(PFA)は9日、同国のプロサッカー界においてアジア出身の選手数を増やしていく取り組みを今後5年間にわたって正式に実施していくことを表明した。

 アジアン・インクルージョン・メンタリング・スキーム(AIMS)と名付けられた取り組みは、昨季から試験的に実行されていたが、今回改めて正式なスタートを表明。アジアの選手たちに対するサポートを強化し、選手数を増やしていくことを目的としている。

 PFAによればアジア人およびアジア系英国人は現在イギリスの人口の7.5%近くを占めているが、昨季のプレミアリーグおよびイングリッシュ・フットボール・リーグ(2〜4部)でトップチームの試合に出場したアジアの選手は8人のみ。今季は過去最高の15人がプロ契約を交わしているが、それでも「衝撃的なまでに小さな数字」だとしている。

 PFAでは今後5年間にわたって、クラブのアカデミーでプレーする若いアジア人選手へのサポートを強めてプロキャリアへの道を助ける、アジア人選手の指導者ライセンス取得を促す、女子スーパーリーグにおいてもアジア人選手をサポートするなどの活動を行っていくと表明している。

 現在のプレミアリーグでは日本の南野拓実(サウサンプトン)、韓国のソン・フンミン(トッテナム)、イランのアリレザ・ジャハンバクシュ(ブライトン)らがプレーしている。PFAの取り組みが効果を表したとすれば、今後各クラブの下部組織出身のアジア人選手も出てくるかもしれない。