セリエA第30節、ユベントス対ジェノアが現地時間10日に行われた。ホームのユベントスが3-1の勝利を収めた。ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドはこの日、ゴールなし、アシストなしだったが、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得した。なぜ、C・ロナウドがMOMを獲得したのか…。

 ユベントスが幸先良く先制に成功。試合開始4分、左サイドからクリスティアーノ・ロナウドがクロスを送る。これは逆サイドに流れるが、フアン・クアドラードが右サイドでボールを拾いドリブル突破。ペナルティエリア右からマイナスのパスを供給。デヤン・クルゼフスキがダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 続く22分、フェデリコ・キエーザがセンターライン付近でプレスをかけると、ジェノアDFイバン・ラドヴァノビッチからボールを奪う。そのままトップスピードでペナルティエリア内に侵入し、右足でシュート。マッティア・ペリンが右手一本で防ぐが、こぼれ球にC・ロナウドが反応。だがシュートは左ポストを直撃。ユベントスはチャンスを逃したかと思いきや、最後はアルバロ・モラタが押し込んでゴールネットを揺らした。

 その後ユベントスはジャンルカ・スカマッカのヘディングゴールで1点を失うが、ダニーロのアシストから途中出場のウェストン・マッケニーがチーム3点目を奪う。試合はこれで終了。ユベントスが連勝となった。

 データサイト『WhoScored』による採点でマン・オブ・ザ・マッチMOMを獲得したのはゴールを決めた3人でも、アシストを決めたダニーロ、クアドラードでもなく、世界が認めるスーパースターC・ロナウドだった。

 詳しいデータを見ると、決定機を演出するキーパスはロドリゴ・ベンタンクールが最多の5本なのに対し、C・ロナウドは0。パス回数は後半頭からの出場だったダニーロの36本を下回り29本。さらにパス成功率は86.2%。この数字は低くはないが、フル出場のDFマタイス・デ・リフトが最高の97.7%を記録。C・ロナウドはフル出場の選手だけで見ると、チーム6番目となっている。それでもC・ロナウドの採点は8.07でMOM獲得となった。

 C・ロナウドがMOMを獲得した理由の一つとして、ゴールへの関与が挙げられる。この試合では2点に関与。ゴールに繋がる場面では必ずと言いていいほどボールに絡んでくる。また、シュート本数は6で最多。ドリブル成功回数とクロス本数が5でいずれも最多となっている。ゴールに直接関与しなくても、チャンスの場面ではボールの近くにいる。もちろん、FWとして当たり前なのかもしれないが、C・ロナウドがボールに絡むとゴールの確率がグッと上がるのも事実。目立った活躍がなくても、決定的な場面で顔を出すことで評価を上げている。

 ゴールやアシストが全てではないが、目立つプレーをすると高評価に繋がる。だがデータや試合を見ると、C・ロナウドがいかにチームの攻撃へ関与しているかが分かる。もう36歳だが、ビッグクラブの中心選手としてまだまだプレーできそうだ。