GK紹介

プレミアリーグも2021/2022シーズンが開幕した。王座奪還を狙うマンチェスター・ユナイテッドは今夏、ラファエル・ヴァラン、ジェイドン・サンチョを獲得。さらにクラブのレジェンド、クリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりに復帰を果たした。今回は、マンチェスター・ユナイテッドの最新のスターティングメンバー11人をフォーメーションとともに紹介する(直近数試合のメンバーとフォーメーションを元に作成)。

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ダビド・デ・ヘア(スペイン代表/背番号1)
生年月日:1990年11月7日(30歳)

 在籍10年目を迎え、最古参となったダビド・デ・ヘアは、13/14シーズンから3季連続でクラブ年間最優秀選手に選出された。クラブの低迷期を支えた続けたこの男は、今季も絶対的守護神としてマンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスに君臨。

 鋭い反射神経とどんな場面でも動揺しない冷静さで至近距離のシュートや1対1に強いデ・ヘアの実力は、プレミアリーグトップクラス。しかし、毎シーズン訪れる不安定な時期があるのが気がかりだ。安定したパフォーマンスを見せることが出来れば、マンチェスター・ユナイテッドの王座奪還に死角はないだろう。

DF紹介</h2>

アーロン・ワン=ビサカ(イングランド代表/背番号29)
生年月日:1997年11月26日(23歳)

 2018年にクリスタルパレスでプロデビューを果たしたアーロン・ワン=ビサカは、対人での強固な守備を武器にスタメンに定着。翌年には、プロ2年目にして5500万ユーロ(約66億円)と巨額の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たした。

 完璧な間合いからのクリーンなタックルで相手からボールを刈り取るワン=ビサカは、1対1で抜かれることはほとんどない。攻撃面で少し物足りないところはあるが、対人守備の強さは間違いなくワールドクラス。パスやドリブルの精度を向上させ、今以上に攻撃に関与できるようになれば、さらに高い評価を受けるだろう。

ラファエル・ヴァラン(フランス代表/背番号28)
生年月日:1993年4月25日(32歳)

 クラブと代表の両方で数々のタイトルを獲得してきたラファエル・ヴァランは、まさに優勝請負人。レアル・マドリードで全てを手に入れたヴァランは今夏、新たな挑戦を求めマンチェスター・ユナイテッドに加入した。

 191cmの恵まれた体格を持ち、強靭なフィジカルとDF離れしたスピードで広範囲をカバーできるヴァランの存在は、チームに大きな影響をもたらす。プレミアリーグデビュー戦では、初戦ということを忘れさせる程の落ち着きを見せ、無失点での勝利に貢献した。この男の加入により、守備面に問題を抱えていたマンチェスター・ユナイテッドのDFラインは、鉄壁へと変貌する。

ハリー・マグワイア(イングランド代表/背番号5)
生年月日:1993年3月5日(28歳)

 奇跡のプレミアリーグ優勝後、プレミア内でもトップクラブに成長したレスターで頭角を現したハリー・マグワイアは、2019年にDF史上最高額となる8700万ユーロ(約104.4億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入。低迷するマンUの新たなディフェンスリーダーとなった。

 空中戦で圧倒的な強さを見せるマグワイアは、攻守でセップレーに貢献。強靭なフィジカルを活かし、密集したペナルティーエリア内でも確実に自らのプレーエリアを確保できる。スピードと足元の技術に不安はあるが、新加入のラファエル・ヴァランとの連係は良好。プレミア屈指の鉄壁を築き上げてる。

ルーク・ショー(イングランド代表/背番号23)
生年月日:1995年7月12日(26歳)

 マンチェスター・ユナイテッドに加入後、度重なる怪我により低調なパフォーマンスが続いたルーク・ショーは、オーレ・グンナー・スールシャール監督の下で完全復活。今や世界最高の左SB、ロベルト・カルロスと比較されるまでに成長した。

 ルーク・ショーはスピード、テクニック、フィジカルの全てを兼ね備える。多彩なキックで味方にピンポイントで合わせる高精度のクロスは、まさに絶品。トランジションの際の的確なポジショニングで攻守両面に貢献する男は、SBの完成形と評されている。

MF紹介</h2>

ポール・ポグバ(フランス代表/背番号6)
生年月日:1993年3月15日(28歳)

 マンチェスター・ユナイテッドユース出身のポール・ポグバは、2011年にトップチームデビューするもリーグ戦出場は3試合のみ。ほとんど出場機会が得られなかったが、翌年移籍したユベントスで才能が開花。ワールドクラスのMFに成長を遂げ、2016年に復帰した。復帰後、低迷する同クラブで奮闘するも結果が出ず、毎年の移籍が囁かれるが、今季は開幕戦から絶好調をキープしている。
 
 華麗なテクニックと鋭い戦術眼を持つポグバは、相手の弱点を突くパスで多くのゴール演出する。そのチャンスメイク力はまさにワールドクラスだ。絶好調の今季は開幕節でいきなり4アシストをマーク。ここまで4試合で7アシストを記録している。アシストだけでなく強烈なミドルシュートでゴールも決めるこの男は、攻撃面においてほとんど欠点のないMFだ。

ネマニャ・マティッチ(元セルビア代表/背番号31)
生年月日:1988年8月1日(33歳)

 2009年にチェルシーに加入するも失敗に終わったネマニャ・マティッチは、2011年に加入したベンフィカでブレイク。ポルトガルでその実力を証明し、2013年に再びチェルシーに移籍した。ジョゼ・モウリーニョ監督の下で中盤の要となり、リーグ優勝を果たしたマティッチは2017年にマンチェスター・ユナイテッドで再びモウリーニョとタッグを結成。低迷した同クラブを中盤の底から支えた。

 鋭い危機感知能力と広い視野を持つマティッチは、的確なポジショニングで広範囲をカバーする。相手の攻撃の芽を摘み取り、すぐさま攻撃に起点となれるこのMFは攻守でチームの要となっている。近年ではスコット・マクトミネイの頭角もあり、出場機会を減らしているが、未だマンチェスター・ユナイテッドにとって重要な選手であることに変わりはない。

メイソン・グリーンウッド(イングランド代表/背番号11)
生年月日:2001年10月1日(19歳)

 2019年にトップチームデビューを果たしたメイソン・グリーンウッドは、19/20シーズンにはリーグ戦31試合で10ゴールを記録。プレミアリーグで18歳にして、2桁得点を決めた3人目の選手となった。また昨季はリーグ戦通算17得点を決め、ウエイン・ルーニーの持つマンチェスター・ユナイテッドの10代選手でのプレミア最多得点記録を更新。今季も開幕戦から3試合連続ゴールを決め、記録を更新し続けている。

 19歳にしてプレミアリーグでゴールを量産するグリーンウッド最大の武器は、両足から放たれる強烈かつ正確なシュートだ。華奢な体からは想像できない程の豪快なシュートを針の穴を通すコントロールで突き刺す。さらに、スピードを活かしたサイド突破からチャンスメイクもできるこの男は、まさにマンチェスター・ユナイテッドの未来だ。

ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/背番号18)
生年月日:1994年9月8日(27歳)

 母国のスポルティングCPでその名を世界に轟かせたブルーノ・フェルナンデスは、2020年冬にマンチェスター・ユナイテッドに移籍。シーズン後半からの加入ながら14試合で8得点7アシストを記録し、土壇場でのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)圏内の3位フィニッシュに貢献した。昨季は37試合18得点11アシスト。今季も開幕戦で4得点を決めるなど、プレミアリーグで圧倒的な記録を残し続けている。

 加入後すぐに攻撃を牽引し、チームを好転させたブルーノ・フェルナンデスはすでにマンチェスター・ユナイテッドの顔となっている。高い決定力と多彩なパスで得点とアシストを量産するこの男の攻撃センスはプレミア屈指だ。今夏には、ジェイドン・サンチョの獲得やクリスティアーノ・ロナウドの復帰もあったが、もはやこのMFなくして王座奪還はありえない。

ジェイドン・サンチョ(イングランド代表/背番号25)
生年月日:2000年3月25日(21歳)

 マンチェスター・シティユース在籍時、ジョゼップ・グアルディオラ監督にその才能を認められるもトップチームデビューが叶わなかったジェイドン・サンチョは、2017年にドルトムントに移籍。ドイツで圧倒的なパフォーマンスを見せ、ブレイクを果たした。そして今夏、8500万ユーロ(約102億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入。かつてのライバルクラブでプレミアリーグに初挑戦する。

 卓越したテクニックとスピードを活かしたドリブルで複数人からのプレスも華麗にかわすサンチョは、個でもチームメイトとの連係でも局面を打開できる。さらに、密集したゴール前でも冷静な状況判断でその場の最適解を選択でき、正確なラストパスとコントロールシュートで得点とアシストを量産する。初挑戦のプレミアではここまで結果を残せていないが、シーズン終了後には得点とアシストともに2桁を記録しているかもしれない。

FW紹介</h2>

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/背番号7)
生年月日:1985年2月5日(36歳)

 名将サー・アレックス・ファーガソン監督にその才能を見出され、2003年にマンチェスター・ユナイテッドに加入したクリスティアーノ・ロナウドが今夏、12年ぶりにオールド・トラフォードに帰還した。2009年に移籍したレアル・マドリードで世界最高のストライカーへと貌を遂げたC・ロナウドは、復帰戦でいきなり2ゴール。ホームで最高の復帰戦を飾った。

 常軌を逸した滞空時間と高い打点で圧倒的な空中戦の強さを誇り、さらに的確なポジショニングと相手DFの裏を取る上手さなど、FWに必要な要素を全て兼ね備え、得点を量産するC・ロナウドはまさに世界最高。高い決定力はもちろんだが、重要な場面で決めきる実力と嗅覚でこの男の右に出る者はいない。36歳となってなお、得点を量産し続けるC・ロナウドが今季どれだけゴールを決めるのか注目したい。

【了】