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 日本代表は2日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選でオマーン代表と対戦する。アジア最終予選の中でも大事なホームでの一戦を、森保一監督はどのようなメンバーで臨むのか。オマーン戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する。

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権田修一(清水エスパルス)
生年月日:1989年3月3日
日本代表通算成績:22試合10失点

 日本代表で長きに渡り守護神を務めた川島永嗣、東京五輪でその実力を証明してみせた谷晃生と実力者が揃う中で、現在正守護神に君臨するのが権田修一だ。この守護神は、2013年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会に向けたアジア最終予選以来、8年ぶりのアジア最終予選に挑むことになる。

 2013年のアジア最終予選の際には、川島と西川周作に次ぐ3番手として招集。試合に出ることは叶わず、ベンチから試合を見守った。そして今回、8年越しに正守護神としてアジア最終予選に挑む権田は、ベテランとしてチームを牽引する活躍を誓う。

DF

酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:65試合1得点

 東京五輪にオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場し、攻守にわたり奮闘した酒井宏樹は、今夏浦和レッズに移籍。8年ぶりにJリーグに復帰した。フランスでネイマールやキリアン・エムバペと渡り合った酒井は、東京五輪後すでにJリーグ4試合連続フル出場。疲れを見せず、良いコンディションを維持している。

 攻撃面では、果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスを生む。守備面でもフランスリーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で世界のスター選手を抑えてきた対人の強さで右サイドを封鎖。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表にとって欠かせない。今回のオマーン戦でも攻守で牽引する活躍を期待したい。

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:107試合11得点

 日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、東京五輪でもオーバーエージ( OA:25歳以上)として出場。U-24日本代表でもキャプテンを務め、若手選手たちを牽引しベスト4に進出した。所属しているサンプドリアでも開幕戦からフル出場。主力に定着している。

 対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、試合終盤には前線にターゲットマンとして残り、攻撃の軸にもなる。守備だけでなく前線へのロングフィードも高精度。この男なくして今の強固な守備を誇る日本代表は実現できていないだろう。

植田直通(ニーム/フランス)
生年月日:1984年10月24日
日本代表通算成績:15試合1得点

 昨季はリーグ・ドゥ(2部)のニームで9試合の出場に止まったが、今季は開幕戦から全試合フル出場。スタメンを確保し、ここまで6戦無敗に貢献している。日本代表でもスタメン奪取に向け、好スタートを切っている。

 2015年から度々日本代表に招集されるも、なかなか出場機会が得られていない植田がスタメンを奪取するには、今回の招集でのアピールが必要になる。高い身体能力とスピードを持ち合わせるこのDFには、吉田麻也と冨安健洋の定位置を脅かす活躍を見せてほしい。

長友佑都(無所属)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:125試合4得点
 
 昨季、酒井宏樹も所属したマルセイユでリーグ戦25試合に出場した長友佑都は、シーズン終了後に退団。現在は無所属となっている。代表歴代2位の125試合に出場するベテランSBは、今もなおスタメンを確保し続けている。

 無尽蔵の体力で左サイドを上下動する長友が日本代表にもたらすものは多いが、無所属となっている現在は、試合勘とコンデションにやや不安が残る。Jリーグ復帰ではなく、海外で新たなチームを探す長友にとって、2日のオマーン戦は絶好のアピールの場となるはずだ。

MF

遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:28試合2得点

 東京五輪にオーバーエージ( OA:25歳以上)として出場し、攻守にわたり強靭なフィジカルで中盤を支配した遠藤航なくして、ベスト4進出はなかっただろう。所属するシュトゥットガルトで2年目にしてキャプテンを任されるこの男は、日本代表でも欠かせない存在となっている。

 遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。欧州5大リーグの中でもデュエルの勝率を重要視するブンデスリーガで、昨季は初挑戦にしてリーグ最多のデュエル勝利数を記録。中盤の球際でこの男が負けることはほとんどない。相手の芽を摘む守備はもちろんだが、攻撃でもゴールに絡むプレーを期待したい。

柴崎岳(レガネス/スペイン)
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:49試合3得点

 レガネスに移籍後スタメンに定着している柴崎岳は、昨季リーグ戦34試合に出場し2得点3アシストを記録。今季も開幕戦から3試合連続でスタメン出場している。過酷な戦いが続くアジア最終予選を前に柴崎の復帰は、日本代表にとって好材料なった。

 鋭い戦術眼と広い視野を活かし、長短を織り交ぜた正確無比なパスで試合をコントロールする柴崎は、昨年11月以来の復帰となる。東京五輪代表の田中碧は今回招集されていないが、今後柴崎のライバルとなることは間違いない。再び日本代表に定着するために、安定したプレーで代表のタクトを振る活躍が必要となるだろう。
 
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:13試合4得点

 昨季のフランクフルトではスタメンに定着し、リーグ戦32試合でリーグ3位となる12アシストを記録。惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権は逃したが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権内の5位に貢献した。その活躍から今夏には、トッテナムやACミランからの関心も寄せられた。

 アジア2次予選以降、日本代表に定着した鎌田大地は、中盤からのスルーパスやペナルティーエリア深くに切り込んでクロスなど、様々な局面からアシストすることが出来る。ドイツで躍動する鎌田に、オマーン戦でも攻撃を牽引する活躍を期待したい。

WG&FW

伊東純也(ヘンク/ベルギー)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:24試合5得点

 昨季、海外日本人で最も活躍したのは間違いなく伊東純也だろう。リーグ戦32試合で10得点12アシストを記録。ヘンクで攻撃を牽引する伊東は、抜群のスピードを活かしたドリブルからのゴールやアシストだけでなく、今季は攻撃の起点となり周りを活かすプレーも見せている。4節には味方との連係から見事なミドルシュートを決め、今季初ゴールをマークした。
 
 今では日本代表に欠かせない存在となっているが、同じ右サイドには久保建英や堂安律といった東京五輪に出場し、同じく海外で活躍する実力者が名を連ねている。現状のポジション争いでは伊東がリードしていることは間違いないが、1試合ごとのパフォーマンスによってはすぐに入れ替わる可能性もある。最終予選もだが、チーム内でも気を抜けない戦いが繰り広げられている。
 
久保建英(マジョルカ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:11試合0得点

 東京五輪でU-24日本代表の攻撃を牽引し、グループリーグ3試合連続ゴール。グループリーグ突破とベスト4進出に大きく貢献した20歳のMFは、今季2年ぶりにマジョルカに復帰した。開幕戦は試合終盤の出場となったが、その後の2節と3節はスタメン出場。攻撃の主軸として2連勝に貢献している。

 前線の2列目を主戦場とする久保は、卓越したテクニックを武器に、相手の意表を突くパスや一人で局面を打開するドリブルで多くのチャンスを作り、違いを生み出すことができる。代表でまだゴールを決めていないが、オマーン戦では初得点を決める活躍でチームに勢いをつけてほしい。

古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
生年月日:1995年1月20日
日本代表通算成績:6試合3得点

 セルテックに加入以降、公式戦9試合で7得点と凄まじい速度で得点を量産する古橋亨梧は、今季ここまでの海外日本人選手の中で最も活躍している選手と言っても過言ではないだろう。スコットランドの地で覚醒し、一瞬の隙で敵を仕留めるこの男は、ペナルティーエリア内で最大の脅威となる。

 古橋は豊富な運動量で前線からのプレッシングを遂行し、カウンターの場面ではスピードを武器に駆け上がる。抜群のスピードで抜け出すと、DFは簡単に追いつくことができない。そして、ゴール前に飛び込むタイミングと相手DFの死角に入る動きは一級品。セルティックでの好調そのままに、オマーン戦でもゴールを期待したい。

予想フォーメーション

▽GK
権田修一

▽DF
酒井宏樹
吉田麻也
植田直通
長友佑都

▽MF
遠藤航
柴崎岳
伊東純也
久保建英
鎌田大地

▽FW
古橋亨梧