33歳でもセリエA史上最高額でユベントス移籍。サッカー界のスーパースター

 銀河系軍団と称されたレアル・マドリードはタイトル獲得を義務付けられたスペインの名門クラブで、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手もいる。ここでは、2000年以降に加入した選手の中から、チームを大きく変えた選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

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FW:クリスティアーノ・ロナウド
生年月日:1985年2月5日
移籍金:9400万ユーロ(約122億円)
在籍期間:2009年夏~2018年夏
リーグ戦成績:292試合311得点96アシスト

 サッカー界のスターでサッカーファンのみならず、世界でこの選手を知らない者はいないほどのスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウドは当然最高の補強と言える。

 マンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードに移籍した際の移籍金は、当時のジネディーヌ・ジダンの記録を上回るサッカー史上最高額の9400万ユーロ(約122億円)だった。カカ、カリム・ベンゼマ、シャビ・アロンソらとともにマドリーに加入しクラブを変えた一人だ。

 C・ロナウドといえばやはりその身体能力だろう。フィジカルやスピードは圧倒的。空中戦の強さも言うまでもない。さらに卓越されたテクニックを持ち合わせ、観る者を魅了してきた。マドリーに在籍していた約9年間で公式戦438試合に出場し450得点を記録。1試合平均1ゴール以上は異次元だ。

 衰えを知らないC・ロナウドはマドリーで数々のタイトルを獲得。2018年7月にマドリーからユベントスに移籍した際の移籍金はなんと1億1700万ユーロ(約152億円)。33歳でありながら、セリエA史上最高額で移籍となった。高額の移籍金を支払うも、クラブに数々のタイトルをもたらしながら30歳を過ぎても100億円以上で売却したという意味でも最高の補強となったと言える。

コスパ最高!?CL3連覇に貢献したブラジル代表MF

MF:カゼミーロ
生年月日:1992年2月23日
移籍金:600万ユーロ(約7億8000万円)
在籍期間:2013年冬~
リーグ戦成績:182試合22得点13アシスト

 高額な移籍金を支払い大物を獲得してきたレアル・マドリードにおいてコストパフォーマンスが非常に良いのはブラジル代表MFカゼミーロだろう。600万ユーロ(約7億8000万円)という今の活躍からは考えられない移籍金でサンパウロから移籍となった。

 レンタル移籍という形で2013年にサンパウロからの加入となったカゼミーロは当初、マドリー・カスティージャ(Bチーム)でプレー。だが、同年4月に行われたレアル・ベティス戦でトップチームデビュー。同年6月にマドリーが買い取りを決断した。

 2014/15シーズンはポルトにレンタル移籍となったカゼミーロだが、翌シーズンにマドリー復帰。ポルトで成長を遂げたカゼミーロはジネディーヌ・ジダン監督の信頼を徐々に掴み取ると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献。クラブにはなくてはならない存在となった。

 カゼミーロの特徴といえばそのボール奪取力。ボランチやアンカーのポジションで強いフィジカルを活かし相手からボールを奪うことができる。それだけでなく、攻撃にも顔を出し自らゴールを奪う決定力も持ち合わせる。攻守に貢献できる守備的MFだ。

公式戦出場は650試合超え!FW顔負けの決定力を持つ主将

DF:セルヒオ・ラモス
生年月日:1986年3月30日
移籍金:2700万ユーロ(約35億円)
在籍期間:2005年夏~
リーグ戦成績:469試合74得点31アシスト

 主将としてレアル・マドリードを牽引するセルヒオ・ラモスは、もはやクラブの象徴的な存在だ。マドリーでは公式戦650試合以上に出場し、今やクラブのレジェンドと言っても過言ではないだろう。

 ラモスは2700万ユーロ(約35億円)という移籍金で2005年にセビージャからマドリーに加入。フェルナンド・イエロの背番号4を受け継ぎ、サイドバック、センターバック、さらにはボランチとしてプレーしてきた。

 ラモスはリーガ・エスパニョーラのタイトル獲得やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献するなど、マドリーでは数々のタイトル獲得に貢献してきた。スペイン代表としてもプレーし、2010年の南アフリカワールドカップの優勝に貢献。国際サッカー連盟(FIFA)選出のベストイレブンにも選出された。

 圧倒的なフィジカルで相手攻撃陣を封じることができるラモスは攻撃面でも実力を発揮。フィジカルの強さを活かしたセットプレーから数々のゴールでマドリーを救ってきた。FW顔負けの決定力を持ち合わせる最高峰のDFである。今もなお活躍する主将は、マドリー最高の補強と言えるだろう。

選手・監督でCL制覇。黄金期を支えたレジェンド

MF:ジネディーヌ・ジダン
生年月日:1972年6月23日
移籍金:7750万ユーロ(約101億円)
在籍期間:2001年夏~2006年夏
リーグ戦成績:155試合37得点51アシスト

 今は監督としてレアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダンは外せない。マドリーで引退したクラブのレジェンドは、クリスティアーノ・ロナウドが同クラブに来るまでサッカー史上最高額の記録だった。

 ユベントスで活躍したジダンは2001年にマドリーへ移籍。2006年のドイツワールドカップで引退するまで、銀貨系軍団と称されたマドリーで活躍。リーガ・エスパニョーラやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)などのタイトルをもたらした。

 選手として2001/02シーズンのCL、監督として2015/16シーズンのCL優勝を果たし、史上7人目となる選手・監督の両方でCL優勝を果たした。監督としては2015/16シーズからCL3連覇。選手・監督としてマドリーに数々のタイトルをもたらした。

 攻撃的なMFとしてクラブやフランス代表を牽引してきたジダン。その卓越されたテクニックから繰り出されるドリブルやパスは美しかった。ジダンの出身地から名付けられた得意の足技”マルセイユルーレット”は日本でも馴染み深い。

禁断の移籍で非難。世界最優秀選手を受賞した銀河系軍団の中心選手

MF:ルイス・フィーゴ
生年月日:1972年11月4日
移籍金:6000万ユーロ(約78億円)
在籍期間:2000年夏~2005年夏
リーグ戦成績:164試合36得点59アシスト

 バルセロナからの禁断の移籍でサポーターから批判を浴びた元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴだが、2001年に世界最優秀選手であるFIFA年間最優秀選手を受賞。当時マドリーでは最強とうたわれた銀河系軍団の中心選手として活躍した。

 フィーゴはマドリー在籍時にリーガ通算100アシストを達成。やはり決定機を演出できるパススキルは圧巻だった。主に右サイドでプレーしてきたフィーゴはクロスやスルーパスで数々のチャンスを演出。トップ下のポジションでもその実力を発揮し、攻撃的なポジションでは圧倒的なパフォーマンス見せた。

 6000万ユーロ(約78億円)もの移籍金でマドリーに加入したフィーゴは銀河系軍団の中心選手として活躍したが、ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ監督との確執もあり2005年にインテルへ移籍した。

 ポルトガル代表としても活躍したフィーゴは同国代表通算127試合に出場。2016年にクリスティアーノ・ロナウドに更新されるまで歴代最多出場記録を保持していた。