29年目を迎えたJリーグでは、これまで様々な外国籍選手がプレーしてきた。J1とJ2を行き来したセレッソ大阪でも、その時代にチームを助けた助っ人がいた。今回は、セレッソ大阪でプレーした外国籍選手の中から、所属時の得点ランキングを紹介する。※成績はJリーグ通算

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6位:セレッソから世界へ羽ばたいた韓国代表MF

キム・ボギョン(韓国)
生年月日:1989年10月6日(31歳)
Jリーグ通算成績:41試合/15得点
在籍時期:2011-12

 MFでありながら鋭いドリブルを武器に多くのゴールを挙げたキム・ボギョンは、2011年と12年にセレッソでプレーし、そこから世界最高峰の舞台へと羽ばたいた。

 2010年、キム・ボギョンは韓国の大学を中退してセレッソに加入することが内定したが、セレッソの外国人枠が埋まっていたため大分トリニータに期限付き移籍。前評判通りの活躍を見せると、2011年からセレッソに戻って中心選手の一人として存在感を放った。

 2012年はロンドン五輪出場のため途中離脱。同年7月にイングランドのウィガンへ移籍することが決まった。そのためJリーグでの出場は15試合どまりだったものの、7得点を記録している。セレッソでのプレーは1年半と長くはなかったが、強烈な印象を残した選手の一人だ。

6位:前線で体を張るブラジル人FW

ブルーノ・メンデス(ブラジル)
生年月日:1994年8月2日(26歳)
Jリーグ通算成績:48試合/15得点
在籍時期:2019-20

 過去にU-20ブラジル代表経験もあるブルーノ・メンデスは、2019年にセレッソに加入。2シーズンで48試合に出場して15得点を記録した。

 184cmの身長に強靱なフィジカルもあるブルーノ・メンデスは、自ら決める以外にポストプレーでも存在感を放った。セレッソ2シーズン目の2020年はチームトップとなる9ゴールを挙げている。前線で体を張り、セレッソの攻撃を押し上げた。

 ウルグアイのデポルティボ・マルドナドからレンタルでの加入だったブルーノ・メンデスは、完全移籍とはならず、今年はアビスパ福岡でプレーしている。

5位:ブラジルの攻撃的ウイングバック

ゼ・カルロス(ブラジル)
生年月日:1980年7月15日(40歳)
Jリーグ通算成績:88試合/16得点
在籍時期:2005-07

 2005年から3シーズンにわたってセレッソで活躍したゼ・カルロスは、J1とJ2で合わせて16ゴールを記録した。

 ウイングバックとしての起用が多かったゼ・カルロスは、ブラジル人らしく攻撃面でも存在感を放った。FKでもゴールを奪うなど、セレッソで確かな得点源となっている。

 2007年をJ2で戦ったセレッソ。ゼ・カルロスはシーズンで5得点を挙げたが、チームは5位でシーズンを終えて昇格に失敗。ゼ・カルロスはブラジルのボタフォゴへ移籍した。その後はブラジルでプレーし、2015年に現役を引退している。

3位:2014年に加入した超ビッグネーム

●4位
カイオ(ブラジル)
生年月日:1987年7月6日(33歳)
Jリーグ通算成績:53試合18得点
在籍時期:2008-09

●3位
ジェルマーノ(ブラジル)
生年月日:1981年3月21日(40歳)
Jリーグ通算成績:49試合17得点
在籍時期:2007-08

ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)
生年月日:1979年5月19日(41歳)
Jリーグ通算成績:42試合/17得点
在籍時期:2014-15

 2014年に加入した大物助っ人フォルランは、1年半で17得点を挙げてこの順位に入った。ヨーロッパゴールデンシューを2度受賞するなど偉大な功績を残してきたビッグネームは、期待ほどの活躍を見せられなかったかもしれない。それでも、ゴールを重ねてきた。

 加入1年目はJ1で26試合に出場して7ゴールを記録。全盛期のフォルランを知る人にとっては物足りなさもあり、セレッソは降格という屈辱も味わった。それでも残留することになったフォルランは、2015年途中にクラブを去ることになるが、16試合で10ゴールを挙げている。

 セレッソがフォルランに支払った年俸は推定6億円と言われている。この額に見合う働きだったと言いにくいのは確かだとしても、足跡は残した。

2位:タイトル獲得にも貢献したブラジル人MF

マルキーニョス(ブラジル)
生年月日:1966年5月9日(54歳)
Jリーグ通算成績:55試合19得点
在籍時期:1995-1996(JFL時代を除く)

バルデス(パナマ)
生年月日:1966年5月9日(54歳)
Jリーグ通算成績:31試合19得点
在籍時期:1995
マルキーニョス(ブラジル)
生年月日:1966年5月9日(54歳)
Jリーグ通算成績:55試合19得点
在籍時期:1995-1996(JFL時代を除く)

バルデス(パナマ)
生年月日:1966年5月9日(54歳)
Jリーグ通算成績:31試合19得点
在籍時期:1995

ソウザ(ブラジル)
生年月日:1988年3月8日(33歳)
Jリーグ通算成績:113試合/19得点
在籍時期:2016-2019

 ブラジル人MFのソウザは2016年にセレッソ加入。当時J2だったセレッソでリーグ戦39試合に出場して8得点を挙げ、J1昇格に大きく貢献した。

 J1昇格後も広い視野と積極性を武器に活躍。2019年の大分トリニータ戦ではハーフウェイライン付近からの超ロングシュートを決めるなど、見事なゴールも印象的だった。

 また、カップ戦でも大きな仕事をしている。2017年JリーグYBCルヴァンカップ決勝では終盤にゴールを記録し、セレッソが2-0で勝利。クラブ悲願の初タイトル獲得にも貢献した。

1位:韓国人唯一のJ得点王

ファン・ソンホン(韓国)
生年月日:1968年7月14日(52歳)
Jリーグ通算成績:36試合/30得点
在籍時期:1998-99

 セレッソでの出場試合数がトップ5で最も少なく、ダントツで最多得点を挙げているのがファン・ソンホンだ。1998年に加入、2部制となって初のシーズンだった1999年にゴールを量産した。

 ファン・ソンホンは加入1年目に11試合で6ゴールを記録。1999年はJ1で25試合に出場して24得点を挙げて得点王に輝き、ベストイレブンにも選ばれた。韓国人選手のJリーグ得点王はファン・ソンホンが初。そして、2人目は今も生まれていない。

 韓国代表として4度ワールドカップに出場しているファン・ソンホンは、母国でも英雄。セレッソでの時間は長くなかったが、残したインパクトは強烈だった。