29年目を迎えたJリーグでは、これまで様々な外国籍選手がプレーしてきた。サンフレッチェ広島でも、多くの外国人選手がクラブの歴史に名を残している。今回は、サンフレッチェ広島でプレーした外国籍選手の中から、所属時の得点ランキングを紹介する。※成績はJリーグ通算

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5位:優勝に貢献した元チェコスロバキア代表

チェルニー(チェコ)
生年月日:1962年10月11日
Jリーグ通算成績:67試合/25得点
在籍時期:1992-94

 チェコスロバキア代表歴があるチェルニーは、1992年にサンフレッチェ広島に加入。1994年までプレーした。

 1994年にサンフレッチェ広島はサントリーシリーズで優勝。チャンピオンシップでヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に敗れて年間優勝は逃したが、2年連続の2ケタ得点などで存在感を示し、躍進の原動力の一つとなった。

 サンフレッチェ広島でのキャリアを終えた時点で32歳だったチェルニーは、その後母国に戻って長くキャリアを続けた。2000年にはチェコ2部で17ゴールを挙げてシーズン得点王に。同リーグの最年長得点王記録を更新し、2002年まで現役としてプレーしている。

4位:ガンバからきた大物助っ人

パトリック(ブラジル)
生年月日:1987年10月26日
Jリーグ通算成績:61試合/27得点
在籍時期:2017-19

 2017年シーズン途中にガンバ大阪からやってきたパトリックは、サンフレッチェ広島でも見事な得点力を披露した。

 特に2018年の活躍は驚異的だった。J1で33試合に出場して20ゴールを挙げている。これは名古屋グランパスのジョーに次いでリーグ得点ランキングの2位の数字だ。この年はJリーグの優秀選手賞を受賞している。

 かつて日本帰化の意思があることも口にしたパトリックは、2019年途中にガンバ大阪に復帰。今もJリーグで活躍を続けている。

3位:初期のサンフレッチェで攻撃をけん引

ハシェック(チェコ)
生年月日:1963年9月6日
Jリーグ通算成績:55試合/30得点
在籍時期:1994-95

 元チェコ(チェコスロバキア)代表の常連選手だったハシェックは、1994年にサンフレッチェ広島に加入した。

 キャリアの中でさまざまなポジションをこなしてきたハシェックは、サンフレッチェ広島で主にFWを担当。ノ・ジュンユンや高木琢也とともにチームの攻撃をけん引した。1994年は19得点を挙げている。

 サンフレッチェ広島退団後も日本とのつながりは深く、ジェフ千葉で1年間プレー。現役引退後はヴィッセル神戸で監督を務めたこともある。母国では日本食料理屋のオーナーもしているとのことだ。

2位:名古屋でも暴れた猛犬

ウェズレイ(ブラジル)
生年月日:1972年4月19日
Jリーグ通算成績:56試合/33得点
在籍時期:2006-07

 ウェズレイは2006年にサンフレッチェ広島に加入し、2シーズンで多くのゴールを記録した。

 2000年から6シーズンにわたって名古屋グランパスでプレーしたウェズレイは、すでに日本で結果を残してきたブラジル人。その彼は名古屋グランパスのあとでブラジルに戻っていたが、アトレチコ・ミネイロ退団が決まっていた状況で声をかけたのがサンフレッチェ広島だ。

 日本に戻ってきたウェズレイは、再びJリーグでゴールを量産。1年目に16ゴール、2年目に17ゴールと、高い決定力を見せつけている。

1位:スパイ疑惑もあった韓国代表FW

ノ・ジュンユン(韓国)
生年月日:1971年3月28日
Jリーグ通算成績:138試合/36得点
在籍時期:1993-97

 5シーズンにわたってサンフレッチェ広島で活躍したレジェンド。大学卒業後、韓国国内でプロ指名を受けていたが、それを断って日本にやってきた。

 加入した1993年からコンスタントにゴールを決めたが、特に多くのゴールを決めたのは1995年だった。サンフレッチェ広島は年間総合順位が10位だったものの、ノ・ジュンユンは13得点を挙げている。このシーズンはオールスターにも出場した。

 韓国代表としてワールドカップも経験したノ・ジュンユンは、1997年からオランダのNACブレダに加入。ヨーロッパにも挑戦した。日本との深いつながりゆえに、韓国国内ではスパイ疑惑も持ち上がったノ・ジュンユン。サンフレッチェ広島の偉大なレジェンドであることは間違いない。