気迫あふれるCB

明治安田生命Jリーグの各クラブは、2021シーズンの開幕に向けて準備を進めている。昨シーズンを13位という結果で終えたサガン鳥栖は、14人の新加入選手を迎えた。今回フットボールチャンネルでは、新天地での活躍が期待される5人の新戦力を紹介する。
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MF:田代雅也(たしろ・まさや/背番号30)
生年月日:1993年5月1日(27歳)
前所属:栃木SC
2020リーグ戦成績:41試合3得点

 J2で5シーズン、通算117試合に出場した田代雅也は、初めてJ1の舞台で戦うこととなった。栃木SCでプレーした昨季はキャリアハイとなる41試合に出場し、10位と健闘したチームの最終ラインを支えた。

 法政大学から2016年に加入したFC岐阜で、1年目から28試合に出場した。18年からは栃木でプレーし、3シーズンで99試合に出場している。

 185cmの長身を活かした空中戦の強さが武器で、気迫あふれるプレーで最終ラインを統率する。大学時代にはキャプテンを務め、昨季はゲームキャプテンを任されることもあった。サガン鳥栖の最終ラインは宮大樹、原輝綺らが抜けただけに、田代にとってはJ1で活躍するチャンスになるだろう。

<h2>ナイジェリア人FWの実力は…

FW:チコ・オフォエドゥ(ナイジェリア出身/背番号25)
生年月日:1992年11月12日(28歳)
前所属:マッカビ・テルアビブ(イスラエル)
2019/20リーグ戦成績:21試合9得点

 サガン鳥栖は、ナイジェリア出身のチコ・オフォエドゥを獲得している。昨夏まではイスラエルのマッカビ・テルアビブでプレー。ナイジェリアメディアによると、かつてプレーしたイスラエルとトルコに加えてベルギーからもオファーがあった中で、鳥栖と2年契約を結んだという。

 一瞬で相手を置き去りにするスピードと、相手の隙を突く嗅覚に優れたFWで、ウイングやセンターフォワードでプレーできる。2シーズンプレーしたマッカビ・テルアビブではイスラエルリーグ連覇に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグ予選にも出場。19/20シーズンには公式戦10得点という成績を残している。

<h2>第2のオルンガになれるか?

FW:イスマエル・ドゥンガ(ケニア出身/背番号33)
生年月日:1993年2月24日(27歳)
前所属:ヴラズニア(アルバニア)
2020/21リーグ戦成績:7試合4得点

 趙東建、レンゾ・ロペス、チアゴ・アウベスが退団し、サガン鳥栖の前線の顔触れは大きく変わった。その中で、ケニア出身のイスマエル・ドゥンガの加入は大きな期待を抱かせる。

 189cmの大型FWで、ボディバランスに優れている。中央で構えるだけでなく、サイドに流れて起点となる器用さも備える。ケニアのタスカーFCでは昨季の得点王だったオルンガと同僚で、これまでギリシャ、ザンビア、アルバニアでプレー。柏レイソルで圧倒的な成績を残したオルンガのようなブレイクが期待される。

<h2>初先発初ゴールの有望株

MF:相良竜之介(さがら・りゅうのすけ/背番号27)
生年月日:2002年8月17日(18歳)
前所属:サガン鳥栖U-18
2020リーグ戦成績:4試合1得点

 サガン鳥栖は松岡大起を筆頭に、石井快征、本田風智らアカデミー出身の若手が多く活躍している。昨季、2種登録された相良竜之介は初先発を飾ったガンバ大阪戦で初ゴールをゲット。晴れて今季からは正式にトップチームに一員に加わっている。

 日本クラブユースサッカー選手権では、自身が最終学年だった第32回大会(U-15)と第35回大会(U-18)をともに制覇。19年にはU-17日本代表としてアルゼンチン遠征にも参加している。

 独特な間合いから仕掛ける鋭いドリブルが武器。U-15とU-18時代にも指導を受けた金明輝(現トップチーム監督)の下で、どのような活躍を見せるだろうか。

<h2>タイトルを知る仕事人

DF:ファン・ソッコ(韓国出身/背番号20)
生年月日:1989年6月27日(31歳)
前所属:清水エスパルス
2020リーグ戦成績:19試合2得点

 清水エスパルスから加入したファン・ソッコは、宮大樹、原輝綺らが抜けたDFラインの新たな軸としての活躍が期待される。小林祐三と岩下敬輔が現役を引退し、平均年齢が大きく下がったDF陣の中で、J1通算169試合に出場するファン・ソッコの経験値は貴重になるだろう。

 大学卒業と同時に韓国を離れ、サンフレッチェ広島に加入した。不動のレギュラーではなかったが、貴重なバイプレーヤーとしてJリーグ連覇に貢献。15年に鹿島アントラーズに移籍すると、1年目にJリーグカップ、2年目には天皇杯とJリーグの2冠に輝き、クラブワールドカップでもプレーしている。

 サイドバックでもプレー経験があり、対人守備の強さが魅力だ。日本で数々のタイトルを獲得してきた経験豊富なDFは、鳥栖の最終ラインの柱として活躍してくれるだろう。

【了】