5位:成績はまったくの五分

 Jリーグでは数多くの激戦が繰り広げられてきたが、各クラブはどのような成績を残してきたのだろうか。今回は、北海道コンサドーレ札幌の各チームとの通算対戦成績から1試合あたりの平均獲得勝ち点を算出。それを基にしたランキングを紹介する。※現行ルールに合わせて勝(Vゴール含む)=勝ち点3、分=勝ち点1、負=勝ち点0で計算。並んだ場合は1:勝利数、2:得失点差、3:総得点で順位を決定。データは1993シーズン〜2020シーズンまでのJ1リーグによるもの

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名古屋グランパス
平均獲得勝ち点:1.44
通算対戦成績:16試合/7勝2分7敗/23得26失点

 北海道コンサドーレ札幌と名古屋グランパスが初めてJリーグの舞台で対戦したのは、前者が同リーグ初参戦を果たした1998年の4月18日である。名古屋のホームで行われたこの試合は9分に平野孝に先制を奪われたが、72分にバルデスが同点ゴールをマーク。ただ、延長前半にドラガン・ストイコビッチに決勝ゴールを奪われて1-2で敗戦を喫している。

 しかし、その6ヶ月後に札幌厚別公園競技場で行われた2戦目では、有馬賢二の2ゴールと深川友貴の得点で3-2とリベンジに成功。スタジアムに訪れた約1万人の観客に歓喜を届けている。

 その後も札幌と名古屋はJ1で非常に熱いバトルを繰り広げている。事実、複数得点が生まれなかった試合は2002シーズンの2ndステージ第13節(1-0)と昨シーズンの第13節(0-0)のみ。ここまでの成績も7勝2分7敗と、まったくの五分である。今後も激しい打ち合いに期待できそうだ。

4位:J1での最後の対戦は2008年

ジェフユナイテッド千葉
平均獲得勝ち点:1.50
通算対戦成績:8試合/4勝0分4敗/14得13失点

 1998年5月9日、北海道コンサドーレ札幌(当時はコンサドーレ札幌)とジェフユナイテッド千葉(当時はジェフユナイテッド市原)はJリーグの舞台で初めて顔を合わせている。この試合で札幌は武田修宏に2ゴールを奪われたが、「パナマの怪人」バルデスがハットトリックと爆発。3-2で勝利を収めた。なお、札幌はこの試合を白星で終えたことで、Jリーグ参戦後初の連勝を記録することになっている。

 同年に行われた2戦目も札幌が勝利。スコアは3-1だった。以降は、千葉に対しJ1リーグで3連敗(2001シーズン2戦、2002シーズン1戦目)を喫することもあったが、その後2連勝(2002シーズン2戦目、2008シーズン1戦目)を記録している。

 ただ、札幌が2009年にJ2へ降格。千葉も2010年にJ2へ降格して以降一度もトップカテゴリーへ復帰できていないので、両者のJ1での対戦は2008年9月が最後となっている(この時は2-3で千葉が勝利)。今後、ここまでのJ1リーグにおける4勝0分4敗という成績が変化する時は訪れるのだろうか。

3位:現在7試合連続負けなし

サガン鳥栖
平均獲得勝ち点:1.90
通算対戦成績:10試合/6勝1分3敗/17得11失点

 北海道コンサドーレ札幌はサガン鳥栖に対し、当初こそ苦手意識があったかもしれない。ただ、現在はむしろ得意相手になっていると言ってもいいだろう。

 札幌が初めて鳥栖とJ1で対戦したのは2012シーズンだ。1戦目はアウェイゲームだったが、後半アディショナルタイムの水沼宏太による得点で0-1で敗れている。そして、ホームでの2戦目も後半に3得点を奪われ2-3で敗戦。さらに、J1での3度目の対戦となった2017シーズンの1戦目も鎌田大地の得点により0-1で負けている。札幌は鳥栖に対し、J1で3連敗を喫していたのだ。

 しかし、2017シーズンの2戦目でようやく初勝利を挙げると、以降は鳥栖から勝ち点を大量に奪取。昨シーズンの第27節では1-1のドローに終わったものの、現在鳥栖に対してはJ1リーグで7試合負けなしを記録している。2021シーズンも同クラブに対して強さを見せつけるのだろうか。

2位:いずれも後半ATの得点で勝利

V・ファーレン長崎
平均獲得勝ち点:3.00
通算対戦成績:2試合/2勝0分0敗/5得点3失点

 北海道コンサドーレ札幌とV・ファーレン長崎がJ1リーグで対戦したのはわずか2回。後者が初昇格を果たした2018シーズンによるものだ。

 J1での初マッチアップは2018年3月18日に行われた第4節。札幌ドームでのゲームは52分のジェイによる得点で札幌が先制したが、82分に翁長聖にゴールを奪われ1-1に。このまま試合終了かと思われたが、アディショナルタイムにチャナティップが殊勲の決勝ゴールを奪い、札幌が2-1と勝利した。

 2戦目は8月に行われた。アウェイに乗り込んだ札幌はまたもジェイのゴールで先制、その後チャナティップの得点もあり2度リードを奪うが、長崎に2度追いつかれている。しかし、再び同点で終わると思われたアディショナルタイムに都倉賢が決勝点を奪取。3-2で長崎から連勝を奪っていた。

1位:今季もすでに大勝

横浜FC
平均獲得勝ち点:3.00
通算対戦成績:2試合/2勝0分0敗/5得点1失点

 横浜FCはこれまで多くの時間をJ2リーグで過ごしており、同クラブが初めてJ1に昇格した2007シーズンは北海道コンサドーレ札幌がJ2で戦っていた。そのため、両者がJ1の舞台で顔を合わせたのは昨シーズンが初めてのことだった。

 無観客のニッパツ三ツ沢球技場で行われた1戦目は開始3分で鈴木武蔵が先制点を奪取。その13分後に一美和成に同点弾を許したが、後半に再び鈴木がゴールを奪い2-1で札幌が勝利している。そして、札幌ドームで行われた2戦目はアンデルソン・ロペス、ドウグラス・オリヴェイラ、金子拓郎のゴールで横浜FCに快勝している。

 なお、この両者は2021シーズンの第1節でも激突。今回のランキングは2020シーズンまでが対象のため同試合の成績は含まれていないが、攻守で相手を圧倒した札幌が5-1と大勝を収めていた。