GK

U-24日本代表は3月29日にU-24アルゼンチン代表と対戦する。26日の第1戦では0-1の敗戦。完封負けを喫し、実力差をまざまざと見せつけられた。第2戦はどのようなメンバーで臨むのか。予想スタメンとフォーメーションを紹介する。
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●GK

沖悠哉(鹿島アントラーズ)
生年月日:1999年8月22日(21歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :出場なし(初選出)

 鹿嶋市出身で鹿島アントラーズのアカデミーからプレーする生え抜きの沖悠哉。高卒2年目だった昨季、鹿島アントラーズの守護神の座に定着。昨季はリーグ戦24試合に出場。今季も5試合でゴールマウスを守り、今回の代表戦でU-24日本代表入りを掴んだ。この世代の正守護神の座も奪うべくアルゼンチン戦でアピールしておきたい。

 最終ラインからのビルドアップに加わることのできる足元の技術が最大の武器。前線へのフィードも正確。昨季はセービングやハイボールの処理が課題となった試合もあったが、安定感は日を追うごとに増している。アルゼンチン代表戦でもその実力を遺憾なく発揮してほしい。

DF

原輝綺(清水エスパルス)
生年月日:1998年7月30日(22歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :14試合出場0得点

 市立船橋高校出身の原輝綺は2017年にアルビレックス新潟に入団。高卒ルーキーとしてはクラブ史上初の開幕戦スタメンデビューを果たした。2019年にはサガン鳥栖に移籍。昨季は28試合に出場し、主力としてプレー。今季はミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任した清水エスパルスに加わり、開幕から出場を重ねている。

 最大の武器はユーティリティ性で、サイドバック、センターバック、中盤でも遜色なくプレーできる。昨季はセンターバックでプレーすることもあったが、清水ではここまで右サイドバックが主戦場。左右両サイドでプレーできる貴重な人材だ。短期決戦の東京五輪において、監督してはありがたい選手だろう。

町田浩樹(鹿島アントラーズ)
生年月日:1997年8月25日(23歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~):6試合出場1得点

 身長190cm、左利きのセンターバックである町田浩樹はJリーグで出場機会を得始めた当初は左サイドバックでもプレー。鹿島アントラーズ期待の生え抜きCBだ。

 今季は10日の湘南ベルマーレ戦で初得点を記録。生まれ持った長身に、フィジカルの強さが合わさればまさに鬼に金棒。アルゼンチン代表メンバーに劣らないフィジカルで攻守に貢献できるか期待だ。

瀬古歩夢(セレッソ大阪)
生年月日:2000年6月7日(20歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~):2試合出場0得点

 8年ぶりにセレッソ大阪の監督に復帰したレヴィー・クルピ監督は、開幕から20歳の瀬古歩夢と19歳の西尾隆矢をセンターバックに起用。C大阪は大久保嘉人などの攻撃陣の活躍もあり4位に位置。好調C大阪でCBを担う20歳だ。

 武器はビルドアップ能力。フィード能力は高い。Jリーグでプレーする外国人選手などと対戦していく中でフィジカルコンタクトも徐々に成長。DFリーダーとしてチームを動かす経験は、U-24日本代表でも活かされるだろう。

中野伸哉(サガン鳥栖U-18)
生年月日:2003年8月17日(17歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :出場なし(初選出)

 2003年生まれの中野伸哉は、昨年8月1日のFC東京戦でJリーグデビュー。金明輝監督率いるサガン鳥栖で着実に成長している。まだ17歳で正式な所属先はU-18であるが、Jリーグでもその実力を遺憾なく発揮している。

 左サイドバックだが、3バックの際はセンターバックと左ウイングバックでプレーできるユーティリティ性も持つ。的確なポジショニングと足下の技術が高く、ベガルタ仙台戦では2アシストを記録しチームの5-0勝利に貢献した。

 現在Jリーグで無失点を維持し、3位と好調の鳥栖で主力を担う逸材DF。17歳がアルゼンチン代表相手にどこまでできるか楽しみだ。

MF

中山雄太(PECズヴォレ / オランダ)
生年月日:1997年2月16日(24歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~):18試合出場4得点

 左SB、CB、ボランチと複数ポジションをこなせる中山雄太。東京五輪世代の欧州組で活躍している一人だ。A代表でも左SBで起用されるなど、どのポジションで出てもハイレベルなプレーを見せる。所属するズヴォレでは今季2得点1アシストを記録。ディフェンス面だけでなく、欧州で攻撃面も磨いてきた。

 0-1の敗戦を喫した第1戦でも主将としてチームを牽引。第1戦でフル出場を果たした中山だが、田中駿汰の離脱により第2戦でもスタメン起用されると予想。第1戦での悔しさをバネに勝利を誓う。

田中碧(川崎フロンターレ)
生年月日:1998年9月10日(22歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :9試合出場2得点

 所属する川崎フロンターレでは欠かせない存在となっている田中碧。昨季は川崎Fで31試合に出場5得点を記録。今季も川崎Fの主力を担っている。

 田中は中盤でボールを刈り取り、攻撃にリズムをもたらすことができる。昨季はJリーグでキャリアハイの5ゴールを決め、ゴールへの意識も増した中盤の要。ミドルシュートもあり、アルゼンチン戦でのゴールにも期待がかかる。

 田中は26日の第1戦を出場停止のため欠場。第1戦を観て、もどかしさもあっただろう。29日の第2戦で暴れてほしい。

相馬勇紀(名古屋グランパス)
生年月日:1997年2月25日(24歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :7試合出場2得点

 ドリブル、カットインからのシュートは相馬勇紀の最大の武器だろう。フィジカル面でも相手に劣らない。第1戦では途中出場だったが、第2戦ではスタメンでの出場を予想。第1戦よりも長い出場時間でその実力を発揮してほしい。

 所属する名古屋グランパスで厳しいポジション争いを演じ、主力の座をつかんでいる相馬。E-1選手権でA代表入り。厳しいポジション争いが予想される中盤で東京五輪への切符を掴むためにも第2戦はアピールの場としたい。

食野亮太郎(リオ・アヴェ / ポルトガル)
生年月日:1998年6月18日(22歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :5試合1得点

 今季はスコットランドからポルトガルへ活躍の場を移した食野亮太郎。ポルトガルでは3得点を記録。第1戦では78分からの途中出場だった。第2戦ではトップ下でスタメン出場すると予想した。

 第1戦では日本の攻撃陣が沈黙。アルゼンチンから1点も奪うことができず敗戦。欧州でプレーする食野に期待することはもちろん得点だ。アピールのためにもゴールを決めてほしい。第2戦で食野は輝くことができるだろうか。

三笘薫(川崎フロンターレ)
生年月日:1997年5月20日(23歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :14試合出場4得点

 昨季は川崎フロンターレで途中出場が多い中、13得点12アシストと驚異の数字を記録した。しかし、26日のアルゼンチン戦では期待された攻撃力は沈黙。世界の壁の大きさを改めて痛感した。

 それでもJ1で昨季13得点12アシストを記録した三笘への期待は大きい。自ら打開できるドリブルだけなく、パスでもチャンスメイクできる。第2戦では分かりやすい結果で日本の勝利に貢献してほしい。

FW

林大地(サガン鳥栖)
生年月日:1997年5月23日(23歳)
東京五輪世代通算成績(2017年12月~) :1試合出場(初選出)

 アルミニア・ビーレフェルトに所属する堂安律の代表辞退により巡ってきた東京五輪世代の代表初選出。今回選出された選手以外にも候補となるFWは多く、激戦区となるFW。サガン鳥栖では”ビースト”の愛称で知られる林大地だが、その片鱗を第2戦で見せてほしい。

 鳥栖では昨季31試合に出場し、9得点を記録。今季もすでに3得点を記録し、今季好調の鳥栖で主力を担う林。第1戦では87分からの出場で見せ場はなかったが、第2戦はスタメンでその実力を発揮してほしい。

予想フォーメーション

▽GK
沖悠哉
▽DF
原輝綺
町田浩樹
瀬古歩夢
中野伸哉
▽MF
中山雄太
田中碧
相馬勇紀
食野亮太郎
三笘薫
▽FW
林大地