「悪童」か「王様」か…ACミランを変えたカリスマ

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
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FW:ズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)
生年月日:1981年10月3日(39歳)
19/20リーグ戦成績:18試合10得点5アシスト
市場価値:500万ユーロ(約6億円)

 たった1人の存在によって、低迷していたACミランが蘇った。セリエAの中位に沈んでいたミランは20年1月にズラタン・イブラヒモビッチを獲得。「すでに全盛期を過ぎている」といった批判もあったが、イブラヒモビッチの全盛期は終わってなどいなかった。イブラヒモビッチは加入から1年で20ゴールをマークし、ミランは昨季26節から今季16節まで27戦無敗という強さを見せた。

 195cmの長身を活かした「フィジカル」は39歳となってもトップレベルで、「テクニック」の高さも相変わらずだ。ルーズボールをキープして2列目を活かし、巧みなポジショニングでクロスボールに合わせる。ゴールパターンも豊富で、貢献度の高さは計り知れない。

 チームに多大な影響をもたらすのはイブラヒモビッチのキャプテンシー。若いころは悪童と呼ばれたこともあったが、闘争心を隠さない「メンタル」の強さは若いチームに勝ち癖を植え付けた。3月には39歳にしてスウェーデン代表に復帰。傑出したパフォーマンスとカリスマ性を持つ王様は、見る者を魅了し続ける。