GK

明治安田生命J1リーグ開幕戦、川崎フロンターレ対横浜F・マリノスが26日に行われる。2020シーズン王者と19シーズン王者の対戦が白熱した展開になることは間違いないだろう。今季の幕開けとなる一戦における、川崎フロンターレの予想先発メンバーとフォーメーションを紹介する。
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チョン・ソンリョン(韓国出身/背番号1)
生年月日:1985年1月4日(36歳)
2020リーグ戦成績:34試合出場/31失点

 抜群のセーブ技術は川崎フロンターレに安心感をもたらす。FUJI XEROX SUPER CUPでは好セーブを見せて勝利に貢献。今季もチョン・ソンリョンがゴールマウスを守るのはチームにとって心強いはずだ。

 在籍6年目を迎える今季は、中村憲剛の引退に伴ってチーム最年長となった。36歳となったベテラン守護神は、2度目のJリーグ連覇達成に向けてチームを最後尾から支える。

<h2>DF

山根視来(やまね・みき/背番号13)
生年月日:1993年12月22日(27歳)
2020リーグ戦成績:31試合出場/4得点

 川崎フロンターレに加入した昨シーズン、山根視来はベストイレブンに選ばれる活躍を見せて優勝に貢献した。湘南ベルマーレ時代から見せていたアグレッシブな攻撃参加は川崎Fでも活かされ、昨季は家長昭博と抜群の連係を見せた。

 20日のガンバ大阪戦では2点目をアシストしたが、ハンドでPKを与えてしまった。真価が問われる移籍2年目の今シーズン、さらなる活躍を見せることができれば、日本代表への道も拓けるかもしれない。

ジェジエウ(ブラジル出身/背番号4)
生年月日:1994年3月5日(26歳)
2020リーグ戦成績:29試合出場/3得点

 Jリーグでも屈指のスピードとパワーで、ジェジエウは最終ラインを引き締める。1試合3得点をノルマに掲げる川崎Fが攻撃的なサッカーを見せる展開する裏で、ジェジエウは背後に広がるスペースをカバーしている。

 アトレチコ・ミネイロでは活躍できなかったが、母国から遠く離れた日本で大きな飛躍を遂げた。ベストイレブンに名を連ねた昨季のような活躍を見せれば、川崎Fは連覇への道を突き進むことになるだろう。

谷口彰悟(たにぐち・しょうご/背番号5)
生年月日:1991年7月15日(29歳)
2020リーグ戦成績:30試合出場/3得点

 3度目の優勝に貢献した谷口彰悟は、昨季から続いてキャプテンを務めることとなった。中村憲剛がシーズンの大半を欠場し、前主将だった小林悠もジョーカー起用が多かった昨季は、リーダーとしての経験を積んだ1年でもあった。

 開幕戦では強力な攻撃陣を要する横浜F・マリノスを封じる活躍が求められる。そして、ジョアン・シミッチの加入により高さが生まれた今季は、セットプレーからの得点にも期待したい。

車屋紳太郎(くるまや・しんたろう/背番号7)
生年月日:1992年4月5日(28歳)
2020リーグ戦成績:22試合出場/1得点

 昨季Jリーグベストイレブンに選ばれる活躍を見せた登里享平は、昨季の最終節で左鎖骨を骨折している。FUJI XEROX SUPER CUPでは旗手怜央が左サイドバックで先発したが、開幕戦では車屋紳太郎の先発を予想した。

 ここ2シーズンの車屋は控えに回る機会も多く、センターバックや右サイドバックも経験した。複数のポジションをこなす器用さを見せたが、推進力やキックの精度といった特徴は左サイドバックでこそ輝く。連覇を知る車屋の活躍は、過密日程を戦うチームにとって重要になるだろう。

MF

ジョアン・シミッチ(ブラジル/背番号6)
生年月日:1993年5月19日(27歳)
2020リーグ戦成績:24試合出場/1得点

 広い視野と精度の高いキックでボールを配球するセントラルMFが加入した。ジョアン・シミッチはポルトガルに渡った守田英正の穴を埋める活躍が期待されている。

 名古屋グランパス時代に風間八宏元監督が重用していることからも、シミッチが川崎Fのスタイルにフィットすることはほぼ間違いないだろう。ガンバ大阪戦では唯一の新加入選手として先発メンバーに抜擢されたが、澱みなくボールを配球していた。空中戦にも強く、レアンドロ・ダミアンやジェジエウとともにセットプレーでは得点源としても貴重な存在だ。

田中碧(たなか・あお/背番号25)
生年月日:1998年9月10日(22歳)
2020リーグ戦成績:31試合出場/5得点

 田中碧は中村憲剛なき川崎Fの新たな顔として期待されている。Jリーグベストヤングプレーヤーに選出された19年は12月のE-1サッカー選手権で代表デビュー。昨季は川崎Fで31試合に出場して優勝に貢献している。

 アカデミー時代から培ってきた足元の技術が武器で、ペナルティエリアへ飛び込んでいく積極性がある。運動量も豊富で球際にも強く、攻守に貢献できるオールラウンドなMFへと成長している。今季もチームの中心として輝きを放つだろう。

脇坂泰斗(わきざか・やすと/背番号8)
生年月日:1995年6月11日(25歳)
2020リーグ戦成績:31試合出場/3得点

 正確無比なプレースキックや狭いエリアでもボールを失わないテクニックを武器に、脇坂泰斗は川崎Fの中盤で躍動する。昨季はキャリアハイの31試合に出場。今季は副キャプテンにも就任し、チームを牽引する活躍が期待される。

 昨季の終盤に負傷した大島僚太は年末の天皇杯で復帰したが、G大阪戦は欠場している。長いシーズンを戦い抜くうえでもチームの底上げは必須。主力の1人となった脇坂はもちろん、塚川孝輝や小塚和季、橘田健人といった新加入選手とのポジション争いにも注目したい。

<h2>FW

家長昭博(いえなが・あきひろ/背番号41)
生年月日:1986年6月13日(34歳)
2020リーグ戦成績:29試合出場/11得点

 昨季はキャリアハイに並ぶ11得点を挙げて優勝に貢献した家長昭博。新加入だった右サイドバックの山根視来とも良い関係性を築き、右サイドから川崎Fの攻撃を作り上げていた。

 Jリーグでも屈指のボールキープ力と、鮮やかな左足のキックで攻撃を彩る。中村憲剛の引退に伴い、フィールドプレーヤーとしてはチーム最年長になったが、今季もフル稼働に期待したい。

レアンドロ・ダミアン(ブラジル出身/背番号9)
生年月日:1989年7月22日(31歳)
2020リーグ戦成績:34試合出場/13得点

 レアンドロ・ダミアンは4-3-3への布陣変更の恩恵を受けた1人だろう。昨季は来日1年目を上回る13得点をマーク。ボックス内での高さと強さは相手の脅威となっていた。

 加入3年目の今季は3人の副キャプテンの1人として、キャプテンの谷口彰悟をサポートする立場となった。同じポジションにガンバ大阪戦で決勝ゴールを決めた小林悠がいることは、競争やターンオーバーという面でダミアンにとってもプラスに働くだろう。

三笘薫(みとま・かおる/背番号18)
生年月日:1997年5月20日(23歳)
2020リーグ戦成績:30試合出場/13得点

 昨季は新人最多記録に並ぶ13得点を挙げて脚光を浴びた。勝負の2年目は遠野大弥や知念慶といった前線のライバルも加入。相手のプレッシャーも増す今季は、真価が問われる1年になる。

 相手の重心の逆をとってかわすドリブルや、冷静な判断から繰り出されるラストパスはJリーグでも屈指のレベル。試合の途中からでも結果を残すことができるのは昨シーズンの活躍が証明したが、今季は先発機会を増やしたいはず。川崎Fでの活躍は、日本代表につながっている。

【了】