イングランドのニューカッスルから今季スペインのエイバルにレンタルされているFW武藤嘉紀は、今季終了後にニューカッスルを退団する可能性が高まっているものの、エイバルへ完全移籍するかどうかは“条件次第”だとみられている。ニューカッスル地元紙『イブニング・クロニクル』が31日付で見通しを伝えた。

 武藤はニューカッスルで出場機会を失い、昨季のプレミアリーグでは8試合で合計200分あまりの出場にとどまった。今季は乾貴士も所属するエイバルへレンタルされ、レギュラー定着には至らないまでも出場機会を増やしている。

 だが武藤が来季エイバルへ完全移籍するかどうかは、「2つの条件」次第だと英紙は伝えている。エイバルがニューカッスルの要求する金額の移籍金を支払うこと、またエイバルがリーガ1部に残留することの2つだ。

 年明け後初戦のグラナダ戦に勝利して以来11試合白星なしという不振に陥っているエイバルは、現在リーガで2部降格圏の18位。岡崎慎司の所属する最下位ウエスカのほか、アラベスやエルチェなどと接戦の残留争いを演じている。

 金銭面に関しては、ニューカッスルとしては2018年にマインツから武藤を獲得した際に支払った950万ポンド(約14億5000万円)をある程度回収することに加えて、週給5万4000ポンド(約820万円)とされる報酬の負担からも解放されることを望んでいるようだ。今季は報酬の一部をエイバルが負担しているとみられている。

 スペインでは先発出場が続いた時期もあった武藤だが、2月以降は交代出場が続き、最近2試合は負傷の影響で欠場。エイバルは今季終了後にどのような決断を下すのだろうか。