東京五輪で金メダル獲得を目指すU-24日本代表は5日、U-24ガーナ代表と対戦。オーバーエイジ(OA:25歳以上)などが躍動し、日本が6-0の勝利となった。3日に行われたA代表との兄弟対決では実力をまざまざと見せつけられた東京五輪世代の戦士たちは、アフリカ勢に大勝を収めた。

 12日に行われるジャマイカ代表戦が、東京五輪に臨むメンバー18名の発表前最後の試合となる。残り1試合で結果を残さなければいけない者、すでにアピールに成功した者など様々。ジャマイカ代表戦前まででアピールに成功したのは誰なのか。現時点での「東京五輪メンバー当落予想」を4段階評価(不動、当確、当落線上、落選濃厚)でポジション別に紹介する。

GK

大迫敬介【不動】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
熾烈となる守護神争いで一歩リードしているのが大迫敬介だ。日本代表戦は45分間、ガーナ代表戦は出場なしとなったが、3月のU-24アルゼンチン代表との第1戦にフル出場。森保一監督と横内昭展監督からの信頼は厚い。本大会でも守護神となる可能性が高い。

谷晃生【当確】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:90分出場
谷晃生は3月に行われたU-24アルゼンチン代表との第2戦で五輪代表の公式戦初先発を飾ると、無失点で3-0の勝利に貢献。A代表との試合で出番はなかったが、U-24ガーナ代表戦はフル出場でクリーンシート達成。湘南ベルマーレの正守護神は大迫と五輪代表の守護神の座を争う。

沖悠哉【当落線上】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
鹿島アントラーズの正守護神である沖悠哉だが、五輪代表では厳しい状況にある。A代表との試合は45分間の出場、U-24ガーナ代表戦は出番なしに終わった。上記の2人がリードしている中で、次のジャマイカ戦でのアピールが必要となりそうだ。

鈴木彩艶【落選濃厚】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:出場なし
浦和レッズを長年支えてきた西川周作から守護神の座を奪った鈴木彩艶は、今回の活動に最年少で参加。ここまで出番はなく、ジャマイカ戦で出場できるかどうか。そこで猛アピールできれば、可能性も高くなるが…。

DF

吉田麻也【不動】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:90分出場
吉田麻也はミャンマー代表との試合後にU-24日本代表に合流。A代表との一戦で圧倒されたU-24日本代表に喝を入れたのがこの男だ。抜群の安定感を見せ、主将としてチームを牽引した。本大会でも彼の力が必要になってくるだろう。

酒井宏樹【不動】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:90分出場
酒井宏樹も吉田麻也同様に圧倒的な力を見せた。U-24ガーナ代表戦の前半終了間際、果敢な攻撃参加を見せクロスボールを供給。オウンゴールを誘発した。サイドバックから攻守で貢献した。

冨安健洋【不動】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:58分出場
A代表でもコンビを組む吉田麻也とのコンビネーションは文句なし。イタリアで活躍する冨安健洋が日本の守備の要になることは間違いない。U-24ガーナ代表戦でも圧巻だった。

旗手怜央【当確】
日本代表戦:78分出場
U-24ガーナ代表戦:32分出場
DFのみならず、中盤やサイドハーフ、ウィングなど複数ポジションをこなせる旗手怜央の存在は大きい。中一日だったが、U-24ガーナ代表戦に途中出場。監督からの信頼も厚い。

橋岡大樹【当落線上】
日本代表戦:90分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
橋岡大樹はA代表との一戦にフル出場を果たしたが、この試合でアピールに成功したとは言い難い。A代表戦はCBだったが、サイドバックとしてもプレーできるユーティリティ性は評価できる。ジャマイカ戦に出場して、アピールしおきたい。

菅原由勢【当落線上】
日本代表戦:90分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
オランダの名門AZで活躍する菅原由勢だが、東京五輪世代の代表では当落線上と言えるだろう。サイドバック、センターバック、さらにはウィングもこなすユーティリティ性は評価できるが、森保監督を納得させるプレーを見せて欲しい。

古賀太陽【当落線上】
日本代表戦:12分出樹
U-24ガーナ代表戦:6分出場

 この2試合は出場時間が短いが、手薄な左サイドバックのポジションを担うことができる貴重な存在だ。中山雄太をボランチ、旗手怜央を攻撃的なポジションで使いたい場合は古賀太陽を左サイドバックに置きたい。ジャマイカ戦での出場はあるだろうか。

町田浩樹【落選濃厚】
日本代表戦:90分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
町田浩樹はA代表との試合でフル出場したが、3失点を喫した。吉田と冨安の存在が大きく、板倉滉や中山雄太もCBでプレーできるためジャマイカ戦でアピールできなければ東京五輪への出場は難しいかもしれない。

MF

久保建英【不動】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:78分出場
A代表にも選出されている久保建英は、この世代では不動の存在だろう。A代表との一戦で先発したが、特別目立った活躍はなかった。しかし、U-24ガーナ代表戦は1ゴールを記録。ゴール前での落ち着きは圧巻だった。

遠藤航【不動】
日本代表戦:12分出場
U-24ガーナ代表戦:90分出場
A代表との試合は途中出場でU-24日本代表を鼓舞。そして、U-24ガーナ代表戦では圧倒的存在感でチームの勝利に貢献した。東京五輪世代の選手たちとともにプレーしまだ2試合だが、すでに不動の存在と言えるだろう。

板倉滉【不動】
日本代表戦:78分出場
U-24ガーナ代表戦:32分出場
オランダで活躍する板倉滉はA代表戦に78分間出場すると、中一日で迎えたU-24ガーナ代表戦の後半に途中出場し”鉄人”っぷりを見せた。ボランチでもプレーできるこのユーティリティプレイヤーは不動の存在だろう。

中山雄太【不動】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:84分出場
吉田麻也がOAとして選出されるまではこの世代でキャプテンマークを巻いていたのが中山雄太だ。守備的なポジションはどこでもプレーできる中山の存在はこの世代では絶大だ。森保監督からの信頼も厚い。

堂安律【不動】
日本代表戦:17分出場
U-24ガーナ代表戦:67分出場
A代表にも選出されていた堂安律はA代表との試合で途中出場。U-24ガーナ代表戦は1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献。攻撃陣の中心的な存在となるだろう。

田中碧【不動】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:90分出場
田中碧はA代表との試合で45分も出場しながら、中一日で行われたU-24ガーナ代表戦にフル出場。両試合で存在感を発揮していた。この世代では欠かせない存在だ。

相馬勇紀【当確】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:58分出場
相馬勇紀は日本代表との試合で右サイドでもプレー。本来は左サイドでプレーするため、三笘薫とポジションを争うことになる。現段階では左ウィングのファーストチョイスかもしれない。

三笘薫【当確】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:32分出場
相馬勇紀とポジションを争う三笘薫はU-24ガーナ代表戦で途中出場ながら、1ゴールを記録した。また、得意のドリブルでも存在感を発揮。ジャマイカ戦の結果次第では、ファーストチョイスになる可能性もあるだろう。

三好康児【当落線上】
日本代表戦:73分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
ベルギーのロイヤル・アントワープでプレーする三好康児は当落線上と言えるだろう。A代表との試合ではその実力を十分に発揮できず。U-24ガーナ代表戦は出場なし。ジャマイカ戦で出場し、アピールをしておきたい。

遠藤渓太【当落線上】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
遠藤渓太はA代表との試合で先発に名を連ねたが、前半のみの出場。左ウィングのポジションは熾烈で、U-24ガーナ代表戦でゴールを決めた相馬と三笘よりは序列が下かもしれない。

食野亮太郎【落選濃厚】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:23分出場
食野亮太郎は合流したばかりだったため、A代表との試合はベンチ外。U-24ガーナ代表戦は後半途中からの出場だった。結果を残した先発組と比べると、アピールが足りないかもしれない。ジャマイカ戦での猛アピールが必要だ。

FW

上田綺世【当確】
日本代表戦:出場なし
U-24ガーナ代表戦:67分出場
U-24ガーナ代表戦でゴールという形できっちり結果を残した上田綺世は当確だろう。だが絶対的な存在とは言い難く、安心はできない。まだまだアピールが必要だ。

田川亨介【当落線上】
日本代表戦:57分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
A代表との一戦ではゴールなしに終わった田川亨介は当落線上だ。この世代では12試合で2ゴールと結果を残しきれていない。ゴールという形でのアピールが必要になりそうだ。

林大地【当落線上】
日本代表戦:33分出場
U-24ガーナ代表戦:出場なし
3月のU-24アルゼンチン代表戦でゴールを決め、一気に頭角を現した林大地も当落線上。アピールの場としたかったU-24ガーナ代表戦は出番なし。次のジャマイカ代表戦にかけたい。

前田大然【当落線上】
日本代表戦:45分出場
U-24ガーナ代表戦:23分出場
横浜F・マリノスで好調を維持する前田大然だが、当確とまではいかないだろう。だが、その圧倒的なスピードは海外の相手にも通用する。当落線上とは言え、今回選出されている上田以外のFWは横一線といってもいいだろう。FW争いは熾烈を極める。