スペイン代表メンバーにエイバル所属の20歳FWブライン・ヒルが選出された。東京五輪世代のヒルだが、スペインA代表に選出されている。

 ヒルは2012年にセビージャのカンテラに入団。2018年にリザーブチームであるセビージャ・アトレティコに昇格を果たした。翌年にはトップチームに昇格となるも、昨年1月にレガネス、同年10月にはエイバルへレンタルとなった。

 これまで年代別のスペイン代表でプレーしていたヒルが今回のインターナショナルウィークでスペインA代表初選出。MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属するエイバルで輝きを放っている。

 ヒルは今季加入したエイバルでここまで公式戦22試合に出場3得点2アシストを記録。両ウィング、サイドハーフ、さらにはトップ下でもプレーできるユーティリティプレーヤーである。

 データサイト『WhoScored』によると、ラ・リーガでの1試合平均のドリブル回数は2.6回。これはエイバルの中で最多となっている。また、ファールを受けた回数は1試合平均で1.7回。ドリブルで仕掛けると、相手はヒルを中々止められない。

 衝撃だったのはエイバルでの初ゴールを含む2ゴールを決めたグラナダ戦だろう。今年1月に行われたラ・リーガ第17節のグラナダ戦。エイバルにとってはこれが2021年最初の試合だった。

 この試合に先発したヒルは右ウィングでプレー。すると55分、エドゥ・エスポジトのPKは相手GKに阻まれるも、ヒルがボールへ一直線に突っ込んでいく。こぼれ球にいち早く反応し、ゴールを決めた。ヒルにとってはこれがエイバル初ゴール。予測と並外れたスピードでゴールを決めた。

 さらに76分、ヒルはキケ・ガルシアからペナルティエリア手前左でボールを受けると、左足でボールをズラしてすぐさま右足を振り抜く。これが相手DF二人の間を抜け、ゴールに吸い込まれた。エイバルはこの2ゴールでグラナダに2-0の勝利。ヒルがエイバルを勝利に導いた。

 現在はセビージャが保有権を持っているヒル。バルセロナなどがこの20歳の逸材に興味を示していると噂されている。スペイン代表でもその実力を遺憾無く発揮してくれることは間違いないだろう。スペイン代表初招集でどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。