GK</h2> 

 日本代表は7日、FIFA ワールドカップカタール2022・アジア最終予選第2節で中国代表と対戦する。2日に行われたホームでのオマーン代表戦でまさかの敗戦を期した日本代表は、この試合の勝利が必須となる。敗戦を払拭するために重要な一戦で森保一監督はどのようなメンバーで臨むのか。中国戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する。

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権田修一(清水エスパルス)
生年月日:1989年3月3日
日本代表通算成績:22試合10失点

 日本代表に長く名を連ねている川島永嗣、東京五輪でその実力を証明してみせた谷晃生と実力者が揃う中で、現在正守護神に君臨するのが権田修一だ。この正守護神は、2013年のFIFAワールドカップブラジルに向けたアジア最終予選以来、8年ぶりのアジア最終予選に挑んでいる。

 その権田は、2日に行われたオマーン代表戦に先発出場。失点こそしたものの、終始安定したパフォーマンスで再三のピンチを防いだ。勝利が必須の中国代表との一戦でも、安定したパフォーマンスで日本代表のゴールを死守するはずだ。

DF

室屋成(ハノーファー/ドイツ)
生年月日:1994年4月5日
日本代表通算成績:15試合0得点

 昨季ブンデスリーガ2部のハノーファーに移籍した室屋成は、移籍後すぐにスタメンに定着。対人の強さと果敢なオーバーラップや、広い視野で味方の動き出しに瞬時に合わせられるパススキルで攻守に貢献している。

 2020/21シーズン終了後すぐに東京五輪に出場するなど、休みなくプレーし続けていた酒井宏樹は、オーバーワークを考慮され日本代表を途中離脱。その穴を埋めるのは、室屋しかいないだろう。代表戦出場時に酒井に劣らない安定感のあるプレーを見せるこのDFは、勝利が必要な中国戦で重要な役割を担う。

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:108試合11得点

 日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、東京五輪でもオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場。U-24日本代表でもキャプテンを務め、若手選手たちを牽引しベスト4に進出した。所属しているサンプドリアでも開幕戦からフル出場。主力に定着している。

 対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、試合終盤には前線にターゲットマンとして残り、攻撃の軸にもなる。守備だけでなく前線へのロングフィードも高精度。オマーン代表戦では試合終盤に失点こそしたものの、それまで再三のピンチを防いだ。中国代表戦では、東京五輪でもコンビを組んだ冨安健洋とともに相手の攻撃を完封してほしい。

冨安 健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:23試合1得点

 2019年に移籍したボローニャでイタリア中にその名を轟かせた冨安健洋には今夏、多くのオファーが殺到した。その中からイングランドの名門、アーセナル移籍を決断。日本代表不動のCBにもなった冨安は、欧州3年目にして世界的ビッグクラブに移籍を果たした。

 CBとSBでプレーできる冨安は、粘り強い守備だけでなく両足ともに正確なロングフィードを蹴ることができる。さらに、果敢なオーバーラップでゴールに迫るプレーが可能な現代型CBだ。試合終盤に集中力を欠き敗北したオマーン代表戦は移籍の関係により欠場したが、中国代表戦を前に代表に合流。厳しいアウェイ初戦を勝利に導く鉄壁を期待したい。

中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
生年月日:1997年2月16日
日本代表通算成績:5試合0得点

 ボランチを主戦場とするも、東京五輪では左SBで安定したプレーを見せ、ベスト4進出に貢献した中山雄太は、今回の FIFAワールドカップカタール2022出場に向けたアジア最終予選メンバーに招集された。

 2日のオマーン代表戦では、長きに渡り日本代表不動の左SBを務めてきた長友佑都がフル出場するも、持ち前のスタミナ以外は精彩を欠いたプレーが目立った。その他、佐々木翔も選出させているが、献身的なプレーで守備面に安定感をもたらす中山がその代わりを担うだろう。

MF

遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:29試合2得点

 東京五輪にオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場し、攻守にわたり強靭なフィジカルで中盤を支配した遠藤航なくして、ベスト4進出はなかっただろう。所属するシュツットガルトで2年目にしてキャプテンを任されるこの男は、日本代表でも欠かせない存在となっている。

 遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。欧州5大リーグの中でもデュエルの勝率を重要視するブンデスリーガで、昨季は初挑戦にしてリーグ最多のデュエル勝利数を記録。中盤の球際でこの男が負けることはほとんどない。オマーン代表戦では柴崎岳との連係が上手くいかず、スペースを使われる場面が多々見られたが、中国戦ではそのフィジカルの強さで相手を圧倒する活躍を見せてほしい。

守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:9試合2得点

 20/21シーズンの冬にサンタ・クララに移籍した守田英正は、加入後すぐにスタメンに定着。昨シーズンに続き、今季もここまでリーグ戦フル出場を続けている。安定したシンプルなプレーで攻守の橋渡し役を担う守田は、圧巻のプレーで中盤に君臨する。

 FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選で遠藤航と見事な連係を見せた守田は、オマーン代表戦で低調なパフォーマンスだった柴崎に代わり、今夜の中国代表戦ではスタメンに入るだろう。中国戦では、果敢にゴール前にも顔を出す守田と強靭なフィジカルで相手の芽を摘み取る遠藤が、攻守でバランスの取れた連係で中盤を支配する。
 
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:14試合4得点

 昨季のフランクフルトではスタメンに定着し、リーグ戦32試合でリーグ3位となる12アシストを記録。惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権は逃したが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権内の5位に貢献した。その活躍から今夏には、トッテナムやACミランからの関心も寄せられた。

 アジア2次予選以降、日本代表に定着した鎌田大地は、中盤からのスルーパスやペナルティーエリア深くに切り込んでクロスなど、様々な局面からアシストすることが出来る。しかし、オマーン代表戦では、相手が中央で強固な守備を築いたことでほとんどボールに触ることが出来なかった。中国代表戦では、持ち前のドリブルと意表を突くパスで勝利に導く活躍が必要になる。

WG&FW

伊東純也(ヘンク/ベルギー)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:25試合5得点

 昨季、海外日本人で最も活躍したのは間違いなく伊東純也だろう。リーグ戦32試合で10得点12アシストを記録。ヘンクで攻撃を牽引する伊東は、抜群のスピードを活かしたドリブルからのゴールやアシストだけでなく、今季は攻撃の起点となり周りを活かすプレーも見せている。4節には味方との連係から見事なミドルシュートを決め、今季初ゴールをマークした。
 
 今では日本代表に欠かせない存在となっているが、同じ右サイドには久保建英や堂安律といった東京五輪に出場し、同じく海外で活躍する実力者が名を連ねている。現状のポジション争いでは伊東がリードしていることは間違いない。しかし、オマーン代表戦では、前半に決定機を迎えるも決めきれず、その後も決定的な仕事は出来なかった。日本代表の攻撃を牽引出来るだけの実力を持つ伊東は、中国代表戦では結果を残せるだろうか。

古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
生年月日:1995年1月20日
日本代表通算成績:7試合3得点

 セルテックに加入以降、公式戦9試合で7得点と凄まじい速度で得点を量産する古橋亨梧は、今季ここまでの海外日本人選手の中で最も活躍している選手と言っても過言ではないだろう。スコットランドの地で覚醒し、一瞬の隙で敵を仕留めるこの男は、ペナルティーエリア内で最大の脅威となる。

 古橋は左サイドよりも中央の方が輝く選手である。それは、オマーン代表戦でも明らかになった。しかし、南野拓実が離脱し、原口元気がオマーン代表戦で力不足を露呈するなど左サイドが人材難となっている中、森保一監督がこの古橋を懲りずに左サイドで起用する可能性が残念ながら低いとは言えない。そのため、今回は左サイドでの先発を予想している。

大迫勇也(ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年5月18日
日本代表通算成績:50試合23得点

 8年間ブンデスリーガで世界各国の強靭なDF相手にプレーしてきた大迫勇也は今夏、ヴィッセル神戸に移籍。Jリーグ復帰を果たした。大柄な相手にも屈せず安定したポストプレーと巧みなシュートで攻撃を牽引する大迫は、日本代表のエースとして君臨する。

 ポストプレーやシュートだけでなくパススキルも持ち合わせ、チャンスメイクもできる大迫は、ブレーメンではMFとしてもプレーした。日本代表の最前線で体を張るこのFWは、その高い柔軟性を活かし、日本代表に幅広い攻撃パターンをもたらしている。敗戦したオマーン代表戦では厳しいマークを受け、本領を発揮できなかったが、中国代表戦ではエースとして日本を勝利に導くゴールを期待したい。

予想フォーメーション

▽GK
権田修一

▽DF
室屋成
吉田麻也
冨安健洋
中山雄太

▽MF
遠藤航
守田英正
伊東純也
鎌田大地
古橋亨梧

▽FW
大迫勇也