ユーロ2020(欧州選手権)は現地時間6日および7日に準決勝の2試合が行われるが、ここまで勝ち進んだ4チーム全てに所属選手が残っているクラブがひとつだけ存在している。今季チャンピオンズリーグ(CL)王者でもあるチェルシーだ。

 マンチェスター・シティとのイングランド対決を制してCL優勝を飾ったチェルシーからは、計15人の選手が各国代表選手としてユーロに出場しており、これはシティとバイエルン・ミュンヘンの14人を抑えて最多だった。準決勝と決勝を残すのみとなった段階でも、計7人が4チームに分かれて勝ち残っている。

 自国のイングランド代表にはDFベン・チルウェル、DFリース・ジェームズ、MFメイソン・マウントの3人。さらにイタリア代表にもMFエメルソンとMFジョルジーニョ、スペイン代表にもDFセサル・アスピリクエタ、デンマーク代表にもDFアンドレアス・クリステンセンが名を連ねている。

 所属選手が大会に残っている人数ではシティの8人(イングランドとスペインに各4人)が最多だが、4チーム全てに所属選手が残っているクラブはチェルシー以外にない。少なくとも1人は今大会で優勝を飾り、CLと合わせて同一年の2冠を達成することになる。

 チェルシーのCL制覇は今年が2回目だったが、前回の2012年もちょうどユーロの開催年だった。スペイン代表がユーロ優勝を飾ったその年は、MFフアン・マタとFWフェルナンド・トーレスの2人がCLと合わせての2冠を達成していた。

 ユーロ2016でポルトガル代表が優勝した5年前には、CL王者レアル・マドリードに所属していたDFペペとFWクリスティアーノ・ロナウドが2冠を獲得した。ごく一部の選手にしかチャンスの訪れないこの栄誉を今回手にするのは誰になるのだろうか。