現在バルセロナに所属しているブラジル代表MFフィリッペ・コウチーニョがリバプールからバルサへ移籍した際には、バルサがリバプールから他の選手を引き抜くことを事実上禁じる契約条項が交わされていたという。英紙『ミラー』が19日に伝えた。

 リバプールで主力として活躍していたコウチーニョは2018年1月にバルサへ完全移籍。ボーナスを含めて最大1億4200万ポンド(約214億5000万円)という巨額の移籍金が支払われたとされている。

『ミラー』紙は、リバプールのマイケル・エドワーズSD(スポーツディレクター)の手腕を示す取引の例のひとつとしてコウチーニョの売却を振り返った。巨額の移籍金を得たこと自体も重要だが、それに加えて、ある条項を設定したことがエドワーズSDの功績だとされている。

 その条項とは、バルセロナが2021年までにリバプールから他の選手を獲得するとすれば、合意した移籍金に加えて8000万ポンド(約120億8000万円)を支払わなければならないというもの。事実上、リバプールからの新たな補強は禁じられることになる。

 コウチーニョ以前にもハビエル・マスチェラーノやルイス・スアレスを引き抜かれていたリバプールだが、この条項により「バルセロナへの戦力提供クラブであることを終えた」と英紙は述べている。スペインメディアでも、新たに明らかになった事実であるとして注目を集めている。

『ミラー』紙はエドワーズSDによる優れた取引の例として、他に南野拓実の獲得も挙げた。725万ポンド(約11億円)という格安の契約解除金の存在をいち早く把握することに成功し、南野に関心を抱いていたマンチェスター・ユナイテッドなど他クラブの機先を制することができたとされている。