イングランド、スペイン、イタリアの12のビッグクラブが18日に発した「欧州スーパーリーグ」設立の声明はサッカー界に大きな衝撃を引き起こした。UEFA(欧州サッカー連盟)は断固として反対する姿勢を示しており、12クラブがスーパーリーグ設立をこのまま進めるのであれば相当な制裁を覚悟する必要がありそうだ。

 UEFAは欧州スーパーリーグの参加クラブに対し、欧州や世界の他の大会への出場を認めない意向を明確にした。スーパーリーグの開幕自体は2022年頃が想定されているようだが、各クラブに対する“追放”措置は即時に適応される可能性もあると各国メディアで予想されている。

 スーパーリーグ参加を表明した12クラブはもちろんいずれも各国の強豪チームであり、今季の国内リーグでもその多くが上位に位置している。本来であれば来季チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得が見込まれるチームが多いが、スーパーリーグ構想を推し進めるのであれば来季の両大会への参加は認められないかもしれない。

 仮に12チームが除外されたとすれば、来季CL参加チームの顔ぶれはどのようになるのだろうか。まずスペインでは、スーパーリーグ参加を表明したアトレティコ・マドリード、レアル・マドリード、バルセロナの3クラブがそのまま現在のリーガでトップ3を占めている。3チームが除外されて4位以下が繰り上がるのであれば、現時点でCL出場圏内となるのはセビージャ、ビジャレアル、ベティス、レアル・ソシエダの4チームだ。

 イタリアもほぼ同様であり、インテル、ミラン、ユベントスの3チームがいずれも4位圏内。この3チームを除く上位4チームが来季CLに出場するとすれば、現在の順位ではアタランタ、ナポリ、ラツィオ、ローマということになる。

 イングランドからは最多の6チームがスーパーリーグ参加を表明しており、今季プレミアリーグでは首位のマンチェスター・シティ、2位のマンチェスター・ユナイテッドなど全チームが現在9位以内。6チームが除外されれば、来季CL出場圏に繰り上がるのは現3位のレスター・シティと4位のウェスト・ハムに加えて8位エヴァートン、10位リーズ・ユナイテッドとなる。