潤沢な資金をもとにこれまで数々の著名な選手を獲得してきたマンチェスター・シティ。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、シティが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を5人紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

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素行に問題あり!?レアルから来たドリブルキング

FW:ロビーニョ
生年月日:1984年1月25日(37歳)
移籍金:4300万ユーロ(約60億円)
在籍期間:08年夏~10年夏
リーグ戦成績:41試合14得点8アシスト

 レアル・マドリードから4300万ユーロ(約60億円)という高額な移籍金でマンチェスター・シティに加入したロビーニョ。クラブの合宿を無断で離脱、ナイトクラブでの強姦など素行に問題があった。そして当時のマーク・ヒューズ監督と衝突し、2010年1月に古巣サントスへレンタル。同年夏にACミランへ完全移籍となった。

 素行に問題があったロビーニョだが、高い得点力を持ち、卓越されたテクニックによるドリブルは一級品。”ドリブルキング”などの異名を持つ元ブラジル代表FWだったが、シティでは大金に見合った活躍をすることができなかった。

 ロビーニョはシティでの1年目で14ゴールを挙げたが、それ以降はリーグ戦でのゴールはなし。その後、目立った活躍をすることができず、半額ほどの2100万ユーロ(約27億円)でミランに放出された。高額な移籍金で加入したにも関わらず、実力を発揮できない上に素行の悪さも目立ってしまった。

怪我に泣いたモンテネグロの天才FW

FW:ステファン・ヨベティッチ
生年月日:1989年11月2日(31歳)
移籍金:2600万ユーロ(約34億円)
在籍期間:13年夏~16年夏
リーグ戦成績:30試合8得点5アシスト

 イタリアで活躍したイメージが強いステファン・ヨベティッチは2013年~2015年までマンチェスター・シティでプレー。フィオレンティーナで活躍すると、ユベントスやアーセナルなども獲得に乗り出していたが、シティがヨベティッチを獲得した。

 2600万ユーロ(約34億円)でフィオレンティーナからシティに移籍したヨベティッチは度重なる怪我に悩まされ、期待された通りの活躍はできず。プレミアリーグでは30試合8得点にとどまった。

 シティに在籍していた2015年7月、インテルへレンタル移籍。翌年に完全移籍に移行された。当初は調子を取り戻していたが、再び怪我に泣かされ徐々に出場機会が減少。2017年1月にセビージャへレンタル、同年8月にモナコへ完全移籍となった。

 モンテネグロでは天才と称されたヨベティッチだったが、2600万ユーロ(約34億円)という移籍金に見合った活躍はできず。シティの残念な補強となってしまった。

39歳となった今でも現役!パラグアイを沸かせたスター

FW:ロケ・サンタクルス
生年月日:1981年8月16日(39歳)
移籍金:2120万ユーロ(約28億円)
在籍期間:09年夏~13年夏
リーグ戦成績:20試合4得点0アシスト

 39歳となった今もなお現役を続けるパラグアイのスターであるロケ・サンタクルス。1999年~2007年までバイエルン・ミュンヘンでプレー。その後、ブラックバーンへ移籍しイングランドにプレーの舞台を移した。そして2009年にマンチェスター・シティへ加入となった。

 シティは当初、かねてからサンタクルスの獲得を熱望していた。7度目のオファーでついに獲得に成功。2120万ユーロ(約28億円)の移籍金だった。だが、プレミアリーグの出場はわずか20試合で3得点。シティでその決定力の高さを見せることはできなかった。

 シティでポジション争いに勝てなかったサンタクルスは2011年に古巣ブラックバーンにレンタル移籍。その後もベティスとマラガへレンタル。2013年にマラガへ完全移籍となった。シティに約4年間在籍したが、レンタルでクラブを転々とし結局はスペインでプレーすることになった。期待が大きかっただけに残念な移籍となってしまった。

オランダ1部の得点王はシティで失速!?コートジボワールの点取り屋

FW:ウィルフリード・ボニー
生年月日:1988年12月10日(32歳)
移籍金:3230万ユーロ(約42億円)
在籍期間:15年冬~17年夏
リーグ戦成績:36試合6得点4アシスト

 フィテッセ在籍時の2012/13シーズンのエールディビジ(オランダ1部)で得点王に輝いたウィルフリード・ボニー。2013年7月にスウォンジーへクラブ史上最高額で完全移籍。その後、2015年にマンチェスター・シティへステップアップとなった。

 フィテッセ、スウォンジーでの活躍により期待されていたボニーだったが、シティ加入以降歯車が狂ってしまった。シティで目立った活躍は残せず、リーグ戦36試合出場で得点はわずか6。パワーを武器に得点を量産していたコートジボワールの点取屋はその片鱗を見せることはできず。2016年にストーク・シティへレンタル、翌年に古巣スウォンジーへ完全移籍となった。

 ボニーはシティを離れた後も輝きを取り戻すことはできず。2019年にカタールのアル・アラビへ移籍し、中東へプレーの場を移した。シティでポジションを確保し得点を量産していれば、まだプレミアでプレーできていたかもしれない。実績があり期待されていただけに残念な補強となった。

Jリーグ得点王がいた!?無断帰国に夜遊び目立ち…

FW:ジョー
生年月日:1987年3月20日(34歳)
移籍金:2400万ユーロ(約31億円)
在籍期間:08年夏~11年夏
リーグ戦成績:21試合1得点2アシスト

 日本でも馴染みのある元ブラジル代表FWジョーもかつてはマンチェスター・シティに在籍していた。2005年にコリンチャンスからCSKAモスクワに移籍。そして2008年、2400万ユーロ(約31億円)もの移籍金でシティに加入となった。

 名古屋グランパス在籍時の2018年、Jリーグ得点王とベストイレブンを獲得したジョー。その決定力は言わずもがなだが、シティではCSKAモスクワで見せたその実力を発揮できず。レンタルされたエバートン、ガラタサライで活躍するも、2011年にインテルナシオナルへ完全移籍となった。

 スピードやテクニックを活かしゴールを量産していたジョーだが、無断帰国や練習遅刻、夜遊びなど問題行動も目立った。素行の悪さがなければ、もう少し活躍していたかもしれない。シティではレンタルに出され、同クラブで目立った活躍はできなかったため、残念な補強となった。