5位:決定力抜群!アルゼンチンの万能型FW

長い歴史を持つレアル・マドリードというクラブは、これまで多くの傑出したストライカーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象とした得点ランキングを紹介する。※00/01シーズン以降に在籍した選手が対象、20/21シーズンは成績に含めず、データは『transfermarkt』を参照

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FW:ゴンサロ・イグアイン(元アルゼンチン代表)
在籍期間:07年夏~13年夏
クラブ通算成績:264試合121得点
代表通算成績:75試合31得点

 元アルゼンチン代表で現在はデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミに所属するFWゴンサロ・イグアインが5位に入った。

 母国アルゼンチンのリーベル・プレートで活躍したイグアインは2007年に”白い巨人”へやってきた。主にセンターフォワードとしてプレーしたイグアインだが、左右のウィングでもその実力を発揮。在籍7年間で121得点を記録した。

 09/10シーズンの序盤はクリスティアーノ・ロナウド、カカ、カリム・ベンゼマなどの加入により出場機会が限られていたが、徐々に出場機会を重ねるとリーグ戦で27得点を記録し得点ランキング2位に輝く活躍を見せた。

 過去にはトップ下でもプレーしていたイグアインは中盤に下がってボールを受け、パスでもチームに貢献していた。だが、やはりイグアインの特徴はディフェンスラインの裏への抜け出しとその決定力。圧倒的なスピードがあるわけではないが、瞬発力を武器に絶妙なタイミングの飛び出しで相手を置き去りに。GKとの1対1はお手の物。これまでいくつものゴールを奪ってきた。現在は米国でプレーするイグアイン。マドリーでは驚異の決定力で相手を圧倒してきた。

4位:DFながら120ゴール以上を記録!銀河系軍団を支えた600試合以上出場のDF

DF:フェルナンド・イエロ(元スペイン代表)
在籍期間:89年夏~03年夏
クラブ通算成績:601試合126得点
代表通算成績:88試合30得点

 4位に入ったのはレジェンドDFフェルナンド・イエロ。スペイン史上最高のDFと言っても良いだろう。670試合を記録しているセルヒオ・ラモスよりも多くのゴールを記録した。イエロは21世紀に在籍したマドリーのDF陣で最多の得点数を誇る。

 イエロにとって在籍最終年となった02/03シーズンのマドリーはジネディーヌ・ジダンやロナウド、ルイス・フィーゴやロベルト・カルロスなどスター揃い。その中でも35歳のイエロは体を張り、銀河系軍団を最終ラインから支えた。このシーズンにイエロは公式戦38試合に出場1得点を記録。まさに鉄人だった。

 187cmという長身を活かした空中戦での強さはもちろんのこと、武器であるタックルでマドリーの最終ラインを牽引し続けてきた。また、プレーだけでなく精神的支柱としてチームを牽引。屈強なメンタルを持っている。

 現役引退後は指導者としてのキャリアを歩んだイエロ。2014年にはマドリートップチームの副監督に就任。2016年6月にはレアル・オビエドの監督に就任。2017年11月からスペイン代表のスポーツダイレクターを務めると、ロシアワールドカップ直前の2018年6月にスペイン代表の監督に就任した。だが、決勝トーナメント1回戦のロシア代表戦で敗退すると、わずか25日間の在任期間で辞任となった。それ以来、監督業は行っていないが、またいつかピッチでその姿を見たい。

3位:圧倒的な決定力!フランス最高のストライカー

FW:カリム・ベンゼマ(元フランス代表)
在籍期間:09年夏~
クラブ通算成績:513試合249得点
代表通算成績:81試合27得点

 現在もレアル・マドリードに所属するFWカリム・ベンゼマが3位に入った。今ではマドリーに欠かせない存在でエースとしてマドリーの攻撃陣を牽引している。昨季まで249得点と得点を量産し続けている。

 恐喝の疑いでフランスサッカー連盟から追放されたベンゼマは現在、フランス代表に選ばれていない。最終的に裁判で無罪判決だったものの、ディディエ・デシャン監督や連盟との確執などから追放状態となっている。それでも、ベンゼマはフランス最高のストライカーと言えるだろう。

 ベンゼマはチャンスメイクもできる万能型FWである。高い決定力はもちろんのこと、ゴール前でのパス、サイドに流れ正確なクロスを送り、決定的なチャンスを演出することができる。ゴールを狙う右足のシュートは脅威で決定力は十分。さらにはクリスティアーノ・ロナウドのような選手がチームにいる時は、自身は黒子役に徹し味方の能力を最大限に活かすことができる。

 攻撃だけではなく、前線からのプレスでボールを奪いゴールに繋げることができる。攻守両面でチームに貢献できるまさに万能型FWだ。今季も主力として活躍するベンゼマ。まだまだ得点数を伸ばせそうだ。

2位:監督としての実力も十分!スペインの至宝

FW:ラウル・ゴンサレス(元スペイン代表)
在籍期間:95年秋~10年夏
クラブ通算成績:741試合324得点
代表通算成績:102試合44得点

 元スペイン代表FWラウル・ゴンサレスはスペインの至宝とも称されたスペインサッカー界における最高のFWと言っても過言ではない。約16年在籍したマドリーで実に324ゴールも決めてきた。マドリーの象徴的な存在だった。

 アトレティコ・マドリードの下部組織の一員だったラウルはユースの経営終了に伴い退団。そして1992年にマドリー下部組織に加入。1994年10月にクラブ史上最年少の17歳4ヶ月でトップチームデビューを飾った。その後、苦難を乗り越えながらスターへの階段を登っていった。

 その後も得点を量産し続けたラウルはスペインリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でそれぞれ2度得点王に輝いた。2010年にシャルケへ移籍するまでマドリーで741試合に出場し、324ゴールも決めてきた。2015年にクリスティアーノ・ロナウドが更新するまでクラブ最多得点記録を保持していた。

 現役引退後はマドリー下部組織の監督を歴任。2019/20シーズンでは、フベニールA(U-19相当)を暫定的に指揮。クラブ史上初のユースリーグ優勝に導き、その手腕を発揮した。現在はBチームのマドリー・カスティージャを率いている。トップチームの監督してマドリーを指揮する日がやってくるかもしれない。

1位:最強のストライカーはやはりこの男!世界最高のスーパースター

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
在籍期間:09年夏~18年夏
クラブ通算成績:438試合450得点
代表通算成績:173試合103得点

 21世紀に在籍したレアル・マドリードの選手の中で最強のストライカーに輝いたのは、やはりこの男。クリスティアーノ・ロナウドだ。438試合450得点で1試合平均1点を超える驚異の決定力を見せた。

 C・ロナウドは在籍したクラブ全てでタイトルを獲得。バロンドール計5回、ラ・リーガ年間最優秀選手2回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)得点王7回などクラブタイトルのみならず、数々の個人タイトルを欲しいままにしてきた。名実ともに誰もが認めるスーパースターだ。

 攻撃面において全てに優れているC・ロナウド。スピード、パワー、高さ、テクニックとどれをとっても世界トップレベルだ。FKやPKでの得点も多く、それが得点を量産してきた一つの理由だろう。マドリーの最多得点記録を保持している。

 キャリア晩年に近づいているとも言われるC・ロナウドはもう35歳を超えている。それでもなお、世界のトップレベルでプレーできていることは普通では考えられない。1試合でも多くC・ロナウドのプレーを見たいものだ。