【クリスタル・パレス 1-3 アーセナル プレミアリーグ第37節】

 アーセナルを勝利へと導いたのは、ニコラ・ペペの2得点だった。キーラン・ティアニーのクロスに飛び込んで先制点をゲット。1点リードで迎えた試合終了間際には、切れ味鋭いドリブルからゴールを奪っている。

 2点目のゴールは、スローインが起点となった。ペペはピエール=エメリク・オーバメヤンが頭で落としたボールを拾った。右サイドからドリブルを開始してペナルティエリアに侵入すると、そのまま左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。

 ドリブルからのシュートには、ペペの優れた技術と状況判断が活かされていた。カラム・チェンバースからオーバメヤンにスローインが投じられた瞬間、ペペはオーバメヤンの左脇に潜り込んだ。ペペは4人に囲まれていたが、絶妙なタイミングで動き出すことで、狭い隙間でボールを受けることができた。

 ペナルティエリアに侵入したペペに対し、ガリー・ケイヒルはやや後ろから寄せる。すると、ペペはケイヒルとボールの間に身体を入れてボールを奪われないようにした。目の前にいたジェイムズ・トムキンスが縦のコースを切る姿勢をとるや否や、左足側にボールを置いてシュートへ持ち込んだ。トムキンスにとっては成す術がない状況だった。

 ペペの2得点目がダメ押しとなり、アーセナルは1-3で勝利した。既に5季連続のUEFAチャンピオンズリーグ不出場は確定しているが、トッテナムが敗れたことで、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場への可能性は残された。最高級のドリブラーが奪ったゴールは、アーセナルの欧州行きへの望みをつなぐ貴重なゴールとなった。

【了】