アーセナルでのデビュー以来好プレーを見せている日本代表DF冨安健洋は、現地時間26日に行われたトッテナムとのダービーマッチでも勝利に貢献した。英メディアでは冨安自身のパフォーマンスだけではなく、補強を決断したクラブに対しても称賛の声が強まっている。

 冨安はプレミアリーグで開幕3連敗という最悪のスタートを切っていたチームに加入すると、2試合連続での完封勝利に貢献。さらにトッテナム戦でも空中戦で非常に高い勝率を記録するなど力強いプレーを見せ、現地メディアからも3試合続けて高い評価を得ることになった。

 夏の移籍市場最終日にボローニャからアーセナルへ電撃移籍する形となった冨安だが、直前まで移籍先として有力視されていたのは他ならぬトッテナムだった。その冨安がダービーマッチでアーセナルの勝利を助けたことについて、英『トークスポーツ』は「スパーズのミスがアーセナルの利益に」と述べ、補強の決断が明暗を分けたという見方を示している。

『フットボール・ロンドン』も、冨安の獲得について「見事な補強だった」とアーセナルのエドゥーSD(スポーツディレクター)を称賛。トッテナム戦では前半に3ゴールを奪った攻撃陣が光ったが、「冨安の印象的なパフォーマンスも試合のひとつの側面だった」と述べた。

 トッテナムは移籍市場の終了直前に冨安からターゲットを変更し、バルセロナのブラジル代表右サイドバックのエメルソン・ロイヤルを獲得。冨安は「加入時にはあまり力が知られていなかった」こともあり、当初はトッテナムの選択が称賛されたと同メディアは振り返っている。

 だが冨安がダービーマッチを含めたアーセナルの3連勝に貢献しているのとは対照的に、エメルソンはトッテナムでのデビューから2試合連続で0-3の敗戦を喫し、アーセナル戦では先発を外れて交代出場となった。冨安は「トッテナムに対して彼らが逃したものが何であったかを見せつけた」と、両クラブの選択がもたらした結果が強調されている。