ブラジルサッカー連盟(CBF)は現地時間17日、東京五輪に臨むメンバー18名を発表した。そのメンバーに38歳DFダニエウ・アウヴェスが選出されている。現在はサンパウロでプレーするアウヴェスとはどんな選手なのか紹介する。

 母国ブラジルのバイーア下部組織出身であるアウヴェスは18歳でプロ契約し2001年11月にプロデビューを果たした。2003年1月にセビージャへ移籍。同年に行われたワールドユース(U-20ワールドカップ)では全試合に出場し、U-20ブラジル代表の優勝に貢献した。

 セビージャに移籍後のアウヴェスはすぐに主力に定着。2005/06シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)MVPに輝き優勝に貢献。その後セビージャでの活躍が認められ、2008年7月にサイドバックの選手としては当時の最高額でバルセロナへ移籍。バルサにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やラ・リーガなど数々のタイトルをもたらした。

 その後アウヴェスは2016年6月にユベントスと2年契約を締結。イタリアでも活躍し、セリエAとコッパ・イタリア優勝に貢献。次に加入したパリ・サンジェルマン(PSG)でもリーグやカップ戦の優勝を経験した。欧州で数々のタイトルを獲得したセレソンの右サイドバックは2019年8月にサンパウロへ移籍し、17年ぶりの母国復帰となった。

 そんなアウヴェスは攻撃的な右サイドバックだ。足元の技術は抜群でパスセンスもある。個人技だけではなく、味方との連係が得意。バルセロナ時代に見せたリオネル・メッシとのコンビネーションプレーは圧巻だった。阿吽の呼吸でバルサの攻撃を彩った。スピードもあるアウヴェスだが、そのスピードに頼るのではなくテクニックを活かしたプレーをする。また、クロスの精度も高く右サイドをフリーにさせると大変危険だ。

 アウヴェスの攻撃に目が行きがちだが、小柄であるものの対人や空中戦も強い。東京五輪では間違いなく、攻守の中心となるだろう。また、同大会ではリーダーとしてチームを牽引することも期待されている。この男の活躍がブラジルの五輪連覇のカギとなるだろう。東京五輪でどんなプレーを見せてくれるのだろうか。