29年目を迎えたJリーグでは、これまで様々な外国籍選手がプレーしてきた。名古屋グランパスでも、多くの外国人選手がクラブの歴史に名を残している。今回は、名古屋グランパスでプレーした外国籍選手の中から、所属時の得点ランキングを紹介する。※成績はJリーグ通算

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5位:Jリーグ得点王ののち“逃亡”

ジョー(ブラジル)
生年月日:1987年3月20日(34歳)
Jリーグ通算成績:64試合/30得点
在籍時期:2018-20

 ロシアのCSKAモスクワで活躍したことで2008年にマンチェスター・シティへ飛躍したジョー。日本にやってきたのは2018年のことだった。グランパスはビッグネーム獲得のために大金を投じ、ジョー本人にも4億円の年俸を用意したと言われている。

 加入1年目は、まさに期待どおりの活躍。J1・32試合で24得点を記録した。これはシーズン得点王の数字。グランパスはこのシーズン、降格の危機に瀕していたが、なんとか残留を成し遂げると、ジョーは涙を流している。

 しかし、2年目以降は振るわなかった。負傷による長期離脱のあとはかつての活躍ができなかった。2020年6月にはグランパスが契約解除を発表。ブラジルのコリンチャンスに入団したが、グランパスとの契約を全うしない形で進んだ話でトラブルになり、後味の悪い終わり方となった。

4位:ファンを大事にするノルウェー人FW

フローデ・ヨンセン(ノルウェー)
生年月日:1974年3月17日(47歳)
Jリーグ通算成績:77試合/35得点
在籍時期:2006-08

 ノルウェーリーグで2度の得点王を経験したヨンセンは、2006年にグランパスに加入。ノルウェー時代は複数ポジションをこなしていたが、グランパスでは前線に入っている。

 186cmの長身を武器に日本でもコンスタントにゴールを決めた。3シーズンの所属で毎年2桁得点を記録して、チームの攻撃をけん引する一人となっている。真摯な姿勢は、ファンにも愛されていた。

 その後清水エスパルスで2年間を過ごしたあと、ヨンセンは母国に復帰。2013年には再びノルウェーリーグで得点王にもなった。

3位:グランパスのレジェンドといえば…

ドラガン・ストイコビッチ(セルビア)
生年月日:1965年3月3日(56歳)
Jリーグ通算成績:184試合/57得点
在籍時期:1994-2001

 グランパスのレジェンド中のレジェンドは、1994年にグランパスに加入。ヨーロッパで活躍したあと、フランスのマルセイユから日本にやってきた。

 “ピクシー”の愛称で親しまれたストイコビッチは、華麗すぎるテクニックでファンを魅了。時には自らもゴールを奪い、グランパスの中心となった。ピッチで美しいボールタッチを披露する反面、判定に激怒して退場になることもしばしば。その人間味も愛された。

 現役引退後はグランパスでフロントや監督としても活躍。Jリーグ優勝も経験した。グランパスにとってはもちろん、日本サッカー界に大きな影響を与えてくれた助っ人だ。

2位:2年連続得点王のオーストラリア代表FW

ジョシュア・ケネディ(オーストラリア)
生年月日:1982年8月20日(38歳)
Jリーグ通算成績:133試合/64得点
在籍時期:2009-14

 2006年のドイツワールドカップをオーストラリア代表の一員として戦ったケネディがグランパスに加入したのは2009年だった。シーズン途中の加入で6ゴールを挙げると、2010年と2011年はゴールを量産。2年連続でJ1得点王に輝いている。

 最大の武器は194cmの長身。高さを武器に多くのゴールを挙げたことは言うまでもない。それに加えて技術面も確かで、ポストプレーなどでグランパスの攻撃を活性化した。

 2014年シーズンをもってグランパスを退団したケネディは、母国オーストラリアのメルボルン・シティに加入。2000年からドイツでプレーしてきたケネディにとっては、15年ぶりに母国のクラブでプレーすることとなっている。その半年後、長い旅を終えたケネディは、現役引退を発表した。

1位:3年連続20ゴール超の最強助っ人

ウェズレイ(ブラジル)
生年月日:1972年4月19日(48歳)
Jリーグ通算成績:117試合/81得点
在籍時期:2000-05

 2000年にグランパスに加入したウェズレイは、シーズン途中の加入ですぐに活躍。その年のリーグ戦で9試合に出て7得点を決めると、翌シーズンからは主力として大暴れした。

 2001年から3シーズン連続で20得点超えを達成。22ゴールを決めた2003年はJ1得点王に輝き、ベストイレブンにも入っている。

 “ピチブー(猛犬)”の愛称で知られるだけに、特長は圧倒的なフィジカル。身長は177cmと決して大柄ではないが、87kgという体重が示すとおり、パワフルなスタイル。フィジカルをいかして競り合いに強く、強烈なミドルシュートも売りの一つ。推進力のあるドリブルも得意で、まさに最強助っ人と呼ぶにふさわしい選手だった。