【シント=トロイデン 2-1 メヘレン ジュピラー・プロ・リーグ第32節】

 ジュピラー・プロ・リーグ第32節、シント=トロイデン対メヘレンが現地時間3日にスタイエンで行われた。

 リーグ戦5試合勝ち星なしと苦しんでいたシント=トロイデンを救ったのは、センターフォワードとして先発出場した鈴木優磨だった。

 11分、ロングボールに抜け出した右サイドバック橋岡大樹がクロスを上げると、ペナルティーエリア内でフリーとなった鈴木が冷静にゴールネットを揺らす。これがチームにとって実に4試合ぶりの得点となった。

 39分には、味方が敵陣でボールを奪い深さを取ると、鈴木がスプリントで相手DFの前にポジションを取りペナルティーエリア内へ侵入。そしてクロスを呼び込むと、背後から倒されPKを獲得。これをイロンベ・ムボヨが冷静に沈め、シント=トロイデンは前半で2点のリードを得ている。

 鈴木の勢いは後半も止まらない。54分には、味方のクロスから力強いヘディングシュートを放ち、相手GKを襲っている。そして70分にも、クロスから際どいヘディングシュートを浴びせた。

 背番号9を身に着ける日本人FWは終盤、守備にも奮闘。チームは1点を失ってしまったが、前半で奪った2得点が大きく第23節セルクル・ブルージュ戦以来となる白星を手に入れることに成功した。

 非凡な決定力と巧みなアクションで2ゴールに絡んだ鈴木は、データサイト『WhoScored』内で文句なしのMOMに選出されている。シュート数チーム最多の4本、さらにキーパス1本、空中戦勝利4回も記録するなど、FWとしての役割をしっかり果たしたと言える。

 なお、鈴木はこの試合の結果により今季リーグ戦得点数を15に伸ばしている。1位ポール・オヌアチュ(ヘンク/25得点)との差を埋めることは難しいだろうが、得点ランキングは4位タイで、10位以下のチーム(現時点)に所属する選手に絞れば最多の数字となるなど、素晴らしい成績である。

 地上、空中問わず対人戦に強く、ハングリー精神やゴールへの意欲が高いレベルで備わっている鈴木。やはりこの男、日本代表で見てみたい。