【名古屋グランパス 0-4 川崎フロンターレ J1第22節】

 川崎フロンターレに所属するU-24日本代表MF旗手怜央の完璧ボレーが炸裂した。名古屋グランパスとの直接対決という大事な一戦で貴重な先制ゴールを記録した。

 2021明治安田生命J1リーグ第22節、名古屋グランパス対川崎フロンターレが29日に行われた。アウェイの川崎Fが4-0の勝利を収めた。今季J1の前半戦を占う首位攻防戦を川崎Fが制した。

 衝撃的なゴールは前半3分に生まれた。川崎Fは相手陣内でボールを回しながら様子を伺う。ジョアン・シミッチ、家長昭博、旗手でパス交換すると、家長は左サイドの三笘薫に展開。三笘はドリブルで仕掛け、中へカットイン。すぐさまペナルティエリア内のレアンドロ・ダミアンにパスを供給。ダミアンの浮き球の落としに旗手が右足を振り抜くと、ボールはゴールに突き刺さった。

 まさに川崎Fらしいゴールだった。家長を中心に相手陣内でパス交換を行い、ボールを保持しながら徐々にゴールに近づける。これぞ川崎Fと言えるパスワーク、一瞬空いたDFのギャップにパスを通す三笘、Jリーグ屈指のDF丸山祐市との競り合いを物ともしないダミアン、浮き球の落としを完璧ボレーでゴールを奪った旗手と様々な要素が詰まった完璧なゴールだった。

 浮き球の難しいボールだったが、旗手は迷うことなく右足を振り抜いた。名古屋守護神ミチェル・ランゲラックも当てるのが精一杯。至近距離からの強烈なシュートは真ん中に飛んだが、威力が勝りゴールネットに突き刺さった。その後、ダミアンの2ゴールと途中出場の遠野大弥のゴールで川崎Fが4-0の快勝。首位川崎Fが圧倒的なパフォーマンスで敵地で勝利を収めた。

 今季は左サイドバックを務めていた旗手は、登里享平が復帰してからインサイドハーフでプレーするようになった。そしてベンチ外の日々が続いていたが、名古屋戦は5試合ぶりにやってきたスタメンのチャンス。5試合ぶりのスタメンで旗手はゴールという分かりやすい形でアピールに成功。東京五輪への切符を勝ち取るためにも、川崎Fでコンスタントに試合に出場したい。