【ビジャレアル 1-2 バルセロナ ラ・リーガ第32節】

 アントワーヌ・グリーズマンの冷静かつ正確なシュートで同点とすると、相手の隙を突いたプレーが逆転につながる。グリーズマンの2得点が、ビジャレアルとの上位対決を勝利へと導いた。

 1点目は先制を許した直後だった。オスカル・ミンゲサが浮き球のパスを蹴ると、グリーズマンはパウ・トーレスの背後を取った。ゴール右寄りの位置でボールに追いつくと、うまくバウンドを合わせて左足でボールを浮かせる。シュートはGKセルヒオ・アセンホの頭上を越えてサイドネットへ収まった。GKとDFの位置を見たグリーズマンの、的確な判断から生まれたゴールだった。

 同点としたバルセロナは、ビジャレアルへの圧力を強めていく。バルセロナは敵陣でボールを失ったところでカウンタープレスをかけると、ファン・フォイスのGKへのバックパスが短くなってしまう。これを見逃さなかったグリーズマンがダイレクトでゴールに流し込んだ。日頃から素早い攻守の切り替えを続けているグリーズマンでなければ決められなかったゴールだった。

 データサイト『WhoScored』によれば、リオネル・メッシは両チーム通じて最多となる6回のファウルを受けている。ペドリもメッシと並ぶチーム最多タイの4度のボールロストを記録するほどビジャレアルのプレッシングは鋭かった。その中で、グリーズマンはワンタッチで2得点を決め、フィニッシャーとしての役割を果たしている。グリーズマンにとっては公式戦3試合連続ゴールとなった。

【了】