フランスの天才FW!レアルから復帰も半額以下でマンCに売却

フランスで圧倒的な強さを誇るパリ・サンジェルマン(PSG)はこれまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、PSGが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

——————————

FW:ニコラ・アネルカ
生年月日:1979年3月14日(42歳)
移籍金:3450万ユーロ(約45億円)
在籍期間:96年夏~97年夏、00年夏~02年夏
リーグ戦成績:49試合11得点2アシスト

 レアル・マドリードやアーセナル、リバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーやユベントスなどのビッグクラブでプレーしたニコラ・アネルカもパリ・サンジェルマン(PSG)では大金に見合った活躍を見せることができなかった。

 2000年にマドリーから3450万ユーロ(約45億円)という当時では破格の移籍金で加入したアネルカだったが、総合的に考えるとガッカリの移籍と言えるだろう。2001年にリバプールへレンタルとなり、翌年にシティへ加入となった。

 マドリー移籍を境に低迷となったアネルカ。2006年ドイツワールドカップに臨むフランス代表には選出されず。2010年の南アフリカワールドカップに出場するも、グループリーグ第2戦のメキシコ代表戦のハーフタイムにレイモン・ドメネク監督に暴言を吐いたとして、フランス代表から追放。18試合の出場停止処分を言い渡され、同大会後に代表引退を表明した。

 シティやチェルシー、ボルトンで活躍したフランスの天才FWはPSGでは大金に見合った活躍はできなかった。

大怪我から復帰も…レンタルで転々とした元レアルのカンテラーノ

FW:ヘセ・ロドリゲス
生年月日:1993年2月26日(28歳)
移籍金:2500万ユーロ(約33億円)
在籍期間:16年夏~21年冬
リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト

 レアル・マドリード下部組織出身のヘセ・ロドリゲスは2011年にトップチーム昇格。2014年3月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)シャルケ戦で右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負った。その後復帰を果たし、2016年にパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍となった。

 2500万ユーロ(約33億円)という移籍金でPSGに加入となったが、フランスで馴染めず。加入1年目のシーズン開幕前に虫垂炎を患い出遅れ、その年は公式戦わずか14試合の出場にとどまった。

 サポーターから批判も受けたヘセはPSGで中々出番を得られず。2017年冬の移籍市場でUDラス・パルマスにレンタル移籍。その年の夏もストーク・シティへレンタルとなり、レアル・ベティスとスポルティングCPへのレンタルを経て今年2月にラス・パルマスへ完全移籍となった。

 マドリー下部組織出身のヘセもPSGでは大金に見合った活躍をすることができず。リーグ戦はわずか12試合出場1得点に終わってしまった。

リールで活躍も…半額ほどでクリスタル・パレスへ

MF:ヨアン・キャバイェ
生年月日:1986年1月14日(35歳)
移籍金:2500万ユーロ(約33億円)
在籍期間:14年冬~15年夏
リーグ戦成績:39試合1得点3アシスト

 リール下部組織出身のヨアン・キャバイェは2004年にトップチーム昇格。チームの司令塔として活躍し、2010/11シーズンではリールの57年ぶりのリーグ優勝に貢献。2011年8月にニューカッスル・ユナイテッドへ移籍。その後、2014年1月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入しフランス復帰を果たした。

 2500万ユーロ(約33億円)もの大金でPSG加入となり期待されていたキャバイェだったが、目立った活躍を残せず。わずか1年半でクリスタル・パレスへ移籍となってしまった。その時の移籍金は1390万ユーロ(約18億円)だった。

 セントラルハーフやボランチのポジションでプレーできるキャバイェの特徴はキック精度。卓越されたテクニックで相手を翻弄し、その性格無比なキックスキルで決定機を演出することができる。

 PSGでは目立った活躍をすることができなかったキャバイェ。C・パレスで活躍した後、2018年からUAEのアル・ナスルSCでプレー。2019年にサンテティエンヌに加入し、今年2月に現役引退を発表した。

移籍金36億円をたった11試合で無駄にした男

MF:グジェゴシュ・クリホビアク
生年月日:1990年1月29日(31歳)
移籍金:2750万ユーロ(約36億円)
在籍期間:16年夏~19年夏
リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト

 ポーランド代表MFグジェゴシュ・クリホビアクは2014年にランスからセビージャに移籍。クリホビアク本人は入団会見でスペインでプレーできる喜びを語っていたが、2016年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍となった。

 2750万ユーロ(約36億円)もの移籍金でPSGに加入となったクリホビアクだが、同クラブにとって残念な補強となってしまった。2016/17シーズンでは公式戦出場はわずか19試合にとどまった。

 PSGでは思ったような活躍ができなかったクリホビアクは2017年8月にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)にレンタル移籍。さらにレンタル移籍を経て、ロコモティフ・モスクワに完全移籍となった。

 高いボール奪取能力が強みのクリホビアクは守備的MFとしてその実力を遺憾なく発揮してきた。フィジカルの強さも武器で強烈なタックルで相手からボールを奪うことができる。また、そのフィジカルを活かした空中戦の強さも魅力的である。守備への貢献度が高いクリホビアクだったが、PSGではその実力を発揮することができず、わずか19試合の出場でPSGを去ることになった。

1年半でPSGを去った元セレソンのアタッキングMF

MF:アンドレ・ルイス
生年月日:1974年11月14日(46歳)
移籍金:1100万ユーロ(約14億円)
在籍期間:02年夏~04年冬
リーグ戦成績:17試合1得点3アシスト

 現在のパリ・サンジェルマン(PSG)会長であるナーセル・アル=ヘライフィー氏が2012年に就任する前の補強では、ニコラ・アネルカの3450万ユーロ(約45億円)という移籍金は破格だが、アンドレ・ルイスは比較的高額となる1100万ユーロ(約14億円)での移籍となった。

 その年のPSGでは最高額となる移籍金で同クラブ加入となったルイスだったが、PSGの残念な補強となった。サンパウロ、コリンチャンスを経て1997年にテネリフェに移籍。その後、クルゼイロ、コリンチャンス、マルセイユへレンタルされるが、2002年にPSG加入となった。

 アタッキングMFとしてプレーしていたルイスだが、PSGでは主に左サイドハーフでプレー。しかし、十分な出場機会を与えられず。公式戦の出場は23試合にとどまった。2003年にはコリンチャンスへレンタル、翌年にフルミネンセへ完全移籍となった。ルイスは2004年に加入した当時リーグアンのアジャクシオで活躍。公式戦60試合に出場6得点4アシストを記録した。その後、メキシコでのプレーを経て2011年アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のサンノゼ・アースクエイクスで現役を引退した。

 また、ルイスは1995年からブラジル代表としてもプレーし、引退するまでブラジル代表として19試合に出場した。セレソンのアタッキングMFもPSGでは残念な補強となってしまった。